「水」のち「お辞儀」ときどき「小太刀」(2002)

春にUpした新旧メインエベンターの入場シーン(参照:クネりの花道極上の予定調和)が、

意外と好評でしたので、

ここは入場シーンといえば私的に外せない、

田村潔司に登場してもらいましょう。

田村の入場と聞くと、

ほとんどの方がKOKでのヘンゾ・グレイシー戦を挙げると思います。

しかしあの時はスペシャルバージョンというか、

『UWFメインテーマ』での入場でしたので、

やはりここは“正調”である、

『FLAME OF MIND』での入場で行きましょう!!



PRIDEの聖地”さいたまスーパーアリーナの入場ゲートに姿を現わすと、

右手には大一番限定アイテムの“小太刀のお守り”(参照:極限のうどんの味)が握られています。
ダンダンダダダンダダダンダダン!!

レニー・ハートさんのコールの中、

顔を上げるとまさに鬼気迫る表情!!
大観衆を見渡す鬼気迫った表情

ゲートが上昇する中、
一歩踏み出す

一瞬眼を閉じ、
一瞬眼を閉じて、

見開くとさらに険しい顔付きで“への字口”
見開くと表情が一変

ゲートが開くとセコンドと共に、

花道を歩き始めます。
小太刀を右手に携えて花道を歩く

リングサイドの柵の前でボディチェックを受け、

それが終わるとさらに険しい表情。
ボディチェックを終えて一層険しい表情

RINGS時代から必ず行う、

一連ののくだり。

軽く口に含んで、
水を少量、口に含む

ペットボトルから足元に少量落として、
足元に打ち水して、

ゆっくりとシューズの底を清めてから、
靴底を“清める”

リングイン直前で小太刀に最後の祈りを捧げ、
リングイン直前で小太刀に祈りを捧げて、

咆哮一発。
咆哮一発

これも最初の大一番(参照:完成形の方向への咆哮)から変わらない流儀ですね。

しっかり小太刀を携えたままリングイン。
ロープを跨いで、

そのままリング中央に歩を進め、

胸を張って会場を見渡します。
会場を見渡す

そしてゆっくりとお辞儀
礼、

時計回りに90度向きを変えて、

再びお辞儀。
そして礼、

さらに90度変えてお辞儀。
さらに礼、

最後に90度向きを変えて、

会場の奥まで見渡してから、
遠方を見て、

さらにゆっくりとお辞儀。
最後に礼

これもリングス時代から始まったものですが、

田村にとってはプロとして大変意味深いものがあります。

孤高の選択
 孤高の選択 より

田村
これは、いわば僕の儀式のようなもの。
参考までに書くと、あれは会場の中心から、あらためてその雰囲気を確かめているのだ。
観客はどの程度できあがっているのか。この試合にどれだけ期待しているのか。観客が期待すればするほど、闘志が湧いてくる。
実際、それが見えたりするから、あの儀式は僕にとって重要なのである。
つまり、競馬でいうとパドックみたいなもの。


頭を上げると対角線…、
顔を上げて、

この日はまだ入場前の相手コーナーを一瞥。
対角線を一瞥

そこから静かにコーナーで佇むと、

リングアナの選手紹介の時間がやって来ました。

「田村ー潔ーー司ーーー!!」
選手コールで相手に一礼

ルールの最終確認では、

逸る相手の睨み合いに一切応じず。
睨み合いに応じず、

もう一度コーナーへ戻ると、

ゴング寸前に“虚空を見つめて”何かの祈りを(?)。
ゴング直前…虚空に祈りを(?)

どうでしょうか…、

この“いちいち”何かを含ませた行動こそ、

田村が田村たる由縁なのですが、

パフォーマンスと呼ぶにはちょっと重いというか、

田村自身も言う様にこれら一連の儀式だと思います。

試合中において余計な装飾を不要とするMMAの世界でも、

田村が必要以上に時間を取って一連の儀式を展開するのは、

一つは小太刀に代表される様に、

最後の神頼みでもあるでしょうし、

もう一つ勝手な想像ですが、

誰かに対する祈りでもある様に思えます。

負けられない試合や、

失敗が許されない局面において、

田村は誰かと一緒に闘っている様な、

そういった部分が垣間見えます。

あくまでも勝手な想像に過ぎませんが。

とにかくこの数分間のドキドキワクワク感、

他の選手からは得られないものがあるのです。

関連記事

tag : 田村潔司

comment

Secret

No title

こういうふうにしてるんですね~
見たことがなかったので 面白く読ませてもらいました。

あたしは 真輔がデビューのころ リング下でやってた 合掌(?)がとても好きです。
まね して 覚えました。(どういう意味か 知らないので ご存知でしたら教えてください)
どこかで やってやろう !!! と 思ってるのですが
はて?? どこでやろう・・・
会長の挨拶とかの 前?(あ。ケロさんPTA会長ですねん)
変な人と おもわれるんだろうなぁ~・・・(笑)

今月は札幌で試合 ありますね。
行かれますか? あたしは今回も 行けません・・・(泣)
真輔のうちわ ほしい・・・

No title

いや~たまらないですね。

田村の入場時毎回胸が苦しくなると言うか、
締め付けられるような気分でした(特にPRIDE時代)。
でも、それが最高だったりします(笑)

