腕ひしぎ逆十字という名のエール~後編~(1997)
さぁ!! 前編からのつづきです。
ヴォルク・ハンの猛攻は止まりません。
田村潔司の右腕を極めたまま、
強引にスープレックスで叩きつけて行きます。

そのまま腕十字を取りに行くと、

田村はすぐにクロック・ヘッドシザースの切り返し。

…ってこれ珍しいですね。
そこから一気に足を取って、
膝十字固め。

ハンは例の如くクルクルと回転しながら、
脱出を図ります。

ロックが緩んだところで、
すぐに腕を取りに行きますが、

田村はもう一度、膝十字に取って、
思わずハンはエスケープ。

この攻防を取られたハンの、
精神的ダメージは大きいです。

ヴォルク・ハンの猛攻は止まりません。
田村潔司の右腕を極めたまま、
強引にスープレックスで叩きつけて行きます。

そのまま腕十字を取りに行くと、

田村はすぐにクロック・ヘッドシザースの切り返し。

…ってこれ珍しいですね。
そこから一気に足を取って、
膝十字固め。

ハンは例の如くクルクルと回転しながら、
脱出を図ります。

ロックが緩んだところで、
すぐに腕を取りに行きますが、

田村はもう一度、膝十字に取って、
思わずハンはエスケープ。

この攻防を取られたハンの、
精神的ダメージは大きいです。

勢いの乗ってきた田村は、
鋭い前蹴りでハンをぐらつかせ、

さらに高い打点のジャンピング・ハイキック!!

ハンは大きく吹っ飛びますが、
ノーダメージの為にノーダウン。

低い一本背負いでテイクダウンを奪ったところには、

ハンのスリーパーが待っていました。

何とか抜け出すと、

すかさずハンは強烈な足首固め。

田村も必死に腕を極め返すと、

どちらからともなく自然にブレイク。

田村はローキックの連打によって、

この試合初めてダウンを奪いました。

さらに2度目の前蹴りを鳩尾に入れて、

連続ダウン奪取。

組めば首を捕えて、

フロント・ネックロックでエスケープ奪取。

のちのIGFでのモンターニャ・シウバ戦でも使用した技ですね。
ポイント差かなりついています。

不利なハンは一気に形勢を戻さんと、
スタンド式のアームロックから、

そのままテイクダウンして腕十字へ。

“絶対にこの技でやられる訳には行かない”田村は、
必死のエスケープ。

右肩を痛めた模様です。

ハンは掌底、膝蹴りとつなぎ、

まさに“芸術品”下からのアームバー!!

汗も手伝ってか何とか脱出成功。

そのままこの試合三度目の腕十字!!
…はこれまた汗ですっぽ抜けてしまいます。

立ち技では一転してハンの掌底ラッシュに、

田村ダウン。

互いにスタミナも尽きてきた頃、
首相撲から田村は、
ハンの首に右腕を巻きつけておいて、

腰を沈めると、
やや強引ながら、

払い腰で、

ハンの巨体を叩きつけ、

腕十字へ四度目のトライ!!

今度はハンを逃さずに、
見事な一本!!

様々なプレッシャーに打ち勝った田村は、
思いっ切り、雄叫び一発。

この日、会場にいましたが、
ゴングの瞬間の館内の盛り上がりは、
凄まじいものがありました。
敗れたとはいえハンも試合内容に満足でしょう。

田村はいつも通り四方への礼を終えると、
ファンの声援に視線を返しながらの退場。

このフィニッシュに至る一連の流れ(参照:プロレスラーのテイクダウン)。
これこそ私が高田と田村を重ねてしまう、
一番の理由なんです(参照:“覚悟”の表れ)
なぜ、この試合、
執拗に腕ひしぎ逆十字固めにこだわったのか…?
試合後、当時は、
誰もが予想しない言葉が、
田村の口から飛び出しました。
もう一丁、続きますよ。
鋭い前蹴りでハンをぐらつかせ、

さらに高い打点のジャンピング・ハイキック!!

