桜庭和志は本当は怖いんです(2000)

新日参戦の意思表明から、

特にネットを中心として、

プロレス界の話題を独占しつつある存在の、

桜庭和志
連れて来たのはSAKU!!

桜庭が最も輝いていたのは、

誰が何を言おうとも、

PRIDEでの8年間に違いないでしょう。
シウバvs桜庭2

特に“グレイシー・ハンター”として、

次々と一族を撃ち落していったあの頃、

それまで総合に出陣しては返り討ちに遭う、

プロレスラー達に落胆していた我々は、

桜庭の勝利に一緒に歓声を上げ、

桜庭の微笑みに一緒に心から笑いました。
SAKU入場@スマイル

今現在の新日本プロレスを熱く見つめるファンの方に、

“警告”かたがた“桜庭の怖さ”をお送りしましょう。

2000年12.23 さいたまスーパーアリーナ

PRIDE.12

桜庭和志vsハイアン・グレイシー
です。
桜庭和志vsハイアン・グレイシー

まず試合前に、

突然、ヘンゾ・グレイシーによる、

ハイアン負傷の説明とルール変更(10分1ラウンド制)。
ヘンゾの弁明

もちろん会場はかすかなブーイングです。

当時の新日本で、

ある意味“最強”と呼ばれていた石澤常光に、

何もさせず秒殺した戦慄のPRIDEデビュー戦(参照:自分は何者なのか?)。

そのインパクトが強く残る中、
石澤を秒殺

会場は思わぬトーンダウン。

一方、桜庭にとってこの2000年こそが、

ハイライトだったというファンが多いと思います。

伝説のホイス戦をはじめ連戦連勝。

入場の際には趣味の延長とも言えるコスプレ。

これ高山善廣曰く「サクは(ビート)たけしさんなんだよ」

要するに物凄い才能を持っていながら、

人一倍に恥ずかしがり屋で、

登場する時にテレ隠しとしてコスプレせずにいられない、と。

この日は大晦日に対戦するケンドー・カシンをモチーフにしたサンタクロースです。
SAKU入場@メリークリスマス

“一族最狂”ハイアン・グレイシーは、

テーピングだらけの姿で登場しました。
傷だらけのハイアン

そんな中で始まった試合は、

石澤戦同様いきなりハイアンが、

パンチで飛び込みますが、
石澤戦同様のラッシュ

桜庭は難なくバックステップでいなします。
難なくいなす桜庭

ならばハイアンはミドルキックをキャッチして、

テイクダウンを狙いますが、
ハイアンの片足タックルにも、

桜庭は簡単に寝ません。
テイクダウンを許しません

vsグレイシーの定石通り、

バックを取らせての“伝家の宝刀”狙い。
バックを取らせておいて、

ハイアンは必死に堪えてブレークがかかります。
“切り札”狙いはハイアンが耐えてブレーク

果敢にハイアンは胴タックル。
胴タックルから、

今度はテイクダウンに成功しますが、
テイクダウンされても慌てず、

桜庭は何事もない様に起き上がります。
起き上がります

それでもハイアンは片足タックル。
もう一度ハイアンはタックル、

今度はしっかりと潰しておいて、
桜庭はガッチリ潰して、

桜庭の秘密兵器(?)であるフェイスロック(参照:“現時点での”桜庭のプロレスリング)。
出ました拷問フェイスロック

慣れない拷問技にハイアンは苦しみながら、

何とか脱出しますが、

桜庭がしっかりコントロール。
動きを封じて、

パンチと鉄槌、
上からパンチ、

さらに鋭い膝を入れて、
さらに膝、

何とか一本を狙いますが、

根性のあるハイアンは再びスタンドへ。
起き上がったハイアンに、

ならば桜庭はもう一度“切り札”狙い。
再び“切り札”狙い、

必死にエスケープするハイアンですが、

桜庭は離しません。
必死に脱出を試みるハイアン

残り時間僅かで亀になったハイアン。

桜庭は何とか展開しようとパンチを入れていきます。
亀になったハイアンにパンチ連打、

脇を差すと、

何と…人間風車狙い!?
何と!! ダブルアーム狙い!?

腰を落とすハイアンに膝蹴り!!
…からの膝!!

