元祖・逆下克上宣言1983

順番が逆になっちゃいますが、

かなり以前にUpした記事(参照:逆下克上宣言1987)から、

遡る事4年前に、

アントニオ猪木史上屈指のマイクがありました。
奇襲の延髄斬り

1983年8.28 田園コロシアムでの、

元祖“逆下克上宣言”です。
猪木の喧嘩殺法

この3日前に新日本プロレスにとっても、

猪木自身にとっても、

大きな事件がありました。

それは“クーデター事件”です。

猪木も坂口征二新間寿も、

取締役の降格を迫られ、

社長、副社長それぞれ退任。

新間氏に至っては会社から身を退くという、

大変な結末となった訳です。
鬼気迫るアピール

当時のインタビューにおいては、

猪木自身、「私は心の中ではリングの上と下は別だと考えているわけです」と語っています(参照:寛至の部屋~前編~)が、

第1回IWGP優勝戦での舌出し失神事件から、

約3ヶ月ぶりの復帰戦となったこの夜の叫びは、

まさにリングの上と下のボーダーラインが消された一発。
R木村を卍葬

現在でも猪木がテーマとして掲げている、

“怒り”というものが具現化したものだったと思います。
夜空に響き渡るダー!

この日の猪木の気迫は凄まじく、

ゴング前、奇襲の延髄斬りから、

大観衆へアピールした表情にも、

まさに鬼気迫るものがありました。

勝負を決した後、

敗れたラッシャー木村に対して至近距離から罵るのは、

長州力と共にこの年の春にフリー宣言した、

元はぐれ国際軍団のアニマル浜口
浜口がラッシャーに三行半を告げる

一口にフリーと言っても、

当時は2団体しか存在しない時代でして、

所属団体に辞表を提出するという事は、

物凄く重い意味を持つものでした。

この二人にキラー・カーンらを加えた維新軍団は、
維新軍団の結成

今では当たり前となっている、

団体内ユニットの草分けですね。

長州は猪木を名指しで挑発しますが、
猪木を挑発する長州

それを受けた上で、

マイクを持った猪木の口からは、

マイクパフォーマンスとは一線を画す“本音”が飛び出しました。

猪木
「お前ら姑息な事するなこの野郎!! いつでも来い、いつでも受けるから!!」

逆下克上1

「ひとりひとり#$%&*¥(※聞き取れず)!!」
逆下克上2

「誰でも受けるから!!…」
逆下克上3

「坂口でも誰でも来い!! いいか!!」
きびすを返して荒鷲へも

「てめぇら強い奴が天下獲れ、この野郎!! 正々堂々と来い!! いつでも受けてやるぞ、この野郎!!」
逆下克上4

「ダーーーーー!!」
逆下克上宣言4

「俺の首を掻き斬ってみろ!!」
逆下克上5

今見てもゾクゾク来ますね。

反旗を翻した部下達に対して、

公の場で「やれるならやってみろ!」ですからね。

結局ここから15年後、

猪木は誰からも首を掻き斬られる事なく、

リングを去っていった(参照:神と信者たちへの劣等感)のですが、
逆下克上宣言6

この発言こそが、

新日本プロレスそのものだと私は思います。

それは決して実力的な強い弱いだけの世界ではなく、

生命力とか我の強さなんかも含めた、

強い者が勝ち残るリング。

現在その頂点にいるのが、

レインメーカーという事で答えは合っていますか?
逆下克上宣言7

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tag : アントニオ猪木 ラッシャー木村 坂口征二 長州力 アニマル浜口 キラー・カーン

comment

Secret

おはようございます。

猪木のマイクはどの時代でも他のレスラーよりも心に刺さってきます。

『今でもいいぞ。』は良く使いますけどハッタリと解っていても熱くなりますもん。『ヨダレを足らしながらだともっと良い』

越中も熱いマイクですけど記憶にないというか名語録がないですし。

計算があったのかは解りませんがファンを掌の上に乗せたのはマイクの使い方というか名語録の多さも大きいと思います。

こんばんは

プロレスラーのマイクって聞き入っちゃいますよね。少し主旨はズレますが、中邑真輔の試合後コメントは聞き逃せませんね。

オカダはマイクまだまだって感じに思えますがそこが良い(笑)

何年も見てなかったけど、私自身こうしてまた新日本愛してま~すになってしまうとは思いませんでした←これマジ。

No title

猪木は声がすばらしいですよね!!

