もういちど見たい桜庭の技

気がつけば桜庭和志の新日での第2戦、

10.8両国国技館での、

真壁刀義、井上亘vs桜庭和志、柴田勝頼が直前になりました。

初戦(参照:ビートかずしのオールナイト・シンニッポン)は秒殺的な結果となり、
桜庭メンチをきる

桜庭の技術の一端しか見えないまま終わりましたが、

今回の相手はそういう訳には行かないでしょう。

そこで今回久々の技トーークでは、

私自身が新日マットにおいて桜庭に期待する技。

多彩なテクニックの中から「もういちど見たい」技術を、

いくつかクローズアップしてみたいと思います。

以前やったUの技術論(参照:徹底比較・田村vs桜庭)と比較して読んで頂けたら幸いです。



まず“桜庭とプロレス”と言えば、

最初に思い浮かぶのがサソリ固めです。
桜庭のサソリ固め1

デビュー当時において、

桜庭の見せ場と言ったら、
桜庭のサソリ固め2

高速タックルよりも、

掛け声一発仕掛けていく、

この技でした。
桜庭のサソリ固め3

ただ連続画像で見るとおり、

足首を極める前に、

やや強引にステップオーバーしていましたので、

“見せ技”的な部分が大きかったのです。

10.9で永田裕志に切り返された(参照:ぼくはロックアップしない。)のも無理はありません。

それでもいずれ実現するであろう永田との再戦で、

再び強引にサソリを仕掛けていくか?

再び永田は切り返してくるか?