それでもハイアンはハイアン、

一瞬の隙を突いてのヒールホールド狙い!!
ハイアンいきなり下からのヒール

これも極まらず、もはやタイムアップ寸前で、

突如、桜庭はハイアンのお尻をペンペン!!
残り時間僅か…でお尻ペンペン

終了のゴングが鳴り響くと、

両者の明暗はくっきりと表れていました。
ぐったりうなだれるハイアン

桜庭、文句なしの完勝

PRIDE初参戦の凶暴さが、

負傷により薄められたとはいえ、

間違いなく危険なキャラであるハイアンに、

桜庭はやんちゃ坊主を叱る様に、

お尻ペンペンなどのおちょくり技と、

時にはシリアスに技術で牽制し、

最後は極めきれずに終わったものの、

ハイアンの持ち味である“暴力”を、

完封しての圧勝。

前述した石澤戦や、のちの大山峻護戦に、

さらには安生洋二戦(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.19~十年間、そして十年後・其の伍~)で、

他のファイターには真似出来ない“危なさ”を、

如何なく発揮していたハイアンが、

一本残らず牙を抜かれたかの様なおとなしさ。

何よりもその理由は、

ハイアンの“やんちゃさ”を完封する、

桜庭の強さにありました。

PRIDE以降の桜庭の試合において、

最初から最後まで“ビビらず”に対峙した存在は、

私の知る限りヴァンダレイ・シウバメルヴィン・マヌーフジェイソン・“メイヘム”・ミラー

そして田村潔司の4人だけだったと思います。

試合結果に関わらず、

他の試合からは色んな意味で、

桜庭に対する畏怖の念が伺えました。

記憶に新しい昨年大晦日の試合(参照:某動画サイトで桜庭の大晦日の試合を観た)でも、

大口を叩いていたIGFの二人に、

敢えてリングで“わからせた”場面がありましたね。

桜庭がニコニコ、フワフワした存在と見てるなら、

きっと新日本の選手もファンも痛い目に遭うでしょう。
SAKUベルトでニコニコ

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tag : 桜庭和志 ハイアン・グレイシー 新日本プロレス2000~

comment

Secret

管理人さんは私が思っていた事を見事に書いて下さいました!笑

IGFファンの私からすると大晦日の澤田、鈴川は辛い現実でしたが…苦笑

新日本ファンは“今の”新日本に桜庭が上がる事が、どれだけヤバイか認識だけでもしておいた方が良いでしょう…。

桜庭‐中邑が絡む!?
…いったい、どうなるんでしょう!?…

中邑と柴田に共通しているのが、お互いに対する嫌悪感ですよね 笑
触れたくもない、みたいな。

管理人さんが先日、私へのコメ返で書かれてた、クネる・クネらせないの攻防はおもしろくなりそうですね!
中邑からしたら、「柴田さんが来たからって、何でスタイルを変えなきゃならないんだ」でしょう。
ですが、柴田からしたら自分がやろうとしている闘いに持ち込む、引っ張り込むつもりですよね、当然。
う~ん、楽しみでしょうがない 笑

…と、中邑‐柴田について書かせて頂きましたが、私はそちらとはまた違うライバルストーリーが気になります。
もちろん、柴田‐後藤の事です。

高校時代から新日本という夢に向かって、お互い切磋琢磨してきたという、中邑‐柴田のようなドロドロとは真逆の爽やかとも言えるストーリー。
後藤は柴田の思いをすべて受け止めるのではないでしょうか?

新日本には大事にこのストーリーを扱ってほしいです。
大きい舞台、大きな会場、そして“メイン”で闘う二人が見たい。

…記事内容からかなり脱線してしまいました(汗)

No title

え~~??
真輔の おしりペンペン は いやだ~~
みたくな~~~い(泣くよ)

はい。ごろ~さん。(分からなければスルーしてテヘ)

>宮戸ゲノムさん

私が思っていた事を見事に書いて下さいました<ありがとうございます。
やはり同じ宮戸派だけに、似てしまうんでしょうね(笑)。

大晦日の澤田、鈴川は辛い現実でした<どんなにかっこいい事言ってもはっきりと出ちゃってましたよね。

“今の”新日本に桜庭が上がる事が、どれだけヤバイか<本人がどこまで考えているのかわかりませんけど、今の新日のスタイルは絶対に出来ないので、やっぱりMMA感覚で行って欲しいですよ。

中邑と柴田に共通しているのが、お互いに対する嫌悪感<そのヒリヒリ感こそが新日本…というよりも水と油そのものですもんね。

中邑からしたら、「柴田さんが来たからって、何でスタイルを変えなきゃならないんだ」…柴田からしたら自分がやろうとしている闘いに持ち込む<久々にそういった刺激の強いマッチメイクが見られそうですね。

柴田‐後藤の事<宮戸ゲノムさんは、そのHNに反して(笑)かなりバランス良くプロレスを見ていらっしゃるんですね。
確かにそういった背景が見えてこそ面白いですもんね。

