怖いもん無し(1996)

MMAファイターとしてはピリオドを打った金原弘光(参照:UWF、一つ終わり再び始まる)ですが、

今後はプロレス一本でリングに上がります。

プロレスラー金原といえば真っ先に思い出すのが、

若き日の新日との対抗戦における、

格を越えた闘いぶりです(参照:金原のプロレス杜の都で稲妻)。

ホームリングにおいて外敵を迎え撃つ時には、
雄叫びを上げる野上

さらにふてぶてしさと憎々しさが増して、

実に金原らしさが全開でした。
いつも通り平常心の金原

1996年5.27 日本武道館

金原弘光vs野上彰

金原弘光vs野上彰

その魅力が爆発した一戦を振り返りましょう。

ちなみこの試合の前の第1試合が、

田村潔司Uインター最後の試合(参照:別れは突然に)でした。

対抗戦らしからぬクリーンな握手でのスタートですが、
握手からスタート

開始早々、放った金原の重いローキックに、
のっけから重いローキック、

ベテラン野上彰のプロレスラーとしてのスイッチが入りました。
気合で受ける野上

当時の金原はそういうアクションにはお構いなし。

間を空けずにカカト落しから、
お構いなしにカカト落しから、

一気に飛び膝蹴りをぶち込みます。
飛び膝、

膝立ちの状態になっても蹴撃は続きます。
膝立ちの状態でも蹴り続ける

それでも正面からミドルキックを捕えた野上は、

巧みにテイクダウンから、
野上は蹴り足を捕えてテイクダウン、

グラウンドでのヘッドロックに行きますが、

金原はすぐに脱出して、
グランド・ヘッドロックは金原難なく脱出、

ガッチリと膝十字固め。
金原ガッチリと膝十字

すぐにロープエスケープした野上ですが、

立ち上がれば再び蹴撃の嵐。
容赦ないローキック連打、

倒れてもなお蹴撃の嵐。
倒れても蹴り続け、

動きが止まれば余裕綽々の金原はスリーパーから、
キャメル気味のスリーパー

腕十字に切り替えますが、

これを野上は逆に膝十字で切り返して、

意地のエスケープ奪取。
野上意地の膝十字で金原エスケープ

さらに蹴りを捕らえての腰投げから、

逆片エビ固めで締め上げますが、
さらに逆片エビで締め上げるが、

金原は再び膝十字で返して、

野上も再びエスケープ。
金原が再び膝十字の切り返し

ブレイクすると膝を痛めた様子の野上に対し、

金原はさらに蹴撃の嵐。
ローキック連打、

まさしく乱れ打ち。
蹴りの乱れ打ち、

その姿はリアルにノーマーシー(無慈悲)。

たまらず野上はダウンを喫します。
野上ダウン

ダメージを回復する間もなく三度目の膝十字。
さらに膝十字

起き上がれば痛めた膝裏へのローキック。
ローキック

だがここで野上の持ち味である瞬発力が発揮されます。

金原の右ハイキックをダッキングでかわすと、
右ハイキックをダッキングでかわして、

バックを取って高角度のバックドロップ。
野上の高角度バックドロップから、

さらにブリッジの利いたジャーマンでカウント2まで奪取。
さらにジャーマンでカウント2

ダメージの大きい金原に、

野上は2発目を狙いますが、
もう一発狙うが、

踏ん張ってエルボーを叩き込んでから、
金原エルボーから、

きれいなビクトル投げから、
きれいなビクトル投げ、

そのまま4度目の膝十字で、

野上は遂にタップアウト。
ガッチリと膝十字に極めて野上タップ

寝ても立っても自信満々に攻めて行く、

金原の表情が実に印象に残る一戦でした。
足を引きずり帰る野上と見届ける金原

圧勝と言ってもいい内容に、

金原
「そうですね。今、自分、怖いものないっていうか。スタンドでは多分誰とやっても怖くないと思うし、まぁ寝てからの勝負も相手を倒してから自分が上に乗ってるパターンなんで。まぁ定石通りの試合なんじゃないですか?(ニッコリ)」

怖いもの無しの笑顔

文字通り怖いもん無し!!

