UWF、それぞれの青春

GWいかがお過ごしですか?

私はほぼ仕事です。

まぁ慣れてるっちゃ慣れてることで、

別にどうって事ねえんですが、

帰宅の道がいつもの4倍くらい混み合ってるのを見てると、

「あぁ世間の日常とはかけ離れてるんだなぁ」と痛感します。

そんな中、今月号も購入しました。
KAMINOGE vol.17―世の中とプロレスするひろば 行こうぜ、綾小路翔の向こうへ。

表紙を見ると…ん? ってな感じにもなるのですが、

この綾小路翔氏のインタビューも含めて、

井上イズムというか、

紙プロゲノムというか、

とにかく人選と内容にハズレがほとんどないんですよね。

私なりに心に入ってきた部分=新生UWF関連を、

少しだけ抜粋させて下さい。
UWF道場での練習風景

まずは前号から続く、

鈴木みのるのデビュー25周年インタビュー後編から。
鈴木の入団挨拶in大阪球場

パンクラスの礎となった博多での船木戦での話。

 KAMINOGE vol.17 より

鈴木「あれは『どうやって試合する?』『いいよ、いつも道場で俺らがやってるのをそのままやろうよ』っていうのがスタートで。何も考えず、レスリングに没頭できて楽しかったですね。でも、試合後はまた控室で『おまえら、何やってんだ!』って前田さんに怒られて。『全然試合になってないだろ。あんなの道場でやってること見せてるだけだろ』って。そうやって、俺が前田さんにバーッて言われてるのを、みんなは黙って見てるわけですよ。でも、前田さんがいなくなったあと、高田さんだけは『俺は、おまえがやりたいことはわかるよ。俺も好きだよ、そういうの』って言ってくれたんですよ」

― へえ、そうなんですか!

鈴木「それで、そのあとの武道館(1990年5月4日)が、高田vs鈴木だったんですよ。そのとき、高田さんが『いいよ、そのまま俺とやろう』って言ってくれて」

― えっ!? あのときの高田戦は、船木戦と同じ形式の試合だったんですか!

鈴木「だから、あのときは『やったー! 高田さんに勝ったら、俺はスターだ!』って気持ちでいったんだけど、サラッと負けたんです(笑)」

― へえ、高田さんは若手の思いを受け止めてくれる、強い先輩だったんですね。

鈴木「少なくとも当時はそうでしたよ(笑)。高田さんには、いろんないい思い出が残ってます」


どうですか? ナリさん(笑)。

高田延彦というのは元々こういう男なんですよ。

「高田は若手とのシュートも辞せぬ位に強かった」みたいな幼稚な話じゃなしに、

当時の格付けからいったら普通にありえない事ですからね。

万が一いかれたら…UWFという団体自体は評価されるかも知れませんが、

高田自身はおろか前田、山崎さえも急降下してしまいかねない。
悪ガキテイスト満載の鈴木実

単にグラップリング的な試合に飢えていたのかも知れませんし、

のちにUインターでやったマレンコ戦みたいなのを描いたのかも知れません。
最後はガッチリと高田のヒールホールド

だから私達の知らないところで、

Uの名がつく団体には、

いくつものシュートな試合が行われていた可能性ありますね。



もう一つは海老名保さんのインタビュー。
2枚目ですね海老名さん

「…誰?」という方も多数いらっしゃると思いますが、

地元ローカルヒーローブームの原点『超神ネイガー』のプロデューサーにして“その中身の人”!!

