カリスマ×矛盾=キラー(1981)~前編~

前回の記事(参照:認めるがゆえにサディスティック)に、

たくさんの反響を頂きましたので、

約一ヵ月後に行われた再戦を、

振り返らない訳には行かないですよね。
アントニオ猪木vsラッシャー木村@ランバージャック戦

1981年11.5 蔵前国技館

アントニオ猪木vsラッシャー木村

気合一発タオルを投げてゴング

完全決着戦として両者が合意したルールは、

ランバージャックデスマッチとなりました。

国際側のセコンドはアニマル浜口寺西勇、なぜか新日所属の剛竜馬。

対する新日側は坂口征二長州力、そして…星野勘太郎です。

開始早々アントニオ猪木は、

前戦で痛めつけたラッシャー木村の左腕を狙っていきます。
いきなり腕を極めに行く猪木

木村はロープに押し込んで“相撲流”エスケープ。

ブレイク際、腰の高い木村の足を、

猪木が刈っていきますが、
離れ際の足払いは、

木村は倒れず、

逆に猪木がバランスを崩してしまいます。
猪木自身がバランスを崩す

この辺り、木村の下半身の強さが表れていますよね。

大相撲で培った組み際のバランスの良さと、

吉原教室でのレスリング技術。

グレーテスト1972の“ラッシャー木村フィジカル最強説”(参照:1972札幌サミット議事録)の根拠はここにあります。

この序盤戦では興味深い攻防が繰り広げられます。

もう一度ロープ際でのブレイクの際、

木村は猪木の刈り足を警戒して、

大きく右にサイドステップでかわしていくんです。
回り込んで回避

こういう駆け引きを拾っていくのが、

実に楽しいんですなぁ。

そして3度目の離れ際、
3度目の離れ際で、

今度は木村が仕掛けます。

密着して放ったニーリフトが猪木の股間を直撃。
木村の膝が股間直撃

崩れ落ちた猪木にさんざん痛めつけられた、

腕ひしぎ逆十字敢行。
そして掟破りの逆逆十字

何とか猪木はロープへ。

木村もすぐにブレイクします。
一度ロープへ逃れるも、

今度はビッグ・サカばりの豪快な大外刈りから、
豪快な大外刈りから、

もう一度、腕ひしぎ逆十字。
もう一度逆十字、

ここもニアロープでブレイク。

意表を突かれた猪木は、

早くも左肘を痛めた模様です。
序盤から肘を痛めた猪木

矢継ぎ早に得意の頭突きを狙う木村に、
頭突き狙いの木村に、

猪木はエルボースマッシュから、
エルボースマッシュから、

片足タックルで倒すと、

レッグロックにとって間を置きます。
テイクダウンを奪って足を攻める

ここでも木村はフェイスロックや何やらで巧みに脱出。

立ち上がるとフロント・フェイスロックから、

首投げを狙って行きますが、
首投げ狙いの木村に、

猪木はそれを嫌うと、

初戦に続いてインロー一発。
初戦に続いてインロー炸裂

コーナーに押し込んで顔面をかきむしりに行きます。
顔面かきむしり

いまいちペースを握れないもどかしさから、

表情に苛立ちが見えます。

木村はお構い無しに体勢を入れ替えると、

胸板へ逆水平チョップ。
木村強烈な逆水平チョップ、

顔面を狙った張り手は、

猪木がブロックして、
張り手は猪木がディフェンス、

逆にエルボー。
顔面へエルボーから、

さらにローキック。
ローキック

ここで木村も頭突きを返します。
木村はここで頭突きへ、

また木村にペースが移りかけた瞬間、

猪木は腕を取ってグラウンドへ。
アームロックホイップからグラウンドへ、

ダブルリストロック狙いの猪木、

木村はジワジワとロープへ。
ロープへ逃れる木村、

ここでもロープ際の攻防で木村に先手を取られます。

離れ際、後方からの頭突き、
後頭部への頭突き、

さらにストンピング、
さらにストンピングで猪木エスケープ

猪木は一旦リングを降りインターバルを取ります。
普通にインタバルを取る猪木、

でもこの試合、ランバージャックマッチなのですが…?

逆に猪木は場外から木村の足を取って、

鉄柱攻撃へ。
逆に木村の足を取って鉄柱攻撃、

駆け寄る国際セコンドに星勘が睨みをきかせます。

猪木も威嚇。
セコンド陣を睨みつけると、

それでも押し寄せてきた国際軍を、

星勘が制止。
星勘が国際側セコンドを阻止!!

おっとり刀で駆けつけた坂口に促されて、

猪木はやっとリングへ。
荒鷲に促されてやっとリングへ

もはやルールが何だったかわかりませんね(笑)。

それでも木村は黙々と、

大技の波状攻撃に持っていきます。

ロープに振ってのカウンターのクロスチョップ。
木村カウンターのクロスチョップ、

修羅場潜りのドリルアホール・パイルドライバー。
木村のパイルドライバー、

さらに大一番仕様のブルドッキング・ヘッドロック。
木村のブルドッキング・ヘッドロック1、

思いの外、短い助走距離に失笑も出るのですが、

猪木の顔面をキャンバスに叩き付け、

確実にダメージを与えています。
木村のブルドッキング・ヘッドロック2

すぐにカバーに行く木村に、

猪木はカウント2でキックアウト。
フォールは猪木が2でキックアウト

木村はすぐにスリーパーへ。
木村のスリーパー

しかしこれをレフェリーはチョークと判断してしまいます。

ここまでの攻防…完全な木村ペースです。

当時は気づいていませんでしたよ。

ラッシャーといえば猪木のきつい攻撃を、

黙って耐えてるだけがその印象でした。

しかしどうでしょう…初戦もそうですが、

猪木相手に堂々レスリングで渡り合っているんですよ。

これ“金網の鬼”という顔以前に、

長年に亘り国際プロレスのエースとして、

IWA世界ヘビー級王者として、

世界中の強豪を相手に団体を守ってきた男の、

真の実力でしょうね。

後編につづきますよ。

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tag : アントニオ猪木 ラッシャー木村

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