俺たちの見ていたものは間違いじゃない!!

明後日に迫った3.9 後楽園ホールでの、

『U−SPIRITS again』
U-SPIRITS again 記者会見

大会のプロモーターでありメインエベントを務める、

金原弘光の長編インタビューがスポナビにUpされ、

興味深い話題がいくつもありました。

 スポナビ格闘技 より
総合ラストマッチ直前の金原
「UWFが総合格闘技の歴史を作ったことを分かってほしい」
金原弘光・3.9U−SPIRITS直前インタビュー前篇 1

金原弘光・3.9U−SPIRITS直前インタビュー前篇 2

金原弘光・3.9U−SPIRITS直前インタビュー後篇


今回、自身の試合を“総合格闘技ラストマッチ”と発表した金原ですが、

そこにはどういう事情があったのでしょうか。

金原
「プロ格闘家としてやっていくための環境を作れなくなったんです。試合へ向けては集中して練習して、体のケアをしながら7~8キロ減量をしなければならない。僕も42歳になってコンディションを作るのに1カ月半ぐらい掛かるんですけど、そうするとその間は他の仕事ができない。1カ月半集中する環境を整えることができなくなって、僕は22年間そういう環境でプロとしてずっとやってきたので、これでは難しいと思って判断しました。日頃から体とコンディションを作らないといけなくて、そうすると仕事もできないし生活できなくなってしまうんです。プロとしては厳しいですよね」

「今でも2カ月に1度試合ができるコンディションは持っていますけど、次の試合が分からないっていうのは次の収入がいつになるか分からないっていうことで、そういった状況でやっていくのはもうキツいんじゃないかって」


年齢…コンディショニング…ケア…、

プロスポーツ選手なら誰もが、

いつかは必ずぶち当たる壁ですよね。

そして気になるのが、

「その間は他の仕事ができない」

「仕事もできないし生活できなくなってしまう」
という部分です。

プロ生活22年の金原でさえも、

もはやリング以外の仕事で収入を得ているのでしょうか。

時代と言ったらそれまでですが、

寂しいものがあります。

金原
「昔は無差別で大きな人とも戦って、自分の体も大きくしなきゃいけない。それが今は階級もできて、今度は減量しないといけない。しかも試合時間も5分2Rで短くなって、昔は陸上でいうと長中距離みたいだったのが今は短距離。中長距離の選手だったのに、年齢がいってから短距離走に出なさいって言われているような状況です(苦笑)」


奇しくも先日のナリさんのコメントにもあったキーワードですが、

MMAの歴史もかつては長中距離走だったものが、

いつしか短距離走に変わってしまっていた、と。

その中でも第一線で居続ける事は、

並大抵ではありません。

永きに亘って世界の強豪と張り合ってきた、

金原のベースにあるものは、

やはり“U”です。

金原
「やっぱり僕はUWFがあったから、こういう何でもありや総合格闘技ができたと思ってるんです。シューティング(修斗)はありましたけど、UWFの選手がUWFを進化させていって、選手が何でもありに挑戦して、それで繁栄させたっていうのはUWFの功績だと思うんです。でも今はそれを知らない人が多いと思うし、総合の歴史を作ったのがUWFだっていうのを分かってほしい。そう思ってこの大会をやりたいと思ったんです」

「格闘技なんて何もやっていなかったので、僕は全てUインターで吸収しました。ムエタイにしてもレスリングにしても関節技にしても。僕のバックボーンはUWFです。あとは新日本で小鉄さんに教わったことも入っています」


レスリング、柔道、空手、キックボクシング…様々な格闘技で下地を作って、

プロレスラーになる事が一般的ですが、

本当の意味での叩き上げ。

ましてやバックボーンはUインターの道場というのが、

金原と高山善廣の誇りです。
疲労感ありありの高田入場

インタビューでも思い出話に花を咲かせますが、

やはりUインターの時代は特別だった様です。

金原
「Uインターはとにかく団結力がすごかったんです。それは高田さんが試合が終わると毎回みんなを飯に連れて行ってくれて、それで浴びるように酒を飲んで(笑)。試合じゃなくてもたまにパッと呼ばれることがあって、そうするとみんなすぐに牛乳と胃薬を飲んで、胃の保護膜を作ってから六本木へ繰り出してました(笑)。まあ、それでも追いつかないんですけど(笑)。でも高田さんはそうやってみんなのことを気にかけてくれたし、僕らも酒の席だと高田さんといろいろ話せて、すごく嬉しかったです。ほんと高田さんは僕らからしたら大スターで、雲の上のような人だったので」


今やお馴染みとなってる(?)Uインターの“胃の保護膜話”ですが、

酔い潰れてリバースする事さえも許されない試練の場(参照:酒と泪と男と男と男と男と男と…)ですからね(笑)。

試合の方でUインター時代に心に残ってるのは、

やっぱりこの3つです。

金原
「高山(善廣)くんとよくやる機会があって、体はデカいしすごく動いて体力があったので、やっぱり高山くんとの試合が印象に残っています。それとチャンプア・ゲッソンリット(“黄金の左”といわれたミドルキックを主武器にした、ムエタイの強豪選手)とやった試合、あとは新日本との対抗戦があって、あれがいまだに一番『見ました』って言われます」