ちょっとだけ注目したいですね。

デビュー当時多用していた技といえば、

意外と打点の高いドロップキックもあります。
打点の高いドロップキック

ただ…これは普通に見られないでしょうね。

きっと膝の事もあるので、

高さも美しさも劣化しているでしょうから。

それよりも蹴り技で期待したいのが、

PRIDE初期に繰り出していた、

ソバットです。
桜庭のソバット1

当時、バーリ・トゥードと呼ばれたリングにおいて、

桜庭は世界トップクラスの柔術家たちが、
桜庭のソバット2

知らない…いや、知ってる訳がない技術を駆使して、

我々プロレスファンの溜飲を下げてくれました。
桜庭のソバット

このソバットが最初の“象徴”だったかも知れないです。
桜庭のソバット4

相手のボディを文字通り突き刺す、

桜庭のソバットのルーツは、
桜庭のソバット5

桜庭が最初に憧れた初代タイガーマスクの存在だったのかも知れません。

“桜庭=初代タイガー説(参照:夢の架け橋と時間の魔術)”を強く唱える私としても、

新日マットでこの技を甦らせるのは、

桜庭の使命だと信じています。

近年のMMAにおいては、

余程の実力差がない限り、
桜庭のバックキック1

この様な技が見られる機会は、

少なくなりましたが、
桜庭のバックキック2

ルールも闘い方もほぼ整ってしまった、

MMAではなく、
桜庭のバックキック3

本来の自由な空間であるプロレスのリングにおいて、

このソバット以外にも、
桜庭のバックキック4

MMA黎明期に存在した技の数々が、

復活するのを楽しみにしています。
桜庭のバックキック5

例えば桜庭のオリジナルとも言えた、

ジャンピング・フットスタンプ
桜庭のフットスタンプ1

これもプロレスから生まれた言語である、

“猪木アリ状態”という、
桜庭のフットスタンプ2

膠着というMMAにおける問題点を、

一気に打破した桜庭のIQテクニック。
桜庭のフットスタンプ3

プロレスリングがルーツの桜庭だからこそ、

何の違和感もなくPRIDEに持ち込んだ、
桜庭のフットスタンプ4

高等技術だったと思います。
桜庭のフットスタンプ5

さらにそこから応用させた、

スライディング・キックに至っては、
桜庭のスライディング・キック1

もはや桜庭の技術が、

一つの流派になった事を表していました。
桜庭のスライディング・キック2

“IQレスラー”と形容された、

当時の桜庭ですが、
桜庭のスライディング・キック3

実戦においては、

“IQ=頭脳”を駆使していたよりも、

無意識に身体が動いていた感もあります。
桜庭のスライディング・キック4

その姿は、まさに“神がかり”というか…。

それが最も表れた試合は、

ホイス・グレイシーとの死闘ですね。

そこでも“猪木アリ”を打破する、

新たな技が出現しました。
桜庭のハリケーン・ボルト1

桜庭のハリケーン・ボルト2

桜庭のハリケーン・ボルト3

桜庭のハリケーン・ボルト4

桜庭のハリケーン・ボルト5

人はそれをハリケーンボルト…とは呼ばなかったんですけど、

某有名漫画の大技が現実のリングに出現したのは、

それこそ“神がかり”以外の何者でもなかったです。

実際のところはホイスのガードを飛び越えて、

上になろうとした流れの中で、

偶然に放たれた一発だった様です。

そして“神がかり”の最たる技といえば、

モンゴリアン・チョップでしょう。
桜庭のモンゴリアン・チョップ2

桜庭のモンゴリアン・チョップ3

まさかMMAの試合の中で、

キラー・カーンの技が見られるなんて思いもしませんでしたよね。

海外のMMAファンには、いまだに、

「サクラバチョップ」としてその名を残しています。
桜庭のモンゴリアン・チョップ1

後年、この技で墓穴を掘った試合もありましたが、

2012年秋、満を持して復活でしょう。

それとも天山広吉戦までお預けか?

最後はUインター~キングダム時代において、

桜庭の最大の武器であった各種スープレックスです。

PRIDEでも一度だけ見られましたが、
桜庭のベリー・トゥ・ベリー1

桜庭のベリー・トゥ・ベリー2

桜庭のベリー・トゥ・ベリー3

桜庭のベリー・トゥ・ベリー4

あくまでも桜庭のスープレックスは、

テイクダウンへ持ち込むための技でして、
Uインター時代のベリー・トゥ・ベリー1

Uインター時代のベリー・トゥ・ベリー2

Uインター時代のベリー・トゥ・ベリー3

Uインター時代のベリー・トゥ・ベリー4

Uインター時代から一貫して、

アマレスの反り投げの応用として使っていました。
Uインター時代のベリー・トゥ・バック1

ジャーマンも同様で、
Uインター時代のベリー・トゥ・バック2

ブリッジは効かせつつも、
Uインター時代のベリー・トゥ・バック3

すぐに次の技へ移行する為のつなぎとして、
Uインター時代のベリー・トゥ・バック4

使用していました。
Uインター時代のベリー・トゥ・バック5

これはもちろんUインタールールに準じた使い方だった訳ですが、

果たして今の新日マットでは、

どの様な使い方になるでしょうか?

スープレックスを使う気は満々の様ですので、

いつ飛び出すか楽しみにしていましょう。

そして個人的に言わせもらうならば、

最も期待するのは、

“幻の”ダブルアーム・スープレックス解禁です。
人間風車予告

1999年9.12 横浜アリーナ

PRIDE.7
vsアンソニー・マシアスで、

予告しつつも未遂に終わった人間風車。
桜庭の人間風車1

煽りVや試合後の型を見る限りでは、
桜庭の人間風車2

まさしくビル・ロビンソンの正当継承者。
桜庭の人間風車3

歴代の人間風車(参照:人間風車博覧会)に引けを取らない、

見事なフォームでした。
桜庭の人間風車4

“強い桜庭”復活の切り札は、

ダブルアーム・スープレックスの復権だったりすると嬉しいですね。



それにしても桜庭の新日での闘い…。

私が本当に一番見たいのはね、

あの笑顔なんですよ。
サクスマイル満開

それはどこのリングであっても関係ないです。

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tag : 桜庭和志

comment

Secret

No title

私も初期PRIDEを見ていて『IQレスラー』というネームには正直??でした。
我々からしたら見慣れた技・・・でしたが相手の選手は知らないだけだろうなぁと。
それが格闘技側からすれば「なんて思考だ!」となったのでしょう。

それまでのプロレスラーは「相手の土俵に合わせる」ということでしか、自分をリングで表現出来ませんでした。
それでも、ある程度の勝率は上げることが出来ましたが実質”プロレスラーは強い”と思える程ではなく。

PRIDE以降でも「そんな技は実戦では通用しない」というのが合言葉になってる人がいました。
「コブラツイストはかからない」「STFもかからない」等。
「コブラツイストなんてかからないからかけてみろ」とか言うんですが、こっちからすれば「今からコブラツイストかけるって相手が分かってたらかかるわけないだろ?」と思ったので、足を引っかけて思い切ってストレッチプラムをかけてやりました。
びっくりしてましたね(笑)
「そんなの行ってないだろ!」と言ってきたので、「そんなもん、ハイキックが来ると分かってたら最初からガードするだろ」と言ってやりました。

それでも彼は、こちらの言ってる意図は分かってなかったですが(苦笑)