そして新生Uの第2回入門テスト合格者…元練習生なのです!!
入門テストでの海老名さん

海老名さん
「(練習生期間は)いや、ホントに凄かったです。とにかく練習が厳しくて、あのとき脳のリミッターを外されるほどの経験があるんで、ボクはその後ある意味で怖いもの知らずになって、それがいまに繋がってきていますからね。たぶん、あの3ヵ月間の経験がなければ、いまこういう生き方になってなかったと思います」

「もちろん私生活も厳しかったんですけど、そのわりにボクは図太かったというか。練習が休みの日曜日の朝なんかは、安生さんの部屋に行って『すいません、【仮面ライダーBLACK】観せてもらっていいですか?』とか言って(笑)。いま考えると恐ろしい新弟子ですよね。安生さんは凄くいい人なんで『おまえ、変身もの好きだな~』って言いながら観させてくれましたけど『ふざけんな!』って言われててもおかしくないですよ」


わかっていない人がよく、

「大学の運動部に比べればプロレスの道場なんか云々」という話をしますが、

このインタビューを読んだなら、

それこそ思い違いという事に気がつくはずです。
新弟子時代、前田との2ショット

まさしく“脳のリミッター”を一度外さないと生き残れない世界。

海老名さんは当時の“地獄”から唯一人残った田村潔司に対して、

並々ならぬ敬意を払っています。
入門直後の田村

あと、これは購入した方の楽しみにして欲しいので書きませんが、

いわゆるテレビ用の練習と普段の練習の違い。

これ我々が考えてる認識とは、

UWFの場合“真逆”なんですよね。
UWF練習風景

海老名さんが語るUWF道場の真実…いちいち衝撃でした。



最後にUとは関係ないのですが、

島袋浩氏のインタビューも面白いですね。

AVってやっぱりプロレスと繋がってんな、と思いました。

あと、昔から思ってたんですけど、

高橋裕次郎って島袋氏に似てません?

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tag : 鈴木みのる 海老名保 超神ネイガー ファイヤーレオン

comment

Secret

いい男 高田延彦

こんばんは。

鈴木の自伝、風になれにはUコスモスのカード編成の会議の際に鈴木が寝技系の選手と対戦したいと志願したら、前田にチャンプアとやれと叱責されて、それなら志願者を募るなと反発すると、高田が『なんだったら自分が、やりますよ』と鈴木の意見を尊重しようとした記述がありました。

こういう上司や先輩だったら黙って、ついていける人だと思います。

鈴木戦と並び、高田の器の大きさを物語るエピソードですね。

No title

あ、いや、私は決して高田否定ではありませんよ(笑)


でも、おそらくですが件の船木戦も鈴木みのるとのやりとりにあったような「骨法習ってきたのか?」な感じの事があったのかも知れません。
でも、これって親分肌タイプらしい感じのエピソードですよね。
前田も親分肌ですが、また違ったタイプというか?
僕が思うのは、前田はアカレンジャーであり、高田はアオレンジャーのような?(もしくは大鷲のケン、コンドルのジョー)


昭和の新日本が知らないところでシュートがあったと言われるようにUWFにもシュートは多々あったと思います(もちろん全日本にもあったと思います=全日本が鎖国政策を解き他団体選手を上げるようになった頃、「もし仕掛けてきたらやってやれ」と馬場が指示を出したという話も見たことがあります)

「プロレスラーはシュートをしたことがない」「大学の練習の方がきつい」
とか言ってる人は僕は相当アレな人だと思います。
ひょっとしたら、どインディーと言われるような団体の練習を見てそう思ったのか、大学を出た人がそういう団体に入団してしまったのか・・・
それだったら分からないではないですが。

変な話、「アマチュア幻想」とか「シュート幻想」にとらわれている気がします。
前にそういう人が
「アポロ菅原は高校時代に国体で優勝してるし、新日本でも北尾のコーチをするくらいのアマレスの実力者なんだからその気になったら鈴木なんかすぐに倒せる」
と書いてまして・・・

あれ・・・鈴木みのるは優勝ではないけど国体で2位だし・・・
とか思いながら(笑)
それに、彼らに「高校国体優勝の”実力者”」と言ったら「勘弁してくれよ」という扱いをされるはずです。