>ケロさん

真輔のおしりペンペンはいやだ~~<それ以上の“炎のコマ”とか“炎の人力車”とかもありますしね。
というか、そういうプロレスはやらないと予想します。

はい。ごろ~さん<な、なんすか?(汗)
“ごろう”といったら道民的には日高、一般的には黒板、プロレスファン的には鶴見…と相場が決まっていますが。

No title

現職の刑事が犯人を逮捕することと、ドラマ等で俳優が刑事役で犯人逮捕のシーンを演じることは「刑事・逮捕」という括りは同じであっても全く違うことです。
真剣勝負とプロレスの「闘い」はこれほど両極端だとは思いませんが、プライドで活躍していた頃の藤田さんが新日G1に出場して、打撃だけの落とし所のない試合、つまり真剣勝負でやることを
そのままプロレスに持ち込むのは正直勘弁してほしいです。
逆に言うと頭脳明晰な桜庭さんが真剣勝負の格闘技術とプロレスのスタンスをどう使い分け対処するのかに興味があります。
柴田さんの適性は真剣勝負よりプロレスに向いていると思いますので今後はプロレスに邁進してほしいです。

>病弱者さん

真剣勝負でやることをそのままプロレスに持ち込むのは正直勘弁してほしい<あの当時よりもさらに時代が進み、UFCというある意味でのMMA最先端技術が存在している今の時代だからこそ、表現するものは非常に難しくなってくるでしょうね。

逆に言うと頭脳明晰な桜庭さんが真剣勝負の格闘技術とプロレスのスタンスをどう使い分け対処するのか<桜庭は本当に普段のままやるような気がしてなりません。
昔の田村の言葉を借りれば、「強い弱いだけのプロレス」ですね。

柴田さんの適性は真剣勝負よりプロレスに向いていると思いますので今後はプロレスに邁進してほしい<柴田は長い修行を終えての帰国でしょうね。
凱旋帰国ではありませんが。

No title

こんばんは。

88年ごろに昔いたゲージツ家のクマさんが猪木、前田、藤原、シーザーらと対談した書籍を読んだのですが、その中に猪木を評して、こんな記述がありました。

猪木には熱狂させられた借りがあるので
誰も猪木を非難できない。

これ、私の場合はそのまま高田や桜庭にあてはまります。大晦日のような試合がまた見られるのであれば凄く楽しみです。

桜庭には思い切って強くて怖い悪役になってほしいです。

悪役といえば上田馬之助ですが最近、金狼の遺言を読んだら事故で車イスになった上田を見た中年女性が
「昔、悪い事ばかりやっていたから、あんな体になったんだ」と言っていて人道的には許されない発言ですが特にプロレスファンでもないだろうと思われるこの中年、やはり金曜8時の魔力で上田をひどい奴だと思っていた様子が行間から読みとれました。

桜庭も平成の新日本ファンの憎悪を集めてほしいです。また柴田の試合は数える程しか見ていませんが金本のような喧嘩好きキャラではなくて本当に喧嘩が好きな感じを受けたので2人で
目茶苦茶に暴れまわってほしいものです。


>aliveさん

こんばんわ。

ゲージツ家のクマさんが猪木、前田、藤原、シーザーらと対談した書籍<ケンカ道…でしたっけ?

猪木には熱狂させられた借りがあるので誰も猪木を非難できない<結局、日本人の心ってそういう部分なんですよね。
時代を共有した人物には最後まで添い遂げたい…的な。

私の場合はそのまま高田や桜庭にあてはまります<PRIDE時代から観始めた人には「なんで高田の引退試合を観にわざわざ東京まで?」と聞かれたこともあります。
「高田だから行くんです」と言いましたが。

桜庭には思い切って強くて怖い悪役になってほしい<いわゆる悪玉ですか? プロレスラーらしい意味での。

事故で車イスになった上田を見た中年女性が「昔、悪い事ばかりやっていたから、あんな体になったんだ」と言っていて<それってプロレスラー冥利に尽きる言葉じゃないでしょうか。
そこまで憎まれたら、大悪党として最高の賛辞ですよね。

桜庭も平成の新日本ファンの憎悪を集めてほしい<今の客層の中で心から憎まれたなら、もう桜庭革命と言っても過言じゃないです。

柴田の試合は数える程しか見ていませんが金本のような喧嘩好きキャラではなくて本当に喧嘩が好きな感じを受けた<そういやK-1に乗り込んだ時も「俺のケンカを買うヤツはいねーのか!?」でした。
天田戦も武蔵戦も面白かったですよね!!

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>○○さん

あー、その試合、私まだ観ていないんですよ~。
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Author:紫レガ 
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