初夏の月と太陽

長い日本列島、

大雨に見舞われてらっしゃる場所もありますが、

ここへ来てやっと北海道も初夏の陽射しを迎えました。

桜庭和志もいよいよ復帰宣言。

 新日公式 より
敬礼を交わして対戦決定
桜庭和志が復帰の挨拶!対戦相手に指名した永田と指切り!

桜庭「どうも桜庭です。今日はありがとうございます。ケガの具合もちょっとよくなってきたので、来月ぐらいに試合をさせてもらえないでしょうか? ちょっと怖いんですけど、できれば永田裕志来ないかな~って思ってます。よろしくお願いしま~す!」

これで永田が花道に現われると、桜庭はコーナーに上がって敬礼。

それを見た永田はリングに入ると、黙って握手の手を差し出す。しかし桜庭は、右肘を押さえて握手を拒否。

すると永田は、なぜか小指を立て、指切りを要求。今度は桜庭が応えて永田と指切りをかわし、最後は敬礼で互いの意思を確認した。


永田裕志にリベンジを果たし(参照:あぁ…)、

太陽の様な微笑が見られるのも時間の問題でしょう。



で…今日の本題はこっちです。

KAMINOGE vol.19―世の中とプロレスするひろば 武藤敬司×小橋建太「青春白書」
 KAMINOGE vol.19 より

田村潔司
謎の沈黙を保ち続ける“赤いパンツの頑固者”も、格闘人生25周年!
第2次UWF新弟子1期生/盟友の死/UWF三派分裂/プロレス・格闘技観を語る[前編]

「格闘技は誰でもできる。プロレスもヘンな話、誰でもできる。
だけどUWFは…こんなことにこだわりすぎるから俺は孤独になるんだけど」


期待に違わぬ内容です。

インタビュー大半が、

これまでいろんなメディアで語られてきたものなのですが、

改めて時系列で追ってみると、

本当にコク深い格闘人生ですね。
朴訥な新弟子

 中野と同室の新弟子時代に培われた緊張感。

 「空にsay yes!」
(参照:空にSay Yes!!)秘話。

 堀口さんと海老名さん
(参照:UWF、それぞれの青春)の事故。

 船木・鈴木・カッキー・冨宅との青春。
U-COSMOS②

 ベイダー戦論
(参照:90年代の勇気のチカラ~前編~~後編~)
それでもジャンピングハイ

 最後は熱いUWF論。


海老名さんが倒れた時のエピソードなんかは、

田村以外の口からは決して出て来ない世界ですよね。

ネタバレは良くないので、

一個だけ拾っておきましょう。

田村
「UWFと格闘技の大きな違いは、格闘技は誰でもできるってことなんだよ。プロレスもヘンな話、誰でもできる。というのは、結局、街のケンカだって格闘技でもあるわけでしょ? だから、ケンカもPRIDEも、もの凄くレベルが違うだけで、同じ格闘技なんだよ。だから、そういう意味で格闘技っていうのは誰でもできる。
(略)

「で、その格闘技とプロレスに対して『UWFとは何か?』って言うと、格闘技の技術や強さを身につけて、その技術でお客を満足させなきゃいけない。しかも、その格闘技の技術っていうのは、パンチの打ち方、ミドルの蹴り方、関節の取り方、テイクダウンの仕方、全部揃わなきゃいけない。それが揃ったうえで、観客と勝負しなきゃいけない。だから4ヵ国語、5ヵ国語を習得しなきゃいけないイメージなのよ」

「例えばUWFの試合でも、蹴ってダウンです、っていう流れなんかは誰にでもできるんだよ。でも、俺が客に伝えたいのは、そこじゃないから。蹴りひとつとっても“間”があってね、お客さんの雰囲気を感じとって、どういう当て方をすればいいかという闘いでもあるから。
(略)技術の攻防の中で、お客さんにカタルシスを与えるっていうのは、凄く難しい作業なのよ。だから、ただ蹴ってダウンさせて『ワー!』っていうのは誰でもできるけど、お客さんの感動を自分で作り上げるっていうのは、凄く難しい。そんなことにこだわりすぎるから、俺は孤独になるんだけど(笑)」


ちょっと書き過ぎたかな?

パフォーマンス的なアレとか、

受けの美学では無しに、

“格闘技の技術や強さでお客を満足させる”。

それがUWFという世界であると。

ただ闇雲に蹴って殴って極めて勝つジャンルではなく、

“技術の攻防の中で、お客さんにカタルシスを与える”事が大切だと。

この後、インタビュアーの堀江ガンツ氏がさらに、

極論的UWFの定義をして、

それに田村も同意するんですけど、

私はそこが全てではないと思いました。

あくまで“田村の考えるUWF”であって、

他のU戦士達全部のUWF論ではないと思いました。

でもね、

私らはそのプロレスリングが一番見たいんだよ!!



昨夜の満月、“スーパームーン”って言うんですか?

もの凄い近さで煌々と輝いていました。

月になる男…リングの上で煌々と輝いて欲しいです。

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tag : 田村潔司 桜庭和志 新日本プロレス2000~

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No title

私なんかは田村潔司の世界にはリングスからハマった口ですが、彼の初参戦からフライ、ハン、タリエル、モーリス等大型外人選手と当たってるイメージです。
それでも、ベイダーやオブライトに比べたら大きさ的にはどうだったんでしょ?
リングスの外人は上背は大きいけど厚みは少ない印象だったので(タリエル以外は)

リングスジャパンとの対戦は高坂、山本等と火花が散りそうな対戦が多かったですが、手の合うというか噛み合うのは山本だった気がします。
バチバチに意識し合ってる同士で、技術と打撃を競い合って毎回熱い試合でした。

私のイメージの中では田村のしたい試合というのが、山本や高坂との試合のようなものだった気がします。
インターの頃は生で見たことなかったので余計にそう思うかもですが。


実際、田村・高坂・山本の絡む試合の多くで「リングス・コール」がありました。
僕もその『“技術の攻防の中で、お客さんにカタルシスを与える”』という田村の目論見に思い切りハマってましたね・・・

勿論、技術で魅了したいということも素晴らしいことではありますが、“勝ちたい!”という気持ちが見えた試合も同じく素晴らしかったですよね。
…レガさんが言いたいことってそういうことじゃないですか?

>ナリさん

田村潔司の世界にはリングスからハマった口…大型外人選手と当たってるイメージ<田村本人のKAMINOGEのインタビューでもガイジンではハンはもちろんですが、タリエル戦も挙げていました。

高坂、山本等と火花が散りそうな対戦が多かったですが、手の合うというか噛み合うのは山本だった気がします<初戦は本当の意味でのシュートでしたよね。
サミングとか顔面ナックルとか…そんな中で飛びつき十字極める田村は本当に天才だと思いますね。

田村のしたい試合というのが、山本や高坂との試合のようなものだった気がします<リングスにおいては技術で魅せれた日本人対決はこの二人だったのでしょうね。
それでもやっぱり桜庭戦(初戦)なんかは自身の中でも別格の様です。

『“技術の攻防の中で、お客さんにカタルシスを与える”』という田村の目論見に思い切りハマってました<攻防ですから相手がいて初めて成り立つ世界ですね。
ただ一方的な試合も面白いんですけどね。

>宮戸ゲノムさん

“勝ちたい!”という気持ちが見えた試合も同じく素晴らしかったですよね<そうなんですよ。
もちろん田村の意見は意見で素晴らしいのですが、例えば中野の様な「相手をぶっ潰してやる」という考えも同居するからUWFが面白いんだと思います。
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