Uインターの革命 1/2~ダブルバウト~

不定期で開催されている『U-FILE SP』

5.26のカードを眺めていると、

一つのキーワードが…

 U-FILE CAMP公式 より
5/26U-FILE SPECIALカード&大会情報
U-FILE SPポスター

【決定分対戦カード】
■U-STYLEルール ダブルバウト20分1本勝負
中村大介、佐藤光留vs佐々木恭介、柴田正人

■U-STYLEルール シングルバウト15分1本勝負
大久保一樹vs那須晃太郎

■U-STYLEルール ダブルバウト20分1本勝負
竹田誠志、塚本拓海vsタイガーシャーク、間下隼人

他…


ダブルバウト…シングルバウト…、

これってUインター独自の試合形式の呼び名ですね。

田村潔司プロデュースの同大会。

これまでの試合結果だけを見ると、

2対2の試合形式は『タッグマッチ』でしたが、

今回このメンバーで『ダブルバウト』の実現。

田村自身が、かつて心血を注いだ『U-STYLE』の末期では、

『クロスバウト』表記で“失敗”に終わりました(?)が、

今回の『ダブルバウト』…Uインターで行われた頃の、

緊張感を取り戻せるでしょうか!?
「タカーダ!! 出テコイヤー!!」

そもそもUインターで行われた『ダブルバウト』は、

通常のタッグマッチとは異なり、

プロレスリングが持つ可能性の一つとして、

“ゲーム性”を重視した試合形式でした。
ダブルバウトならではのシーン

山崎
「ダブルバウトっていう名前は後から付いたんですけど、2対2でやるのは自分達レスラーの中にも、前のプロレスのイメージがありまして、そういう2対2で闘うのは『おかしいんじゃないか?』って言う意見がほとんどだったんですけど、もう一度ゼロから考え直すと2対2でもルールさえちゃんとしてればいけるんじゃないかと。そういう色んな発想で固定観念持たないで、どんどんどんどん、もっと闘い方を広げられるんじゃないか? と。道を踏み外した様な闘い方は出来ませんけどね、そういう可能性は、あのー最初から捨てるべきじゃないんじゃないかと言う事で、ダブルバウトが出来たんですね」

山ちゃん曰く『ダブルバウトとは!?』

表面だけ捉えれば、

「Uインターはタッグマッチを導入する事でプロレスに回帰した」と、

嘆くU系のファンがいましたが、

実はあのダブルバウトに、

UWFの悲願でもあった、

スポーツとしてのプロレスが成立するヒントがあったのです。
Uインター両巨頭とのダブルバウト

そこにはツープラトン攻撃も、

カットプレーも存在しません。

Uインターが目指したのはプロレスのタッグマッチではなく、

むしろテニスやバトミントンの“ダブルス”。

旗揚げ戦のセミをはじめ、
旗揚げ戦のダブルバウト

黎明期~全盛期に幾度も、

白熱のダブルバウトがありました。
高田、田村vs安生、ボス

宮戸、田村vs安生、バートン

高田、山崎vsG・オブライト、M・フレミング

水車落とし!!

ハイアングル式2

さて、肝となったルールですが、

当初のダブルバウト・ルールの盲点として、

実力差が著しい試合において、

ローンバトルとなってしまった選手が、

とうとう一度も交代出来ずに、

パートナーはコーナーに立ちつくし、

そのまま負けてしまう事もありました(参照:Uインター異人史 vol.4)。
一度も交代せず、

それを改善するには、

新日との対抗戦を経る時間が必要でした。

その答えは以下の新ルールです。

・ダブルバウトにおいては、これまでの持ち点21から持ち点20に変更。

・(略)ダブルバウトの場合はKO、ギブアップを1度取っただけでも勝敗は決しない(-5ポイントとなる)。ただし、KO、ギブアップを取られた選手はその時点で控えの選手にすみやかに交代し、試合はリング中央でのスタンディング・ポジションから再開される。(略)一方の選手が1カウント・フォールを取られた場合、同選手によりスタンディング・ポジションから再開される(その時点で残点数がある場合)。


これならシングルバウトの時よりも、

思い切って一本を取りにいける。

一度ギブアップしても、

ポイントが残っている限りは、

リスタート出来る訳ですから。

これで“ゲーム”としてのダブルバウトは、

確立されたかと思いました…が、

結局その頃には会社として、

体力を失っており、

あえなく解散。

新ダブルバウトは浸透する事なく、

姿を消しました。



秋に向けて(参照:最後から2つ目のピース)動き始める田村。

『ダブルバウト』の復活も、

様々なものにつながってくる気がしてなりません。
高田、田村組①

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tag : 田村潔司 U-FILECAMP

comment

Secret

「ZST」というMMAの団体が有るのですが、偶にタッグマッチをするのです。
独自のルールで「1本を取られたら、その時点で(一本取られた選手)、試合に参加出来ない」というので、タッチは出来るそうですが、あんまり頻繁にすると消極的としてイエローカードが出されるそうです。

後はダブルバウトと同様、ツープラトン攻撃は反則。

MMAって、早い感じがするんで、タッグマッチを観ると、プロレスと違って不思議な気分に成ります。

>通り菅井さん

「ZST」…偶にタッグマッチをするのです<あ、そうでしたね。所とか今成の試合をサムライか何かで観た記憶があります。

タッチは出来るそうですが、あんまり頻繁にすると消極的としてイエローカード<そうなると競技傾向が強まりますよね。
やっぱりプロスポーツとしてはクイックタッチみたいな駆け引き面も観たいですよね。

MMAって、早い感じがするんで、タッグマッチを観ると、プロレスと違って不思議な気分<ハマるか、ハズすか…どっちに転ぶかわかりませんよね。
だからUに限らずプロレスに係った選手が一人入るだけで面白い展開が出来上がると思います。
不思議ですよね。

No title

更新お疲れ様です!ダブルバウト。中野は週プロのインタビューで「ダブルバウトは嫌いッスよ」と語っていたし、旗揚げ当時にメンバーの一員だった長井満也も「そういうプロレス的なことをやるのは違う云々」と言ってリングスに行きましたねえ(でも後に「僕はプロレスラーです」発言でとんでもない事になりましたね)。
当時の感覚だと「Uでタッグマッチ??」という空気が大勢を占めていましたからね。

こういう細かな検証はレガさんの真骨頂だと勝手に思っています。これからも無理せずに続けて下さいね!!!!

>てつさん

更新お疲れ様です<ありがとうございます。

中野は週プロのインタビューで「ダブルバウトは嫌いッスよ」<中野のスタンスはいつの時代も変わらなかったですよね。まさしく異端児と言うか。
ヘッドバットとか使えなくなったのもUインターからでしたっけ?

長井満也も「そういうプロレス的なことをやるのは違う云々」と言ってリングスに行きました<もう一つのスタンディングバウトにも難色を示してましたね。
でも確かに今では完全にプロレスラーですよね。

細かな検証はレガさんの真骨頂<そう言って頂けると嬉しい限りです。
気長にお付き合いの程、宜しくお願い致します。
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Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


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