マイクで吼えるとまるで雷鳴が轟くような感じで、聞いてるこちらが痺れます。怒りを表現するのに最高の声の持ち主なんですね。

こちらのブログのおかげで、Eテレ見逃さずに済みました。

いやはや、NHK教育でジュベール、ザンギエフ、ユセフトルコ、イズマイウが見られる日が来るとは!!!サイコーでした!!!

ジュベール戦、あんなに鮮明な画像があるんだったら、猪木解説でDVDで売り出してほしいものです。

猪木的世界観を離れて!

レガさんの文章力、相変わらずキレが、ありますね!
レガさんの新日本プロレスよ、もっとプロレス界の巨人になってくれよとの思いからの、問題提議なのでしょうが、猪木が去って、残ったもの達が、新しい世界観を、造り上げたのですから、私はよく知りませんがレインメーカー誰?
棚橋、中邑等が、がんばっていれば、いいんじゃないでしょうか?
猪木的世界観を、見て来たもの達には、
物足りないでしょうが!

それよりも、日曜日の国技館が8000人
しか入っていない現実は寂しいですね。

プロレスは、死んだままですね。
私の持論、いろんな意味合いで、
プロレスは死んだ!しかし猪木は生きている。が実証されていますね。

アントン風に言わせてもらえば、
もっと世間に届く戦いを見せてくれってとこですかね!

レガさん、はじめまして!
毎日見させてもらっています。

プロレスへの愛、
プロレスラーへの愛が散りばめられた、本当に素晴らしいブログです。

棚橋選手やオカダ選手、確かに素晴らしいのだと思いますが、やっぱり金曜夜8時に育ったボクとしては、どうしても魅力を感じられない…

最近では、某オーナーによって
プロレスが内部から茶化されているような気がします。

放っておけなくて、オーナーのFacebookに怒りのコメントをしてしまいました(笑)

かつてプロレスは世の中への怒りがありました。
そして、ロマンがありました。
それが闘魂だと思います。
その闘魂によってボクたちは感動し、夢を見ることができました。

レガさんも愛されている藤波vs猪木戦で、古舘伊知郎アナが代弁してくれました。

「ベルトとは一般社会においては何 の価値もないガラクタであります。
しかし闘う男達にとっては途轍もない勲章を備えたガラクタであります」

「思えば戦後の敗戦、焼け野原にプ ロレスの炎がともって、高度経済成長の波と共に中で大人の人気者はジャイアント馬場、そして我々少年の人気者はこのアントニオ猪木だった訳であります。
かつての少年達の胸にアントニオ猪木の名は息づいています」

「我々は、思えば全共闘もビートルズもお兄さんのお下がりでした。
安田講堂もよど号ハイジャックも浅間山荘も三島由紀夫の割腹もよくわからなかった。
ただ金髪の爆撃機ジョニー・バレンタインとの死闘。
あるいはクリス・マルコフを卍固めで破ってワールドリーグ戦に優勝した、この猪木の雄姿はよくわかりました」

古舘伊知郎アナが代弁してくれたように、これがボクにとってのプロレスです。

すべてプロレスから教わりました。

プロレスに対する想いが薄れかけていましたが、
レガさんのブログのおかげで、ボクの中のプロレスへの愛が復活してきました。

感謝しています!

素敵なブログ、ぜひ続けてくださいね!

>aliveさん

こんばんわ。

猪木のマイクはどの時代でも他のレスラーよりも心に刺さってきます<いくつも抜け出ていますよね。表現力が半端じゃない。

『ヨダレを足らしながらだともっと良い』<この記事での「首を掻き斬ってみろ」のところでもヨダレ(唾)を飛ばしています。

越中も熱いマイクですけど記憶にないというか名語録がない<やるって節とはよく言いましたが、確かに心に残るものは余りありませんね。

ファンを掌の上に乗せたのはマイクの使い方というか名語録の多さも大きい<凄いのはほとんどがアドリブというか、初めから狙って言ったものがほとんどないという部分ですね。
俳優としての表現力としても一流以上のものがありますね、と言ったら言い過ぎでしょうか。

>怜ちゃん

お久しぶりです。

少し主旨はズレますが、中邑真輔の試合後コメントは聞き逃せません<中邑の一挙一動は怜ちゃんをも魅了しますか!?

オカダはマイクまだまだって感じに思えますがそこが良い<声がアレなんですよね。でも外道がいい働きしてます。

何年も見てなかったけど、私自身こうしてまた新日本愛してま~すになってしまうとは思いませんでした←これマジ<怜ちゃんも戻ってきたのかぁ!!

