プロレスリング復興記念試合(2013)~後編~

お待たせしました。

前編からの続きです。

タックルを膝で迎撃された中邑真輔
中邑ダウン!!

大きなダメージで動けません。

そこへ桜庭和志は上になると、

追い討ちのマウント掌底。
パウンドからの、

さらに三角締めをガッチリと。
三角締めを、

こういった隙間のない三角締めは、

新日のリングでなかなかお目にかかる事はありません。

しかし体重差とスタミナの差、

したたかな中邑は起き上がると、

桜庭の顔面を踏みつけて脱出。
踏み付けで脱出して、

挑発の張り手以降、桜庭はペース配分無視で、

矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてきました。

ここに来て攻撃の手が緩んだ…と思えば、

改めてこういう試合でも、

心理戦を優位に進めていく、

中邑のタクティクスは凄いなぁ、と。

さらに間髪入れず、

後頭部へボマイェ!!
いきなりボマイェ!!

煽りVで「ボマイェは避けれる」旨を公言していた桜庭に対して、

快心の一撃でしょう。

一気に勝負!! とばかり、

中邑は狙いを定めていきます。
狙いを定めて、

充分な助走から、

2発目のボマイェ…はかわされて、

桜庭は片足タックルに捕えます。
もう一発!!…はかわされ、

そのままバックに回って、

こちらも2発目のジャーマン狙い。
バックを奪って、

中邑が踏ん張ると、

桜庭はすぐに腕十字の仕掛けに切り替えます。
腕十字の体勢、

極まる前に中邑が体勢を変えると、

これまたすぐに桜庭はマウントに移行して、

上からの掌底ラッシュ。
マウントからの掌底の連打、

そしてサイドポジション…ダブルリストロックの体勢です!!
そしてダブルリストロック!!

寸でのところで中邑はブリッジで跳ね上げ、
中邑跳ね返して、

逆に腕十字に取ります。
逆に十字へ、

しかしここから極めるのが至難の技です。

桜庭は難なく抜けると、

再びマウントから掌底。
もう一度マウントから掌底連射

そしてダブルリストロック!!…今度はニアロープです。
ダブルリストロックはニアロープ

レフェリーのブレイク要請も、

桜庭はそのまま腕を離しません。
腕を取られたまま、

すると中邑は担ぎ上げて、

リング中央まで歩を進め…、
桜庭を担ぎ上げると、

ランドスライド!!
記憶の片隅からランドスライド投下!!

これが有ったか…。

軽量の桜庭に対して、

中邑はリバースパワースラムというリスク技ではなく、

敢えてパワーアップを図った時代に培った力技で、

勝負に出た訳ですね。

もう一発投げ技を…中邑は、

お返しのジャーマン狙いに行くと、
ジャーマン狙いを、

これは桜庭の誘い水だったのか?

ロープのリバウンドを利用してホイップから、
ロープのリバウンドを使って切り返して、

リング中央でダブルリストロック完成!!
リング中央でダブルリストロック!!

解説の山ちゃん
「肘と肩、壊しますよ」


中邑苦悶の表情!!
絶体絶命の中邑は、

万事休すか!?

ところが中邑を救ったのはやはり膝でした。

ある意味ガムシャラに桜庭の側頭部へ連発。
ガムシャラに膝を当て脱出

中邑の体型だから出来る返しですね。

それを嫌って桜庭は腕十字へ移行。

フルパワーで極めんとする桜庭、

必死のクラッチで極められんとする中邑。
桜庭の十字を、

クラッチが切れた瞬間、

中邑はすぐに上体を起して回避。
凌いでから、

そこでまさかのボマイェ投下!!
まさかのボマイェ!?

誰も予期しない一撃に桜庭は動けません。
悶絶する桜庭に、

会場の新日ファンのボルテージは最高潮です。

私はTVで観ていて約12年前のドラゴンスクリュー(参照:歴史は10月に作られる~平成編~)を思い出しましたよ。

ダメージの大きい桜庭に、

さらに中邑は正面からのボマイェ!!
正面からの正調ボマイェで、

がっちりエビに捕えてカウント3!!
カウント3つ!!

勝利の余韻に浸る中邑と、

それを茫然と見つめる桜庭。
勝者と敗者のコントラスト

ウィットネスのスタン・ハンセンも祝福します。
ハンセンも祝福

そして両雄ガッチリと握手。
最後もガッチリと、

桜庭は素直に勝者を讃えます。
勝利を讃える桜庭

握手に始まり握手に終わる。

UインターからMMA、

ずっと桜庭はそうでした。

あくまでも桜庭は桜庭です。

中邑
「イヤァオ!!…イヤァオ!!…イヤァオ!!…たぎったぜ、オイ」

「イヤァオ!!」×3

「“プロレスラーは強いんです”そう来なきゃ!! だからこそ、この言葉も映えて来るってもんだ。“一番凄ぇのは…プロレスなんだよ!!”」
「一番凄ぇのはプロレスなんだよ!!」

中邑真輔…物凄い作品を残しました。



2000年以降の新日において、

少しでも格闘技的要素が出て、

お互いに噛み合った攻防が観られると、

よく、「これこそUWFじゃないか」という論旨を目にしてきました。

古くは田中みのるvs村濱のIWGPJr戦、

近年では中邑vs棚橋のIWGP戦序盤での掌打の打ち合い(参照:中邑3度目のIWGPを振り返ろう~episode 2~)。

その都度、私なんかは「そんな単純なもんじゃないんだけどなぁ」と。

その論旨の先頭に立っていたのが、

“GK”金沢克彦でした。

私はGKの語る(書く)プロレス論が大好きなのですが、

この“UWF論”だけは納得がいかなかったのです。

今回も、そういう定義をされたら嫌だなぁ、と思ってましたら、

 金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」 より
たぎったぜー!!