高山とは3年半の間に15年分くらい試合しましたよね。

チャンプア・ゲッソンリット(参照:Uインター異人史 vol.11~K-1/UFC編~)戦は金原個人として、

一つのターニングポイントだったのでしょう。
金原も善戦

しかし、やはりファンにとっては新日との対抗戦で、

憎らしく蹴りまくる金原の姿(参照:他流試合らしさ金原のプロレス杜の都で稲妻 、 因縁の最終闘争~前編~~後編~)が忘れられません。
入っての

その後、キングダム→リングスを経て、

フリーとなってからは大きなケガと、

連敗地獄に苦しみました。

そして一度は現役引退を発表しますが、

先輩の引退がきっかけで撤回を決意します。
田村vs桜庭煽りV23

金原
「垣原(賢人)さんが怪我で引退するってなって、そういうやりたくてもやれない人がいるのに辞めるのは、ただ逃げてるだけじゃないかって考えるようになったんです。それで“もう1回だけ踏ん張ってみよう”と思って、DEEPに上がり始めたんです。
(略)僕は長くやってるしちゃんと区切りをつけたかったんです。プロレスラーでもあるから今後はプロレスラーとしてやっていければと思うんですけど、今回は前田さんがやっていたリングスラストマッチとか、ああいう感覚に近いと思います」


プロレスラーとしての金原。

私はもっともっと見たいんですよ。

ただし高山や桜庭和志との絡みではなく、

あくまで一匹狼としての金原が、

一番魅力あるんですけどね。

最後に『U−SPIRITS again』の見どころについて。

金原
(出場する)この人たちがUWFの歴史を作った人たちです。僕も今後オファーがなかったらこれで最後になるかもしれないですし、そういう気持ちでやります。今回のメンバーはみんな総合を作ってきた人たちです。当時見てくれた人たちにもう一度見てもらって、“俺たちの見ていたものは間違いじゃなかった”という思いが伝わるといいなと思います。自分たちの青春時代をUWFに捧げた人たちっていっぱいいると思うので、そういう人たちに来てほしいです。みんなおっさんになったけどまだこれだけやってるんだっていうのを見てもらって、それをエネルギーに変えてくれたら。みんなほんとによくやってますよ(笑)」


さぁ、待ったなしです。

絶対に成功して欲しいなぁ。

否、絶対に成功するに決まっています。

観戦される方は私の分も楽しんで来て下さい。

そしてUWFを作った人たち、

ベストファイトを!!

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tag : 金原弘光 U-SPIRITS

comment

Secret

No title

金原さん、ここ見てるんですかね?(笑)

私は今でも新日本vsUインターの対抗戦のオープニングが語り継がれるのは金原が理由だと思っています。
キックスタイルということもありますが、あれが桜庭と同じようにレスリングスタイルの選手であったらあそこまでの緊張感はなかったと感じます。
それが彼の狙ってやったセンスであれば、すごいなぁと。

>ナリさん

金原さん、ここ見てるんですかね?<どうですかね? 多分見てないでしょう。

新日本vsUインターの対抗戦のオープニングが語り継がれるのは金原が理由<あの試合前と試合後のコメントを見聞きすると、当時Uインター側ファンの私でも憎らしく感じましたからね。

桜庭と同じようにレスリングスタイルの選手であったらあそこまでの緊張感はなかった<永田は当時から変に大人なところありましたけど、石澤とはまるっきりの喧嘩でしたもんね。
札幌でイリミネーションマッチやったときなんて生のヘッドバットで金原が顔面腫らしてキレかかってましたからね。しかも大事なチャンプア戦の前でしたし。
ああいう若気の至りみたいなのが近年なくなって寂しいですよ。

更新お疲れ様です

“U”の本質はルールやスタイルじゃないと思っています。
思想であり、その時代のリアルというかムーブメントであり、MMAへの…ま、いっか 笑

私は今もUルールのプロレスリングは残してほしい派の人間です。
真のプロレスラーの上がるリングがなかなか無いですから。
時代は変わってもプロレスリング技術を忘れてはいけないですよ。

ちなみに先日、ハードヒットのメインを見たのですが、残念ながら私の思う“U”ではなかったです。
光留は高山にカタイのを入れてみてほしい。
本当に進行形Uであるならば、型を見せるような試合をしたら駄目だと思います。
高山もヌルいことをしてほしくないですね。

今回、菊野の考える“U”が凄く気になります。
TKの教えがどう出るか。

金原総合引退試合が文字通りメインなのですが、セミの鈴木みのるvsハンス・ナイマンが持ってっちゃうんじゃないかと密かに思っております。
会見ヤバかったですよ 笑身も蓋も無いことを書きますが、この試合は当然ワークですよね?ですが、鈴木は今回、“それ用”の練習をやってるんじゃないですかね?
久しぶりに味わう感じではないでしょうか。

金原に関してはインタビューで御本人が語っていることがすべてでしょう!
今回の成功と今後の継続を期待します。

>宮戸ゲノムさん

“U”の本質は…思想であり、その時代のリアルというかムーブメント<そうなんですよね。プロレスそのものが時代と密接な関係にあると思いますが、UはまさしくMMA大型イベントの礎だったと思うんです。

私は今もUルールのプロレスリングは残してほしい派の人間<何でしょうね…前回もですが、今回のU-SPIRITSもスポナビなんかで観るだけで癒されるというか。
何十年経とうとも日本にだけはこのスタイルに残っていて欲しいです。

光留は高山にカタイのを入れてみてほしい。
本当に進行形Uであるならば、型を見せるような試合をしたら駄目だと思います。
高山もヌルいことをしてほしくないですね<実は私も似たような事を考えていました。
光留が現在進行形であるならば、いろんな意味で「勝たなきゃダメでしょ」って。

菊野の考える“U”<壮絶だった様ですね。ある意味一番正しいUです。

セミの鈴木みのるvsハンス・ナイマンが持ってっちゃうんじゃないか<実際持っていき気味だった様ですね。
もはや鈴木は大選手ですね。
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Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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