平成版・泣いた赤鬼(1995)

高田延彦の引退宣言(参照:7年半の引退ロード)と参議院選挙の落選、

山崎一夫の離脱に伴う新日との舌戦と対抗戦の噂、

95年夏は、まさにUインター激動期の真っ只中でした。

そんな中でメインの重責を果たしていたのが、

田村潔司でした。

セミで高田が選挙後の復活戦を行った直後のメイン、

田村は2ヶ月前にセメントマッチ(参照:修羅場の田村)を敢行した、

ゲーリー・オブライトとの再戦に臨みました。
気合満点のゲーリー

ゲーリーにとってはこれがUインターとの惜別の一戦。

田村は田村で重大な決意を持ってのリングインでした。
田村リングインと同時に睨み合い

1995年8.18 東京ベイNKホール

田村潔司vsゲーリー・オブライト

田村潔司vsゲーリー・オブライト

ちょうど18年前の今日行われた試合を振り返りましょう。

前戦とは打って変わり、

立ち上がりは探る様な差し合いから、
差し合いから、

ゲーリーは素早く飛行機投げor一本背負いの仕掛け、
ゲーリーの素早い飛行機投げを、

これを田村は難なく切ります。
難なく切る田村

そのままバックを取りますが、

下からゲーリーが田村の足を極めに行きます。
ゲーリーは足狙い

田村もすぐに腕十字に切り返し。
田村腕十字に切り返すもゲーリーかいな力で返す

かいな力に勝るゲーリーはクラッチを切らせずに、

上体を起して脱出し、スリーパーに入ります。
ゲーリーのスリーパーに、

太い腕で締め上げると、

田村たまらず最初のエスケープ。
たまらず田村エスケープ

ブレイク後スタンドで再開、

再び差し合いから田村が胴タックルへ。
差し合いから田村胴タックルへ、

ここは待ってました、とばかり、

ゲーリーが逆にカンヌキに捕らえて、

引き付けに行きます。
すかさずゲーリーはカンヌキに取る、

危険回避の田村は自ら倒れ込んで逃れると、

ゲーリーはグラウンドコントロールで田村を引っ繰り返して、
田村自ら倒れこむとゲーリーは引っ繰り返して、

ロビンソン仕込みのダブルリストロック。
ダブルリストロック

完全には極まっていない様に見えましたが、

田村は大事を取ってのエスケープ。
田村2度目のエスケープ

こう見ると、4年に亘るUインターでの激闘において、

ゲーリーは着実にサブミッション技術を高めてきた事がわかりますね。

反面、豪快さが失われつつあったかも知れませんが、

“プロレスラー”としてのスキルは間違いなく向上していました。

密着すると不利と見た田村は、

一転して鋭いローキックを放っていきます。
ローで打開を図るが、

が、冷静なゲーリーはキャッチすると、

一気に組み付いて、
ゲーリーは組み付いて、

瞬時にベリー・トゥ・ベリーで田村をマットに叩きつけます。
瞬時にベリー・トゥ・ベリー

そのままクラッチを切らずに、

バックに回って田村が起き上がるタイミングを待って、
さらにバックを取って…、

殺人ジャーマンを狙いますが、

田村はバックハンドのエルボーを連打して回避。
…のジャーマンはエルボーで阻止

膝の正面からローキックを打つと、
膝へのローから、

後ずさってコーナーに来たゲーリーに駆け寄って、

串刺し式のジャンピングハイキック!!
串刺し式ジャンピングハイ!!

しかしこれは当たりも浅く、

もう一度組み合うと、

ゲーリーはがぶりから軽量の田村を潰し、
ゲーリーはがぶって潰すと、

スピーディにバックへ回ると…、

ガッチリとフルネルソンへ!!
フルネルソンへ!!

戦慄のフルネルソン・スープレックスだけは食うまいと、

田村必死のディフェンスに、

ゲーリーはクラッチをボディで結び直して、
田村が耐えるとジャーマンに切り替えるが、

ぶっこ抜きにかかりますが、

体を浮かせながら田村必死のバタ足ディフェンス!!
田村バタ足で耐える、

ならばもう一回、とゲーリーはフルネルソン!!
もう一度フルネルソンへ、

なりふり構わず田村は全身ごとエスケープ!!
田村必死にエスケープ

このスリリング感!!…これを見返しちゃうと、

いかんせんU-STYLEでの藤井戦(参照:STYLEの中のSPIRITS)はセルフカバーに過ぎないんだよなぁ。

田村の打開策はあくまで打撃、

ローキックも効いて来ました。
ローが効いてきた

またもコーナーに下がるゲーリーを追って、

追撃を狙いますが、

ここでカウンターの両足タックル…巧いっ!!
ゲーリー両足タックルから、

そのままジャーマン狙い!!

田村絶体絶命か!?
再びジャーマン狙い!! 耐える田村!!

今度はロープに逃すまい、とばかり、

ゲーリーはリング中央まで田村を引き戻します。

田村は下がりながらゲーリーの左足を押さえておいて、
中央に引っ張ってきたゲーリーを、

その反動で一気に前方回転しながら、
田村は反動で転がして、

ゲーリーの左腕を捕らえると、
左腕を捕えた!!

クラッチを切ってダブルリストロック!!
ダブルリストロックでゲーリーは瞬時にタップアウト

すぐにゲーリーはタップアウトしますが、

そのまま田村は腕ひしぎ十字固めへ。
さらにダメ押しの腕十字

終わってみればUインターならではの名勝負でありながら、

田村の快勝劇でもありました。

泣きっ面のゲーリー。
泣きっ面のゲーリー

極められた痛みからか?

それとも…?

これまた前戦とは打って変わって、

ゲーリーは田村をガッチリ抱擁してから、
ガッチリと抱擁して、

素直に田村の勝利を讃えます。
田村の勝利を讃える

かつてボロ布の如く叩き潰した若僧(参照:世界4位~前編~~後編~)に、

技術と実力で完敗した夜、

この日がゲーリーにとってUインター最後の夜でした。

その後、ゲーリーは憧れの地であった、

全日本プロレスという名のメジャー団体に到達する事が出来ました。

一時的ではありますが、

夢が叶って本当に良かったと思います。



そんな感傷を打ち消すかの様に、

田村はマイクを手にします。
そして田村はマイクを持った

それはUWF史に大きなクサビを打ち込む、

爆弾発言でした。

明日に続けましょう。

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tag : 田村潔司 ゲーリー・オブライト

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>○○さん

どうしてでしょうね?

すみませんでした。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
44歳のプロレス話


待て待て待て待て!! 読め!! 俺の記事をこの野郎!! 待て貴様ぁ!!

どーですかぁーーーー!!

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