異種格闘技戦でもない、
総合格闘技でもない、
UWFスタイルとも違う

それならなにか?と問われたら、
これはプロレスなのだろう。
真輔は「ようこそ、プロレスリング・プロレスリングへ」と称した。
言葉にするなら、そうなるのかもしれない。


実にシンプル、それなのに初めて納得。

この試合は“プロレスリング・プロレスリング”。

“プロレスリングの2乗”だったのであります。

金沢氏はこの日のドーム大会を、

“プロレス復興記念日”と位置付けていますが、

この中邑vs桜庭は全世代プロレスファン…否、

本来の“日本中熱狂出来るプロレスリング”が、

復興するきっかけの記念試合だったのかも知れません。

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tag : 中邑真輔 桜庭和志 IWGPインタコンチ

comment

Secret

こんにちは。

正直なところ、このインターコンチネンタル王座のできた経緯とか知らないのですが、新日本内では昔の三大タイトルのAWAの位置付けなのでしょうか?

それは置いておいてかつての猪木の『タイトルの価値は権威ではなく試合が決める。』発言のお手本のような試合だったと思います。

ご無沙汰のコメですが…

今年も宜敷くお願いします。

内容は違えど、昭和~平成初期にタイムスリップしたような心持ちで観ました(ユーチューブですが)。
昭和からのプロレスファンとしては、今のプロレスではやはり中邑ですね。

近い将来、対田村…
期待してはいけないのでしょうねぇ(笑)

>aliveさん

こんばんわ。

インターコンチネンタル王座のできた経緯…AWAの位置付けなのでしょうか?<どうなんでしょうね。当初は余計なもん作ったなぁと思いました。
案の定、タイトルコンテンダーも防衛戦もIWGPヘビーのセカンドタイトルみたいに成り下がっていましたが、中邑が獲ってから俄然意味が出てきました。

かつての猪木の『タイトルの価値は権威ではなく試合が決める。』発言のお手本<猪木もNWFというローカルタイトルを日本マットのブランドに仕立て上げましたしね。
このベルト、世界中のトップどころと争って欲しいです。

>きちさん

こちらこそ宜しくお願い致します。

昭和~平成初期にタイムスリップしたような心持ちで観ました<試合展開は完全に今のプロレスとは異なりましたよね。

昭和からのプロレスファンとしては、今のプロレスではやはり中邑<本当にメジャーに届く男だと思うんですよね。

対田村<夢ですね!!
私としては桜庭戦の意味を薄めない為にもやらない方が良い様な気がします。

No title

この試合を見ていて思ったのは、「プロレスの上手な人がやるプロレス」と「実際に強い人がやるプロレス」の違いというか?
今はDDTとかドラゲーとかでも、凄い技やムーブが見れますが、どうもしっくりきません。
今月のGスピリッツのビルロビンソンのインタビューでタイガーマスクを褒めてましたが原文通りではありませんが「レスリングに精通してるムーブ」と称してました。

今回の試合もそういう感じかなぁと。

とりあえず、桜庭と柴田には再び石井智宏と交わってもらいたいというか、シングルをやってもらいたいと感じてます。

>ジョーカー ナリさん

「プロレスの上手な人がやるプロレス」と「実際に強い人がやるプロレス」の違い<日本プロレス時代はほぼ後者しかいなかった訳ですしね。

ビルロビンソンのインタビューでタイガーマスクを褒めてました…「レスリングに精通してるムーブ」<どんな小さな技でも、そこに相手を仕留めに行く気持ちが入らなければやらない方がマシですしね。
ロビンソンなんかはそういう事にこだわるんじゃないですか?

桜庭と柴田には再び石井智宏と交わってもらいたい<桜庭はジュニアでやっていくのもアリかな? と思っています。
石井もいいですけど、プリンス・ディビッドや飯伏なんかとやったら面白いじゃないですか?

桜庭対飯伏、これオラも思いました。
中邑戦観た後、サクはジュニアでってつぶやいちゃいましたもん。

インタコンチはNo.2ベルトがあればいいのにと感じていたのですが、中邑が巻く事によって意味合いが変わってきましたな。延び盛りの若手とベテラン中堅で争うようなベルトにしてほしかったのですが…まぁ、中邑が面白くしてくれるならそれはそれでいいかな。

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>BKっち

中邑戦観た後、サクはジュニアでってつぶやいちゃいました<ちょっと忘れたんですが、何かの媒体でも「桜庭はジュニアで」という案があったんですよね。
今の(私には)違和感ある新日ジュニアに新風を巻き起こして欲しいです。

インタコンチはNo.2ベルトがあればいいのにと感じていたのですが、中邑が巻く事によって意味合いが変わってきましたな<完全に会社の思惑と違う部分を追ってますよね。痛快です。
結局、IWGPヘビーと同じ価値まで持っていって、最終的にはドームで統一戦なのかなぁ、と思います。
もちろん雌雄を決するのは中邑と棚橋ですね。

>BKっち???

譯懷コュ蟇セ鬟ッ莨上?√%繧後が繝ゥ繧よ?昴…<ん??? どした???

すいません、わかりません…。
バグった?(とは言わないか)

>BKっち

バグった?<いや何かの暗号かと思いましたよ(笑)。
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