ネイガーの中の人はUの元練習生だったのですね。
安生さん、だったら大目に見てくれそうですね。

>島袋浩と高橋裕次郎
ちょっと似ているかな。裕次郎選手もR指定キャラですからね。Twitterを見ると。
元AV男優のチョコボール向井さんも元々は新日本の練習生で時代的には船木選手や闘魂三銃士と同期ぐらいだったし。
三年ぐらい前か、全日本とAVメーカーのS-1のコラボは今考えると、妙な感じでしたね。
セルDVDショップで武藤さんがS-1のポスターを観たときはちょっと複雑でした。

何年か前に小堺一機さんと関根勤さんのラジオ番組で「プロレスラーとAV女優との共通点。共に引退しても、また復帰するから」というハガキが投稿されてましたね。

“テレビ用”に関して。
昔、輪島大士ドキュメンタリーみたいな番組で、輪島さんがデビュー前に馬場さんから、試合でやられている時の表情をレクチャーされているシーンってありませんでしたっけ?笑
衝撃的な。
あれは流して大丈夫だったのでしょうか?苦笑

大学時代の方がキツイ…どの時代、どの団体によるかも、ですね。
同じ団体でも道場でやっていることが時代によって違うってこともありますし。

でも、「プロ入り前の方がキツイことをやっていた」とかはレスラー側も結構言ってるような。
あれはダメですよねぇ…
その選手にとって、それまでやっていたものとプロレスどちらが上位に来るのか、みたいな話になりません?
“上がり”、ビジネスとして割り切ってる感じがわかると私はその選手にはノレませんね…苦笑
もちろん仕事として誇りを持ってやること自体は素晴らしいことだとは思いますけど。

プロレスの話ではないですが、レスリングや柔道でそこそこやってた選手が格闘技ジムで一般会員にスパーで取られるなんてことは普通。
例えば、オリンピックに出たからMMAで通用するとは限らないですしね。
あくまでその選手のフィジカルや、それまで培ってきた技術を応用して活かせるかじゃないですか?プロレスもMMAも。ジャンルは違いますが。
だから、プロレスラーが「俺はベースがあるから強いんだよ」みたいなことは言ったらダメですよ、やっぱり。もしそうでも。
“プロレスリング”なんですから。
決して、それまでのベースがある=強いではないです。

ファンもプロレスリングの本質を学ばないとダメでしょうね…。
本物のプロレスラーは、そういった技術は持ってますから。

最近になってMMAで良い戦績を残している宮田選手も、最初の頃は負けまくってましたよね?
ですが当時、“界隈”では「宮田は練習では極めが強い」と言われていたんですよ。
レスリングでオリンピックに出るなんて半端じゃないですよね?
それでもプロで結果を出すのに苦労しましたからね。

そういえば先日、猪木さんの古希祝いに出席していた北沢さんを見て思い出したことがありました。
かなり前になりますが、「猪木さんは当時の新日本の中で本当に強かった」というようなことを話されていました。
プライベートな食事の席だったので別に猪木さんに気を使ってとかじゃなく、本心で言っていたと思います。

>aliveさん

こんばんわ。

Uコスモスのカード編成の会議…高田が『なんだったら自分が、やりますよ』と鈴木の意見を尊重しようとした記述<ああ、その話もありましたね。
前田という存在があったからかも知れませんが、当時の高田って結構核に対するこだわりはなかったのかも知れませんね。逆に言えば自信もあったのでしょうか。
旗揚げ年のバックランド戦みたいなマッチメイクも前田や山崎よりしっくり来ましたし、ボクシング技術もあって、妙に安定感ありました。
その分、新生の後期はギラギラした魅力は薄れていったんですよね。

>ナリさん

決して高田否定ではありませんよ(笑)<失礼しました(笑)。

件の船木戦も鈴木みのるとのやりとりにあったような「骨法習ってきたのか?」な感じの事があったのかも<前田よりは異種技術の導入を受け入れてた印象はありますね。ゴッチ絶対主義でもないですし。