そういや、高橋義生が引退を発表しました。
「これはスポーツでもなければ、試合でもない。俺とお前の殺しあいだ!」
一連の流れとこの最後の言葉に、いつぞやの言葉を思いだしグッときてしまいました。

9月は十数年ぶりにパンクラスを見に行く予定です。

>ケロさん

見たことがなかったので面白く読ませてもらいました<そうでしたか…。
いや今では北海道でMMAを地上波で普通に観る機会もないですし、それが当然かも知れませんね。

真輔がデビューのころリング下でやってた合掌<あれは何でしょうね。
合掌の前に指先で何か振り撒く様な仕草していましたよね。クネってからは一切やらなくなりましたけど。

会長の挨拶とかの前?<いややらない方がいいでしょう(笑)。
会長の挨拶…ならば開口一番「元気ですか!!」でどうでしょう?(笑)。

今月は札幌で試合…行かれますか?<カードを見て、行かない事に決めました。

テイセン3連戦…成功すると良いですね。

>名も無き戦士さん

田村の入場時毎回胸が苦しくなると言うか、締め付けられるような気分…でも、それが最高だったりします(笑)<わかりますわかります!! その気持ち。
でも古くはワープロでの猪木やタイガー、新生Uの前田の大一番、そしてUインター~PRIDEでの高田、桜庭、もちろん田村…とそれが一番の醍醐味だったかも知れないですね。

高橋義生が引退を発表…「これはスポーツでもなければ、試合でもない。俺とお前の殺しあいだ!」<本当にそういったコメントを吐く事が許される数少ない存在ですよね。
GA9さんからお聞きしたエピソードなんかは鳥肌立ちましたからね。
でも引退ですか…。

十数年ぶりにパンクラスを見に行く予定です<そういったお話を聞くと、やはり観たいのは団体とかスタイルではなく、その選手=人間なんですよね。
私にとってそういった選手が田村なのかも知れません。

No title

私も毎回毎回、田村の入場にはしびれていました。
実は、KOKで田村の入場を待っていてメインテーマの最初の部分が聴こえた時にホンの一瞬だけ
「あ~…」
と思ったんです。
中身は
「普段と違うことをするな」
という意味で。

ただ、ホンの一瞬の次の瞬間には
「田村はUWFを背負ってきた」
と思えた瞬間に震えてきました。

「絶対に負けるわけがない!
背負ってるものが違う!」
と何故か大声で叫んでました(恥)

ちなみに私、判定が決まった瞬間にリング周囲に駆け寄っていまして・・・・
慌てて、自分の席に戻りました。
FMWじゃないって(苦笑)

ちなみに私、この『降魔必勝の小太刀』を、田村のインタビューか何かの記事にあった京都の鞍馬寺まで行って購入しました。
「現世において、必ずこれが欲しいという時に携えてください。
普段は神棚に置いてください。」
というので、わざわざ神棚まで導入(伊勢神宮と、地元の神社へ)しました。

これまで、2度、使いました。
結果はあれでしたが・・・
今となっては、手に入らなくて良かったかな?と思えるものです。

No title

連コメ失礼します


かっこ良いとかワクワクするんじゃなくて、苦しくなる。。。
そんな入場が出来るの最後の選手です(私の中では)。
これは「選手ではなく、試合」という見方も出来るかもしれませんが、。。

義生さん
勝ったら引退撤回するそうです(笑)
パンクラスで一番強い川村に勝てるなら引退する必要がないとの事、

逆に川村が負けたら引退するそうです。

負けたら引退スペシャルですね(笑)

>ナリさん

KOKで田村の入場を待っていてメインテーマの最初の部分が聴こえた時にホンの一瞬だけ「あ~…」と<意外な反応だったのですね。
あのシチュエーションであの曲を使うセンスと、尋常じゃない自分への追い込み方…(強い弱いを超えて)並の選手とは違いますよね。

「田村はUWFを背負ってきた」と思えた瞬間に震えてきました<違うケースとしてコロシアム2000でKOKルールにUの正装で臨んだときも何とも言えない気持ちになりました。

判定が決まった瞬間にリング周囲に駆け寄っていまして<そう行きたくなる気持ち痛いくらいわかります。
新生の初期はフェンスとかなかったのでメイン終了と同時にエプロンまで駆けて行ったものです。

『降魔必勝の小太刀』を、田村のインタビューか何かの記事にあった京都の鞍馬寺まで行って購入<ナリさんは裏田村信者(?)ですね。
早速、勝手に次の記事のタイトルに使わせていただきました。いい言葉をありがとうございました。

これまで、2度、使いました<大一番…2度体験してると言う事ですね。

>名も無き戦士さん

かっこ良いとかワクワクするんじゃなくて、苦しくなる<前回のレスはそういった意味です。
昭和の猪木、タイガーもカッコ良さ以前に“今日も勝てるのかな?”とか“大丈夫かな?”とかのドキドキワクワクでした。

「選手ではなく、試合」という見方も出来るかもしれませんが<相手…ありきですもんね。

義生さん勝ったら引退撤回<不退転でしょうね。
本気で潰しに行って最後生き残れるか??…私としてはまだまだガンガンやってもらいたいです。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>○○さん

経験がないんで何とも言えませんが、ステージの様な一方向と違って、四方から見られるリングの快感は特別な様です。

引退した選手がすぐに戻って来るのも、その快感が忘れられなくて…という話も聞いた事があります。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード