U-SMILE again

先日のスカパー10日間無料放送で、

U-SPIRITS again 3.9後楽園ホールを観る事が出来ました。
U-SPIRITS againロゴ

今大会は「何としてでも観よう」というアレはなく、

縁があれば…と思っていたのですが、

その縁が早い段階でやって来ました。

ある意味“タダ見”なんですけど、

本当、招待券が来た様な感じで。

今回は『5ヶ月遅れで届いた招待券』ですね。

観戦された方のコメントで、

ある程度の内容を知っていた大会でしたので、

当初のワクワク感はそれ程でもなかったのですが、

聞き慣れた吉水リングアナの第一声を聞いて、
ロン毛の吉水リングアナ

あの曲がかかった瞬間…、

やっぱりスイッチは入りました!!



第一試合の顔触れ。

特にこの面子の中では長井満也が、

全選手入場式で『UWFメインテーマ』の中、通路を歩く表情を見ると、

実に感慨深い様子でした。
同期の桜揃い踏み

長井にとっては22年も遅れてやって来た、

UWFでのデビュー戦だったのではないでしょうか。



第二試合は前回風に言えば、

“Uインターvsパンクラス~時空を超えた対抗戦再び~”ですね。

立ち技を中心としたKEI山宮の攻めに、

松井大二郎は防戦一方でしたが、

これ実に“試合感の差”を感じました。
U系生まれ総合育ち

終わってみればやはり笑顔で肩を組む二人。



第三試合は、

当初、このマッチメイクを聞いた時、

「光留が今の高山を完封してこそUじゃないの?」と思っていましたが、

そこにあったのは様々な意味での、

“力の差”でした。

例によって高山善廣がゲーリー式の勝利。
新旧U系発メジャープロレス行き

せめて最後の握手を拒否した事が佐藤光留にとっての、

Uだったかも知れません。

改めて“Uにこそ格は存在する”んだなぁ、というか。



第四試合は異質でしたが、

その異質さが“田村U-STYLE”の様でした。

グローブを付けてないだけで、

いつもと変わらない菊野克紀のいでたちと、

対照的な伊藤崇文のオールドスクールなUのいでたち。

結末は最もMMA的だったかも知れませんが、

私はある意味この試合があったから、

Uの興行として締まったのだと思います。
現行のMMAファイター登場

全試合が鈴木vsナイマン的だったら、

そこはUではないし、

逆に全試合が菊野vs伊藤的だったら、

それもUではないと思いますから。



第五試合は、

煽りVでも描かれた通り、

UFC日本人パイオニア対決。

山本喧一は近年にないコンディショニングだったと思います。

次々とエスケープを奪取していきましたが、

スタンドでの打ち合いで高橋義生が一気に逆転

悔しそうなヤマケンの表情が良かったですし、

それ以上に笑顔でヤマケンの手を挙げる高橋と、

さらにそれを照れながら謙遜するヤマケンが良かったです。
狂犬対決も終われば笑顔

札幌人・ヤマケン…いつの日か夢の街で。



セミファイナルは“起承転結”がはっきり脈付いている、

鈴木みのるのUスタイルだったなぁと思います。

そしてハンス・ナイマンは幾つになっても暴れん坊。

まさにUの様式美を知り尽くした二人だったのでは?
愛すべきベーッ!!

試合を見終わって思ったのは、

「やっぱり鈴木vsハン…観たいよ!!」でした。



メインエベント、

精魂尽くしての攻防に、

金原弘光近藤有己も疲労困憊。

それもそのはず、

現状のMMAでは考えられない“20分一本勝負”というシステム。
金原最後の“総合”はUルール

エスケープがある事で逆に生まれる緊張感。

グローブがない事で逆に求められる技術。

以上の二つの意味を知り尽くしている二人だから、

表現出来た世界。
最高のエンディング

相手を傷つける事が前提のMMAという競技、

そのラストマッチにあえてUルールを持ってきた金原。

キングダムからリングスへ移籍した際、

ニーパットと掌底の意味すらも否定した事が、

今となっては懐かしい想い出です。

最後は前回同様、向かい合っての礼。
最後はやっぱりこれ

単純にMMAのトップファイターだから出来る訳でもなく、

Uが好きだったプロレスラーだから表現出来る世界でもない。

Uの魂を宿した道場を潜り抜けて、

その第一線まで登りつめた人間にしか作れない世界。

それがUWFだと思います。
金原選手お疲れ様でした

金原
「UWFはプロレスであり、総合であり、UWFはUWFです」


そう、両方持っているからUWFなんです。

どっちか一方じゃUWFにはならないし、

両方どっちつかずじゃ“もどき”に過ぎません。

最後、金原を中心に一人一人の選手が、

心から笑ってる表情を見て、

私はもう一度、この大会が観たいと思いました。

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tag : 金原弘光 鈴木みのる 高山善廣 ハンス・ナイマン 高橋義生 近藤有己 山本喧一

