いつかは…きっと。

観戦された方、後日テレビ観戦された方々の評価がすこぶる高い、

3.9後楽園の『U-SPIRITS again』(参照:UWF、一つ終わり再び始まる)。
U-SPIRITS again集合写真

今週の週プロに大会記事が掲載されていたので、

目を通してみました。

その中で鈴木みのるのコメントが心を打ちました。

週刊 プロレス 2013年 3/27号 [雑誌]
 週刊プロレス No.1675 より

鈴木
「前田さんも高田さんも藤原さんも、アイツがいるなら行かないとか、忙しいとかじゃなくて、クソジジイになったときでもいいから、いつの日か。アンタらがまいた種がこれだけ花開いているんだ。人によってはただの通りすがりの団体だったかもしれないけど、みんな言葉に引き寄せられてやってきて、このプロレス界、格闘技界に生を受けたということを、産み落としたアンタらは忘れないでほしい」


UWFという言葉に胸を焦がし、

UWFの闘いに拳を突き上げた我々にとって、

再びオリジナルメンバーが集結するというのは、

夢のまた夢なのでしょうか。

大会にはテレビ解説者として山崎一夫の姿も見えましたが、

現在、熟読中の豪ちゃん本(参照:豪ちゃん本届いた)では、

山ちゃん自身も同じ様にノーサイドを提唱しています。

吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集
  吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集 より

山崎「よく思うんですけど、前田さんにしても高田さんにしても藤原さんにしても、もういい年じゃないですか。そういうのは1回置いといて同窓会でもやったらどうなんだろうと思って。みんなでまたワイワイ1杯やっちゃえば、昔に戻れたりするんじゃないかと思ったりするんです」

豪「いまも会えない関係がありますからね」

山崎「でしょうね。だけど、昔ああだったこうだったっていうのも、いいオジサンなんだから、どうなの? と。あれは許せない、これは許せないっていうのも1回置いといて、一緒に酒飲めばいいんじゃないの? みたいな。何かのタイミングでポンと会って、酒でも酌み交わせば意外とスッと氷が溶けるようにいくんじゃないかと思うんですよね。(略)実際、誌面や電波を通していがみ合うんじゃなくて、実際に会って酒でも飲んで、一発ずつ殴りっこすりゃそれでおしまいなんですよ…」


本の中で幾度か出てきますが、

新日系の選手たちはいくらいがみ合っていても、

酒飲んで殴り合えばわかり合える…みたいな歴史がある様です。

冒頭のコメントを発した鈴木は自らの体験談をしています。

鈴木「こないだ地方の大会のあと、打上げで藤原さんが飲んでたんで、絡みに行こうと思って、酒持って。僕、普段は飲まないんですけど、そういうときは飲むんで、『藤原さーん』って入ってったら、『来んなよ!』とか言ってたけど、横に座って、『飲みましょう、な、喜明。ほら乾杯!』とか言って。酔っ払ったからいいやと思って」


酔いに任せて、酒の勢いで無礼講。

積年の思いを氷解するにはそれも有りでしょう。

しかし近くに居たからこそ相容れない関係性も理解出来ます。

豪「そういえば藤原さん、船木さんにはいまでもすごい冷たい気がしたんですよね」

鈴木「ああ、そうっすね。船木、高田(延彦)がダメですね。理由もわかります」


藤原喜明高田延彦船木誠勝

超の字がつく程の頑固さを持つこの3人だけは、

容易に和解…とはいきません。

豪「船木さんは藤原組時代から試合をパンクラス的なものに変えたがってたって話は聞いたことがあったんですけど」

藤原「だから言ったの、『自分が金出して自分で会社を作って自分が社長になりなさい』って。そしたら好きなこと出来るでしょ」

豪「大金もらってスポンサーもついてて好きなことやろうっていうのは甘いだろ、と」

藤原「甘いですよ! そういうことでしょ?」

(略)

豪「高田さんがヒクソン戦が決まったぐらいの頃に、組長のコメントが一番幻想が高まったんですよね」

藤原「そう?」

豪「『高田はいざというときに腕を折れる男だ』みたいな。その情報が入ってから、観る側のテンションがちょっと上がって」

藤原「ああ。(略)要はあいつは性格が悪いから、たぶん腕も折れるよっていうだけの話でさ」

豪「ダハハハハ! 普通なら止めるけど、あいつはいきますよ、と」

藤原「そうそう、それだけの話だよ」


非常に冷めてますね。

冷め切っています。

もっとも一番冷め切っているのは高田なのですが…。

鈴木健「山ちゃんが、『健ちゃん、間を取り持って。高田さんとまた仲良くしたいんだけど』って言うから連絡したら、『いや、まだ嫌だ』って」


「親友はいらない」とまで言い切った高田ですから、

様々な理由で袂を別ち合ったかつての仲間たちと、

今の時点で和解する気持ちは一切ないみたいです。

もう一つ3人に共通しているのは、

3人とも現時点においては、

UWFという言葉に思い入れがないという部分でしょう。

この三文字に深い思い入れを持つのは、

実はオリジナルメンバーよりも、

そのオリジナルを見て育った世代なのかも知れません。

それでも必ずや、いつの日か。

クソジジイになってから…じゃ遅いんだけどなぁ。
最強軍団UWF

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tag : 藤原喜明 山崎一夫 鈴木みのる 鈴木健

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No title

前田と高田に関しては「今回で3度目、2度はいいけど3度はない」というコメントを前田は出していました。
何があったかは分からないですが。
藤原と高田の間には何があったのでしょうか?

佐山、前田、藤原、高田、船木とそれぞれにUWFで時代を作った選手らが袂を分かつだけではなく、遺恨を残しているという状態は非常に残念です。
ってか、全日新日で言っても「三沢・川田」「長州・谷津」はよく聞きますが、他は月日と共に・・・って感じですよね。

こういう場面でオリジナルメンバーと影響を与えた側の意識の違いはどこの世界でもそうですよね。
例えは違うかもですが、鳥山明が「桃白白を忘れていた」というエピソードがありますが見てる側は影響を受けたものを神格化しますが、当の本人はそこまで思ってないというは残念ながら多いですね。
宮戸あたりはUインターを今でも神格化してますけど、実質動かしていた人間ではありますがやはり主役ではありませんし。

>ナリさん

「今回で3度目、2度はいいけど3度はない」<以前も書いて頂きましたね。
ただ、前田の場合は相手によって違いますからね。田村と宮戸、安生に対してはひどいもんです。

藤原と高田の間<藤原を追ってUに来たのが高田の分岐点ですよね。いつの間にこうなってしまったのか…。

それぞれにUWFで時代を作った選手らが袂を分かつだけではなく、遺恨を残しているという状態は非常に残念<これも深い業(ごう)なんでしょうかね?
某バンドみたいな感じですよね。

見てる側は影響を受けたものを神格化しますが、当の本人はそこまで思ってない<例の豪ちゃん本での安生や山ちゃんの言葉を読むとそれがひしひしとわかります。
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