この試合、意外な好勝負となったのですが、

それは野上が逃げずに真っ向から、

金原のカタイ打撃を受けていったからだとも思います。

私は今後の金原の進路として、

鈴木軍入りを強く推奨しますが、

見たいのはこういう試合なんです。

それと…この記事の一枚目の画像見てると、

現在の新日で活躍する誰かに風貌が似てません?

昨年暮れに桜庭和志とも絡んだ石井智宏です。

この試合見てて思ったんですよ。

石井の受けと金原の打撃が交わったら、

単純に物凄い試合が観られるんじゃないかなって。

さあ、金原の鈴木軍入り、

あなたも観たくないですか?

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tag : 金原弘光 野上彰 新日本プロレス90'S 平成維震軍

comment

Secret

新日本プロレス学校の仲間だった天山との試合は見たいですね。確か、Uインターと新日の対抗戦でも当たっていないような気がします。

対談とか見ていると、青春の1ページで思い入れが深いのが伝わってきます。

歩んできた道が違う二人が、ここで交錯したらドラマですよね。いきなりシングルで、金原には蹴りまくってほしいですし、天山には受け止めてほしいです。頑丈と言われる天山ですが、首の怪我からの復帰後はあまり調子が良くなさそうですが、思い入れの一戦が実現したら、奮起してほしいなぁ…。

この試合は、野上が大人でしたね。
トップセールスマン‼

VS外の人間の場合、憎たらしさ全開でした。
それが当時の金原の魅力でしたよね!笑

IGF、ゼロワン参戦時にはそれが見えなかったので、少し寂しさを感じたのは事実です。

木村健悟さんを好きなだけ蹴りまくっていた金原さん…戻ってきて!笑

>非力なビックボディさん

新日本プロレス学校の仲間だった天山との試合は見たいですね<仲良しの二人ですね。逆にタッグ結成も面白いですよね。

いきなりシングルで、金原には蹴りまくってほしいですし、天山には受け止めてほしいです<互いの持ち味が出る試合でしょうね。
天山の打たれ強さが最も発揮されるのは、U系とのブルファイトかも知れませんね。

>ムササビさん

初めまして。
コメントありがとうございました。

この試合は、野上が大人でしたね<大人というか、意地でしょうね。
キャリアでも名前でも遥かに上を行く野上が、無理に技術で対抗せずに正面から行ったというのが好勝負につながったんでしょうね。

>宮戸ゲノムさん

当時の金原の魅力でしたよね<石澤との絡みは特に面白かったですよね。

IGF、ゼロワン参戦時にはそれが見えなかったので、少し寂しさを感じた<ポジション的にも前座の一角でしたからね。
今後はプロレスに本腰を入れてライバルを作ってほしいです。

木村健悟さんを好きなだけ蹴りまくっていた金原さん…戻ってきて<ああいうレスラーが一人位いてもいいですよね(笑)。

No title

動画で金原選手が野上選手の嘗てのパートナーだった飯塚さんとのシングルマッチを見たのですが、結果は金原選手の蹴りを掴んで膝十字固めで飯塚さんが勝ったのですが、桜庭選手の参戦でも思ったけど、今の飯塚さんと対戦した場合、飯塚さんはどう対応したのでしょうか?。

昔を思い出し関節技で対応するけど、最後は「アイアンフィンガー」で反則負けかな・・・。

>通り菅井さん

金原選手が野上選手の嘗てのパートナーだった飯塚さんとのシングルマッチ<飯塚に関してはUインターの若手側はけっこう舐めてかかってた部分もあったんですよね。
初陣で対戦した高山は飯塚のバックボーンである技術についても、「サンボ留学なんて格通の読者(一般人)でも行ってるよ」とか。

今の飯塚さんと対戦した場合…昔を思い出し関節技で対応するけど、最後は「アイアンフィンガー」で反則負けかな<俄然、桜庭戦見たくなって来ました。
そういや鈴木ともそれほど絡んでいないですよね。
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