前田はアカレンジャーであり、高田はアオレンジャー<いつもながら、うまいですね。
役回りはそうだったかも知れないですよね。

昭和の新日本が知らないところでシュートがあったと言われるようにUWFにもシュートは多々あったと思います<プロレスがタイツ一丁で闘うジャンルな以上はどんな規模のリングにもそういったものはあったんでしょうね。
ただUの場合はその匙加減が難しく、田村曰く「打撃は0か100しかありえない」との事です。

ひょっとしたら、どインディーと言われるような団体の練習を見てそう思ったのか、大学を出た人がそういう団体に入団してしまったのか<またそういうことを言う選手って、おおむね魅力の薄いレスラーばかりですね。

「アポロ菅原は高校時代に国体で優勝してるし、新日本でも北尾のコーチをするくらいのアマレスの実力者なんだからその気になったら鈴木なんかすぐに倒せる」<本当、そういう話を聞くにつけプロレスって不思議なジャンルだと思いますね。

彼らに「高校国体優勝の”実力者”」と言ったら「勘弁してくれよ」という扱いをされるはず<この前、立読みした小橋のインタビューで面白い事言ってましたよ。
「学生時代の実績っていっても、たかが高校3年間、大学4年間じゃないか。そこを卒業してからプロレスを3年、4年以上やって強くなる」的な。
あぁプロレスラーってやっぱりいいな、と思いましたね。

>通り菅井さん

安生さん、だったら大目に見てくれそう<海老名さん曰く同室が安生で良かったと(笑)。自身は中野に翻弄された様です。

チョコボール向井さんも元々は新日本の練習生で時代的には船木選手や闘魂三銃士と同期ぐらい<けっこう夜逃げ(?)などしてから今ではそれなりに名を成した方々が多数いらっしゃいますね。

「プロレスラーとAV女優との共通点。共に引退しても、また復帰するから」<耳の痛い話ですね。
AVは復帰する時には「熟女」として戻ってきますが、レスラーの場合「熟男」って訳には行かないですもんね。

>宮戸ゲノムさん

テレビ用<本当にUWFの場合、前田が小鉄イズムを守っていた感がありますね。

どの団体によるかも…同じ団体でも道場でやっていることが時代によって違う<歴史があればある程、そういった事でしょうね。
馳コーチ時代の新日が結構言われた時代ありましたけど、レスリングのスパーを結構重点的にやってたらしく、昭和の根性主義とは違う意味で基礎を大事にしてたそうな。

選手にとって、それまでやっていたものとプロレスどちらが上位に来るのか、みたいな話になりません?<いずれにしても日本の場合はプロレスをビジネスと割り切る選手ほどつまんないですよね。

レスリングや柔道でそこそこやってた選手が格闘技ジムで一般会員にスパーで取られるなんてことは普通<田村も木口道場に通っていた時代に「一般会員に一本取られる事もある」と言ってましたが、その理由として「実戦でリングに上がる時とは精神状態が違うから」とも言っていました。

「俺はベースがあるから強いんだよ」みたいなことは言ったらダメ<バックボーンはバックボーンとして持っていても、Uインター出身者は入門後の練習で強くなった事に誇り持っていますね。他の団体はいざ知らず。

ですが当時、“界隈”では「宮田は練習では極めが強い」と言われていた…それでもプロで結果を出すのに苦労しました<やっぱり実戦では選手それぞれ“持ってるもの”の差も出てきますよね。

北沢さんを見て思い出したこと「猪木さんは当時の新日本の中で本当に強かった」というようなことを話されていました<日プロ時代に一緒に汗を流した選手は猪木の本当の強さを知る方が多い様ですね。

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>○○さん

高田はそういうの“やってみたい人”だったと思います。腕に覚えもあったと思うんですよ。

練習の事については、これも後に海老名さんの記事やっていますので、そちらをご参照頂ければ幸いです。
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