ハンは大きく吹っ飛びますが、
ノーダメージの為にノーダウン。

低い一本背負いでテイクダウンを奪ったところには、

ハンのスリーパーが待っていました。

何とか抜け出すと、

すかさずハンは強烈な足首固め。

田村も必死に腕を極め返すと、

どちらからともなく自然にブレイク。

田村はローキックの連打によって、

この試合初めてダウンを奪いました。

さらに2度目の前蹴りを鳩尾に入れて、

連続ダウン奪取。

組めば首を捕えて、

フロント・ネックロックでエスケープ奪取。

のちのIGFでのモンターニャ・シウバ戦でも使用した技ですね。
ポイント差かなりついています。

不利なハンは一気に形勢を戻さんと、
スタンド式のアームロックから、

そのままテイクダウンして腕十字へ。

“絶対にこの技でやられる訳には行かない”田村は、
必死のエスケープ。

右肩を痛めた模様です。

ハンは掌底、膝蹴りとつなぎ、

まさに“芸術品”下からのアームバー!!

汗も手伝ってか何とか脱出成功。

そのままこの試合三度目の腕十字!!
…はこれまた汗ですっぽ抜けてしまいます。

立ち技では一転してハンの掌底ラッシュに、

田村ダウン。

互いにスタミナも尽きてきた頃、
首相撲から田村は、
ハンの首に右腕を巻きつけておいて、

腰を沈めると、
やや強引ながら、

払い腰で、

ハンの巨体を叩きつけ、

腕十字へ四度目のトライ!!

今度はハンを逃さずに、
見事な一本!!

様々なプレッシャーに打ち勝った田村は、
思いっ切り、雄叫び一発。

この日、会場にいましたが、
ゴングの瞬間の館内の盛り上がりは、
凄まじいものがありました。
敗れたとはいえハンも試合内容に満足でしょう。

田村はいつも通り四方への礼を終えると、
ファンの声援に視線を返しながらの退場。

このフィニッシュに至る一連の流れ(参照:プロレスラーのテイクダウン)。
これこそ私が高田と田村を重ねてしまう、
一番の理由なんです(参照:“覚悟”の表れ)
なぜ、この試合、
執拗に腕ひしぎ逆十字固めにこだわったのか…?
試合後、当時は、
誰もが予想しない言葉が、
田村の口から飛び出しました。
もう一丁、続きますよ。
- 関連記事
-
-
粉雪が舞い散る12月~Case by TAMURA~(1997) 2008/12/11
-
腕ひしぎ逆十字という名のエール~前編~(1997) 2012/12/14
-
甦れ!!“空想の世界”伝説(1991~1997) 2012/12/12
-
リングの中のAnswer~前編~ 2019/07/09
-
リングの中のAnswer~後編~ 2019/07/11
-
さらば愛しき赤ジャージよ(1996) 2014/11/03
-
Uよく柔を制す~後編~(2000) 2019/10/25
-
元気玉発言とは何か?(1997) 2012/12/18
-
comment
これ、オラも観に行ってるはずです。
内容全然記憶にないですが、凄く面白かった事だけは覚えてますわ。
あれ?リングスおもろいやん、って思いましたもん。
内容全然記憶にないですが、凄く面白かった事だけは覚えてますわ。
あれ?リングスおもろいやん、って思いましたもん。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
>BKっち
これ、オラも観に行ってるはず<おおっと、これまたニアミスですね(笑)。
凄く面白かった事だけは覚えてますわ<この日、フランク・シャムロックがリングス初参戦でTKと緊張感ある試合しましたよね。
パンクラス派のBKっちはその辺りが面白かったということでしょうか。
凄く面白かった事だけは覚えてますわ<この日、フランク・シャムロックがリングス初参戦でTKと緊張感ある試合しましたよね。
パンクラス派のBKっちはその辺りが面白かったということでしょうか。
>○○○○○さん
いつも本当にありがとうございます。
数ヶ月ぶりにMIXIに書き込みさせて戴きましたよ(笑)
数ヶ月ぶりにMIXIに書き込みさせて戴きましたよ(笑)
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
>○○○○○さん
ご進言下さってありがとうございます。
しかし、私にとってはこのブログが最も居心地良く、他SNS等は元来の出不精ゆえに皆様にご迷惑をお掛けしかねないと思いまして…。
今後とも、このスタンスでお付き合い頂ければ幸いです。
しかし、私にとってはこのブログが最も居心地良く、他SNS等は元来の出不精ゆえに皆様にご迷惑をお掛けしかねないと思いまして…。
今後とも、このスタンスでお付き合い頂ければ幸いです。