comment

Secret

金原選手の自伝が出たら、それはもう波乱万丈な物語でしょうね。根本にあるUに様々なものを加えながら各リングを渡り歩く姿はストイックそのものに写ります。今なお、生ききっている印象です。

それなのに、ご本人はインタビューなどではボヤいたりでそういう印象には見せませんよね。強さとお人柄を感じます。

全編ボヤキなのに、生き様は凄まじく、熱さを感じられる自伝。読みたいなぁ…。

No title

この記事を見て
「Uに格はない」
という既存のプロレス批判を思い出しました。
結局「Uにも格は存在した」と後年言われちゃう訳ですが。

話はそれますが、プロレスゲーム(主にファイプロ)をやってる時にパラメータに『格』が存在すれば面白いのになぁ・・・と思って。
大技で一発逆転、格の違いを見せる闘い(蹴りを何発喰らっても張り手一発で挽回)がやれるのになぁ・・・と。

恐らく、今この大会に出ている世代がUWFを名乗れる最後の世代なのかと感じます。
リングスが好きだった私には、高坂、山本、成瀬、坂田や滑川あたりにも出てきて
もらいたいなぁと。

>非力なビッグボディさん

金原選手の自伝が出たら、それはもう波乱万丈な物語でしょうね<かなり前にブログで近い事やっていたんですよ。プロレス入りまでも紆余曲折あって非常に濃い人生ですよね。

根本にあるUに様々なものを加えながら各リングを渡り歩く姿はストイックそのもの<若い時はもの凄く尖っていて、キャリアと共に全体を見渡したコメントが出る様になってきたんですけど、天山と長い友情が続いていたり人格者だと思います。

全編ボヤキなのに、生き様は凄まじく、熱さを感じられる自伝<それ良い企画ですね。KAMINOGEの2号連続インタビューあたりでやってくれないでしょうかね。

>ナリさん

「Uにも格は存在した」と後年言われちゃう訳ですが<実は厚い格の壁があったんですよね。客前で繰り広げられる以上は実力的な強弱だけで格が形成される事はほぼないでしょうし。

プロレスゲーム(主にファイプロ)をやってる時にパラメータに『格』が存在すれば面白いのになぁ<それ確実に面白いですね。
私もファイプロには長い期間ハマった口ですが、あのロジックとかって結構面倒臭くて…もっとプロレス的なスキル付け出来たらなぁと思っていました。
というかナリさんもファイプラーなんですね!!

この大会に出ている世代がUWFを名乗れる最後の世代なのかと<悲しくも…そうなんでしょうね。

リングスが好きだった私には、高坂、山本、成瀬、坂田や滑川あたりにも出てきてもらいたいなぁ<第一回目のビリー、スバーン。今回のナイマンみたいにガイジンもいいですよね。コピィロフとか。
やっぱりハンが上がるべきリングはアウトサイダーじゃなくこっちだと思うんですけどね。

No title

はい、ファイプラーです(笑)
最近はやってないですが。


私の場合は全て自作のレスラー、自作の団体を形成して、外人等はモデルを大まかな作ったりしてやってました。
完全にオリジナルの世界なのですが実世界ともリンクはさせているので、引き抜きという形でヴォルク・ハンを上げたりベイダーを上げたり・・・
大麻で解雇された露鵬を入団させたものの、ロシア人のマネージャーが介入して入れ知恵した為に露鵬は勝手に退団(偽装)。
「プロレスラーは弱い」とスポーツ新聞等で言い放ち、制裁の為に高いギャラを積んで団体のエースとのシングルを組む・・・というアングルを組んだり、
牛若丸あきべぇが協栄を退団して、団体にフリー参戦。
ボクシングスタイルのまま若手からベテランまでのジュニア選手をなぎ倒してしまうというストーリーを組んだり(というより実際エース格のジュニアの選手全部に勝ってしまって、自分でもどうしていいかわからなくなってしまいました)
秋山の時は本人を出すと露骨なので、所属選手で柔道出身のがいたのでそいつをヒールにしてファイトスタイルをそっくり作り替えました。
おかげで、日本人ヒールのトップです(笑)