いやつくづく今の新日本…凄いですよ。

>スパさん

猪木は声がすばらしいですよね!!<そういう観点もありましたか。確かにあの声質と言うのも大きいですなぁ。

こちらのブログのおかげで、Eテレ見逃さずに済みました<少しでもお役に立てたら幸いです。

NHK教育でジュベール、ザンギエフ、ユセフトルコ、イズマイウが見られる日が来るとは!!!<それにしても貴重でしたね。
ひまわりナッツ、マテ茶映像から猪木のブラジルでの農作業映像まで…凄い内容でしたよね、あれは。

ジュベール戦、あんなに鮮明な画像があるんだったら、猪木解説でDVDで売り出してほしい<アレは本当に驚きました。YOUTUBEでしか観られないものだと思っていましたら、直接、国営放送のアーカイブから拝借してきたんですから…NHK恐るべし。

>キラー猪木原理主義者さん

猪木が去って、残ったもの達が、新しい世界観を、造り上げたのですから…棚橋、中邑等が、がんばっていれば、いいんじゃないでしょうか?<ただ頑張っていれば良い訳ではないですから、今日の隆盛を築いたのには棚橋、中邑以外の面子も含めて自己プロデュース能力が長けているのだと思います。

日曜日の国技館が8000人しか入っていない現実<これはどうなんでしょうね。今年から(?)実数発表というか有料入場者発表になったんでしたっけ?
かつての興行戦争の時代は水増し発表が当たり前でしたが、今の新日の発表にはそれらの意味がなくなっていますので、この8000人という数字がどういう意味を持つものかは私には判断出来ませんね。

私の持論、いろんな意味合いで、プロレスは死んだ!しかし猪木は生きている<プロレス自体は死なないと思っています。ただ世間に届いているのは圧倒的に猪木の方ですよね。
猪木への絡み方を間違えてしまった事がかつての新日の迷走につながったと思っています。
もう過去の話になってしまうかも知れませんが。

>石原実さん

初めまして。
コメントありがとうございます。

毎日見させてもらっています<うわぁ、ありがとうございます。

やっぱり金曜夜8時に育ったボクとしては、どうしても魅力を感じられない…<そういった方々を納得させる存在が新日に現れたら、もう完全体ですよね。

某オーナーによってプロレスが内部から茶化されているような気がします<ちょっと誤解を招くとアレなんですが、私の見解は少し違うんですよね。
ここでは書かないでおきますが。

プロレスは世の中への怒りがありました。そして、ロマンがありました。それが闘魂だと思います<私らファンも同様でしたよね。
「何であんたらはこの凄さが分からないんだ!?」みたいな怒りというか…それがプロレスというジャンルだと思っていますよ。

古舘伊知郎アナが代弁してくれたように、これがボクにとってのプロレスです。すべてプロレスから教わりました<世間に出て、歳を重ねるにつれ『あぁこれってプロレスだなぁ』と思う場面が増えてきました。
世の中、シュートはほんの一握り。みんなワークの中で真剣勝負しながら闘ってるんだなぁ…みたいな。

プロレスに対する想いが薄れかけていましたが、レガさんのブログのおかげで、ボクの中のプロレスへの愛が復活してきました<前に記事にしました通り、それがこのブログの意味だと思っています。
石原さんの様な本当のプロレスファンがカムバックする為のきっかけになれれば、私のブログの意味はそこだと思っていますから。

今後とも宜しくお願い致します。

異論反論オブジェクション

私の言葉足らずのコメントで、解釈を間違っていらっしゃるようですが、
自己プロデュース能力など、必要なのでしょうか?飽きられたら、終わりですし、
行く末は、WWFのような下世話な三文オペラ演劇以下になるのは、わかりそうじゃないでしょうか。
すべては、リング上の闘いが、すべてであって、それを観たファンがあとから、いろんなことを、にくずけていくのでは、ないでしょうか。
私は、全日本プロレス否定論者ですが、
三沢、川田、小橋が、人気がある理由がわかる気がします。
彼らは、けして自己プロデュース能力が、
優れていた訳では、ないでしょう。
リング上の闘いが、シンプルですごかったから、ファンが後から、にくずけていったのでしょう。