しかし、桜庭がサソリを出したとしても今のファンにはそれがどういう目に映るのか知りたいものです。

私もロビンソンのダブルアームの形が好きなんですよ~。
屈伸のような体勢から一気に持ち上げる動作と形が。

私にとって桜庭の技といえばローシングルです。

こんばんは。

ビクトー戦後のヒクソンの唖然とした表情をよく覚えています。

サソリは永田が返した時は自分のとこの大将の技をあっさり返していいのかと他人事ながら思いました。

桜庭で一番好きなのは打撃をムッとしながら打つところです。ビクトー戦、ブラガ戦、ボイラー戦。感情が見え隠れしていて小林邦昭を相手にした初代タイガーのような。

桜庭には小林邦昭のような強いけどなんか嫌という存在が、ふさわしいと思います。

昨日のサクの飛行機投げ素晴らしかったですね。
アームロックへの繋ぎ技になりましたが、こういった基本技に脚光が浴びて欲しいです。
あと個人的にサクには出来れば(初?)の地元凱旋試合してもらいたいです(笑)

>ジョーカー ナリさん

我々からしたら見慣れた技・・・でしたが相手の選手は知らないだけだろうなぁと<とにかく相手の土俵には乗らないと言うか、UFC優勝時の「ポケモンやってました」発言とかもそうですが、自分の流儀を崩さないうちはほぼ磐石でした。

PRIDE以降でも「そんな技は実戦では通用しない」というのが合言葉になってる人がいました<結局はやる人間の心一つですよね。
ミノワマンなんかがやってた戦術と言うのは実戦を十分に想定した上での“そんな技”だったりしましたし。

「コブラツイストはかからない」「STFもかからない」等<私も乱取りで後輩にコブラツイスト、卍…かけてました(笑)。
もちろんキレイに決まる訳ではないのですが、決して不可能ではないと思います。

桜庭がサソリを出したとしても今のファンにはそれがどういう目に映るのか<すでに10.8の流れからいくと、それらの技がいつ出てもおかしくはないですよね。

>宮戸ゲノムさん

私もロビンソンのダブルアームの形が好き…屈伸のような体勢から一気に持ち上げる動作と形<元祖ならではの完璧さでしょうか。
しかし膝を痛める以前はもっと凄かったらしいですね。

桜庭の技といえばローシングル<これこそ切り札ですよね。

>aliveさん

こんばんわ。

ビクトー戦後のヒクソンの唖然とした表情<そういやあの日、ヒクソンもホイラーもいましたね。小川もいました。

自分のとこの大将の技をあっさり返していいのかと<ははは、確かに。
そう思うと、この頃の若手…永田も石澤も金原もやりたい放題でしたね。

桜庭で一番好きなのは打撃をムッとしながら打つところ<最大の魅力でもあり、ウィークポイントでもありました。
なる程、その辺も初代タイガーと被るんですね。

小林邦昭のような強いけどなんか嫌という存在が、ふさわしい<根っからのベビーフェイスなんですけどね。
でも今の新日のファンなら、心から野次る様な人はいないんでしょうね。

>しゅるさん!!

おおっと久々ですね!!

サクの飛行機投げ素晴らしかった<各所で絶賛ですね。
両国、行かれたんですね。

こういった基本技に脚光が浴びて欲しい<柴田と二人で上がる事によって、そういう効果もあって欲しいです。

個人的にサクには出来れば(初?)の地元凱旋試合してもらいたい<そういやUインターでも仙台とか止まりで、地元興行やってませんよね?
国民的ヒーローが一度も地元で試合をしていないんですねぇ。

桜庭選手のドロップキック

初めて観た時は(過去動画ですが)桜庭選手もドロップキックするんだーーとビックリしましたよ〜
また過去動画ですが、サソリ固め、モンゴリアンチョップも観てます。
確か場外へ飛んだのも観たような…

いろんな技を多用していたんですよね。

>みーさん

桜庭選手のドロップキック<で、綺麗なんですよね。
U系も船木鈴木世代以降はドロップキックやってるんですよ。

サソリ固め、モンゴリアンチョップも観てます<サソリはUインター時代の得意技でしたから。会場も湧きましたし。

いろんな技を多用していたんですよね<トリッキーさを取り上げられる事が多いんですけど、実は一つ一つの技がキレイなんですよね。

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>○○さん

今宵もまん丸です。

いや、大切に…うん。良い事ですよ。
お父さんとお母さんが愛情を注いで大切に育てた訳ですから。
大切にするのは良い事です。間違いない。

う~ん…『ダブルリストロック』!! 違う?

意外と『掌底』かな???

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>○○さん

見れましたが、思ったよりも小さかったなぁ今回のは。

何はともあれ、おめでとうございます。

その番組は存じ上げませんでした。やっぱりBS侮れませんね。
再放送ないんですかね?

ちなみに今夜NHKの爆笑問題の番組に棚橋が出る様ですよ。

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>吹石○○さん

改めまして、おめでとうございます。

天龍のは良かったですね~。日テレが本気出したらやっぱり良い番組作れるんですね。
10月11日に第2回がある様です。楽しみです。
紫レガとは?

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Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


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