「格」があると、リーグ戦なんかでもやりやすいんですよね。
それがあるから下位の選手が上位に勝つと盛り上がるわけで。
パンクラスが初期に超若手だった近藤や、シュートから転向の山田学が船木や鈴木を倒しましたが、それが続くと「あれ??」って部分はやっぱりありましたから。

実験

かつて、“U=進化と深化”と言われていた記憶があります。
それまでのプロレスにはなかった打撃…
消えつつある本物のプロ・レスリングの復興…
他の格闘技の技術も貪欲に取り入れる…
融合。
いいとこ取りとも言えますかね?笑

道場でやっていたことは紛れもなく格闘技だったと思います。
ですが、格闘技としての技術だけ持っていればいいかと言われれば決してそうではないですよね。
そこが、“プロレスリングの道場で育ったレスラーと、他のプロ格闘家との違い”という部分に結び付くのではないでしょうか…

>ナリさん

私の場合は全て自作のレスラー、自作の団体を形成して、外人等はモデルを大まかな作ったりして<私は完全にUインターで最強団体作ってました(笑)。真田延久(笑)で武藤の足を蹴り折り、ヒクソンを腕十字で極めまくっていました。

露鵬を入団させたものの、ロシア人のマネージャーが介入して入れ知恵した為に露鵬は勝手に退団(偽装)<そうそう!! ファイプロの醍醐味は脳内補填なんですよね。試合中でも変にバグったら、「今のは空足踏んだから云々」みたいな(笑)。

牛若丸あきべぇが協栄を退団して、団体にフリー参戦<なぜ、あきべえ(笑)。
伸し上がり方が大阪プロの村濱チックですね。

所属選手で柔道出身のがいたのでそいつをヒールにしてファイトスタイルをそっくり作り替えました<かなりクオリティ高い遊び方ですね!!

あと余談ですが、後藤洋央紀のロープワーク見るとどうしてもファイプロ初心者の十字キー押し間違いに見えてしゃあないなと。

パンクラスが初期に超若手だった近藤や、シュートから転向の山田学が船木や鈴木を倒しましたが、それが続くと「あれ??」って部分はやっぱりありました<なんか煮え切らない…というか、プロレスを観てきた者としては腑に落ちないんですよね。
週プロ100号記念マンガのギブアップブギみたいな(汗)。

>宮戸ゲノムさん

“U=進化と深化”と言われていた記憶<進化がUで、深化は天龍革命だったかな?
天龍自身も「UWFは作り出すプロレス。俺らは掘り起こすプロレス」みたいな。
他競技の技術を逐一取り込んでいったのが新生Uでした。

格闘技としての技術だけ持っていればいいかと言われれば決してそうではない<そこを理解できるかどうかがUスタイルのセンスの違いでしょうね。

“プロレスリングの道場で育ったレスラーと、他のプロ格闘家との違い”<まさしくその通りだと思います。
もっと言えば、ジムで数時間厳しい練習に耐えた人間と、道場はもちろんの事、眠る時間以外全て厳しい目に晒されてる人間の違いでしょうね。

ヤマケンの強さにびっくりしました。あんなグランド強かったでしたっけ?

コメ返ありがとうございます

あらっ、深化の方は天龍革命でしたっけ?笑

宮戸さんの「プロレスを元に戻したかった」や、「キャッチなど真のプロ・レスリング技術の復興」というような話が自分の中でそう変換されちゃったんですかね…苦笑

>BPさん

ヤマケンの強さにびっくり<次々と極めにいってましたね。私も驚きました。それでも最後は実戦の差でしょうか?
爽やかな試合後の光景が良かったです。

>宮戸ゲノムさん

宮戸さんの「プロレスを元に戻したかった」や、「キャッチなど真のプロ・レスリング技術の復興」というような話が自分の中でそう変換されちゃった<なかなかの脳内補完ぶり…宮戸ゲノムさんもファイプラーと見た!!(笑)
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