水増し等は、昔からですが、レガさんは、
ご存知ないと思いますが、70年代後半から82、83年ごろの新日本プロレスなどは、蔵前国技館などどんなに入っていても、1万5000人発表でしたから。
私も実際よく見に行き、これもっと入っているだろうといつも思っていました。
信じられないでしょうが、プレイガイドは
いつも、売れ切れ、当日券のみでした。
水増し、8000人は、関係無く、熱気がない、満員にならない新日本プロレスを、問題視しているのです。
私は、通勤時いつも両国を電車で通り過ぎますが、90年代前半ぐらいまでは、電車内で帰りの切符等、アナウンスが流れ、ファン達の会話がよく入ってきました。今は、まったくありませんが。
テレビ、新聞等どこにも、プロレスのプの字もありません。電車、バス等、プロレス会話を立ち聞きした記憶がまったくありません。レガさんは、プロレスは死なないとおっしゃいますが、仮面ライダーショー、
ウルトラマンショーと同じものと考えれば、死なないでしょう。
うちの子供にプロレス行こうと誘っても、
インチキだから行かないとはっきり言いましたからねー。最近じゃプロレスごっこなど、やらないそうです。選手の名、技の名をしらないそうですから。
世間では、プロレスは死んでいると思います。
タレント猪木の発言は、世間に届いているんでしょうか?
おもしろおかしくうけとられ、


猪木原理主義者は、軽く聞き流しているのが、現状なのでしょう。

新日本プロレスの迷走は、グレイシーを追いかけず、闘わずして、何もせず、プロレス村に帰ったことが、人気をおとした理由でしょう。
新日本プロレス内での総合か、プロレスかの意見の相違もあるでしょう。

>キラー猪木原理主義者さん

全て主観で行かせて頂きます。

自己プロデュース能力など、必要なのでしょうか?<プロである以上はどんなレベルにせよ必要だと思っています。

行く末は、WWFのような下世話な三文オペラ演劇以下<ここは日本ですから、WWE的世界観全てが通用するとは思いませんが、大いに参考にしている部分はあると思います。
あとは新日の歴史を踏まえて、あくまでも本筋がリング上という原点がそこにあれば“下世話な云々”にはならないと信じています。

すべては、リング上の闘いが、すべて…それを観たファンがあとから、いろんなことを、にくずけていく<リング上だけが全て…ではないと思います。
キラーさんの敬愛する猪木で例えれば伊勢丹前とか…論旨違ってたらすみませんけど。

三沢、川田、小橋が、人気がある理由…けして自己プロデュース能力が、優れていた訳では、ないでしょう<そうでしょうか? よっぽど現状の新日にいる中堅レスラーよりも自己プロデュースが出来てたと思います。
これはエンターテイメント能力という意味ではありません。先述した“プロとしての”という部分です。

70年代後半から82、83年ごろの新日本プロレスなどは、蔵前国技館などどんなに入っていても、1万5000人発表でしたから<その辺は地方の一ファンに過ぎない私としてはお聞きした話からしか判断出来ないのですが、当時と比べるとまだまだ動員は厳しいという事は理解しています。
ただ2000年代前半の落ち込みから比べると目に見えて上昇はして来ています。何より新規のファンと共に昔のファンが戻って来てる現実がありますから、これは素直に評価出来る材料だと思います。

電車内で帰りの切符等、アナウンスが流れ、ファン達の会話がよく入ってきました。今は、まったくありません<これは札幌でも同じでした。
電車で幌平橋を降りるとそのアナウンスが流れていました。懐かしいです。

仮面ライダーショー、ウルトラマンショーと同じものと考えれば<同列に扱う事が良い事か悪い事かはわかりませんが、私はそれで結構だと思います。そこに需要があって、観に来る子供達(ファン達)が夢を見るなら、規模の大小に関わらず素晴らしい世界だと思いますよ。

うちの子供にプロレス行こうと誘っても、インチキだから行かないとはっきり言いましたからねー<父が普通以上のファンだとそうなっちゃう事もあるかも知れませんね。もちろん逆のパターンも知っております。
私の父は熱烈な巨人ファンでしたが、私自身プロ野球には人並以上に冷めてますよ。

新日本プロレスの迷走は、グレイシーを追いかけず、闘わずして、何もせず、プロレス村に帰ったことが、人気をおとした理由でしょう<キラーさんの見解はプロレスファンを休んでいた頃の私と近い部分があると思います。
ただ新日の中でも石澤あたりはグレイシーと一戦交えてますね。今のトップで言えば中邑もやってます。

迷走の一端は猪木にもあったと思っているのは私だけではないはずです。

でも

八百長

>(T ^ T)さん

いやいや、これはシュートだったんですよ。

熱心なファンでいらっしゃる様ですので、ぜひこの事件を調べてみて下さい。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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