それぞれのUの思想

昨日は休日でした。

鯉のぼりを出し、兜を飾り、

端午の節句の準備を済ませ、

久し振りにじっくりと、

読書する時間が出来たので、

買っておいたムックを読みました。

いくつか心に残った言葉がありましたので、

記事に残しておきましょう。

Dropkick(ドロップキック) Vol.5 (晋遊舎ムック)
 Dropkick Vol.5 より

まずは“隠れUWF芸人”である有吉弘行のインタビューより…
“Uの同志”有吉弘行氏

有吉
「ボク、なんでもやっちゃうんですよ、仕事。いったん断っちゃったら、もうすべての仕事がストップしちゃいそうな気がするんですよ。それをね、あの人、バンバンオファーを断るでしょ。仕事をバンバン断るのに、いつも話題の中心にいて、『さあ動くぞ』つったら、みんながグッと応援したくなっっちゃって。いざ試合したら、そんなたいした試合じゃない。これ、芸人だったらもう終わってますよ?」


これ、氏の田村潔司なんですが、

田村を芸人に例えると誰? っていう質問の答えです。

自分とは真逆の“変な人”…だから好き、と。

他にも氏のUに対するこだわりを表すエピソードがこれです。

有吉
(略)ず~っとプロレスを追いかけてきて、高田さんがヒクソンに負けてから当分観に行かなくなりました。あの敗戦のモヤモヤがず~っと溜まってて、初めて高田さんと酒を飲んだときに、ベロベロに酔わされたんです。そして俺、泣きながら高田さんの胸ぐらを掴んで『なんでヒクソンに負けたんだ!』って絡んで。高田さんは面倒くさそうに『うん、わかった、わかった。誰だよ、こいつに飲ましたの!』って言ってました。飲ましたのは高田さんなんだけど(笑)」


もう、これを読んでしまったら、

Uインター者は無条件に有吉ファンになるでしょう(笑)

そういやリン魂の柔道(J-1)でも有吉氏は、

トレモンで入場してたっけなぁ。

高田ヒクソン初戦
PRIDE.1における高田vsヒクソン(参照:顔を見る、感情を見る。第一歩)…。

この一戦で涙を流した人には、

私は初対面でも心を開く自信があります。

ちなみに私、当日の会場も含めて、

あの試合観て三度、号泣しました。



あとこの一冊では、

高橋義生佐藤光留という、

新旧パンクラシストのインタビューを読み、

改めて私自身にとっても“U”を考える、

ヒントを与えられました気がします。

高橋
「いまみたいにただ『僕の試合はこうですよ』ってアマチュアみたいにやって、『うん、強いね』って終わるような感じじゃなかったですよね。いっぱい考えることがあって。そのときもそうで、『おまえら、これが面白いのか!』と。(略)お客さんは引いてましたよね。僕としては『ざまあみろ』ですよ。おまえらUFCとか言ってるけど、こうなるんだぞと」

(船木引退後、MMA化していったパンクラス)そのへんから、ちょっと違うなって感じでしたよね。無差別でいいじゃんって。だから俺、フリーになってから『ミドルからヘビーまで、どの階級でもやります』って言ってますから。(略)負けてもマイク持つヤツとか出てきたんで、帰りの通路でボコボコにしたことがありますよ。あれは見せしめでもあったんですよね。『パンクラスなめるヤツはこうなるぞ!!』っていうことを示すために、みんなが見てる前でやりましたから」

(今のパンクラスに参戦するにあたって)やっぱりプロレスっぽいニオイがなくなっちゃってるんで、そういうのも取り戻したいんですよね」


パンクラスの旗揚げとUFC…アルティメット大会のスタートは、

ほぼ一緒なんですよね。

ことごとく敗れていく日本人格闘家の中で、

一番最初に金網で勝ち名乗りを挙げた日本人は、

誰あろう高橋その人です(参照:幻の対抗戦よ、時空を超えろ!!)。
高橋@UFC1

ただし高橋本人にしてみれば、

アルティメットは理想郷なんかじゃなく、

“日本初、完全実力主義のプロレス団体”と呼ばれた、

パンクラスこそが最高のリングだったのです。

だからアマチュアに毛が生えた様な選手が、

必然性もなくマイクを持って喋る事は、

断固として許さず。

その究極が前田日明との件でした。

四十路にして古巣への復帰。

変わり果てた風景を再び取り戻せるか…?
キング・オブ・パンクラス

やっぱりUを起源としたプロレスリングが、

パンクラスですもんね。

もう一人、

こっちはストレートにグッと来ました。

佐藤
「いまの人たちっていろんなところから情報を得て、プロレスを『うまい・ヘタ』で見始めてるじゃないですか。アレに対する反抗心っていうのが、僕の中で消えないんですよ。昔は『プロレスこそ最強の格闘技だ』って言われていて、子供の頃にそういうのを刷り込まている人間が『うまい・ヘタ』で観ている人間と同じ価値観を共有できないですよ。僕は『強いか、弱いか』でしかないんです。だからスタイルが違ったって、最終的にレフェリーが『おまえの勝ち!』って手を挙げたほうが勝ちなんだから、それでいいんですよ。それは勝負なんで、プロレスも総合格闘技も変わらないですよ。もちろん『うまい・ヘタ』はありますけど、それは結果に付いてくるものなんですよ。うまいから強い、強いから勝つんですよ。ヘタだから負けるんです」


DDTから派生した『ハードヒット』という、

新たなるUを立ち上げた佐藤。

様々な団体を渡り歩いた結果、

至極シンプルな考え方に行き着きました。

これって私がブログ立ち上げの際に、

書いた考え方(参照:そっちの土俵、こっちの土俵)と一緒なんですよ。

勝ち負けというのは実力はもちろんですが、

それだけじゃない。

運もありますが、

それだけでもない。

立場や後ろ盾、あるいはお金の力…。

プロレスであれMMAであれ、

「最終的にレフェリーが『おまえの勝ち!』って手を挙げたほうが勝ち」…同感です。

だから私の中では、

シュートもワークもコンテストも、

基本的には一緒です。

ただしその中でも、

最も実力の部分を浮き彫りにされるリング。

それがUなのだと思います。

関連記事
スポンサーサイト

tag : 高橋義生 佐藤光留 有吉弘行

comment

Secret

同感!!

「最終的にレフェリーが『おまえの勝ち!』って手を挙げたほうが勝ち」…同感です。

だから私の中では、

シュートもワークもコンテストも、

基本的には一緒です。

ただしその中でも、

最も実力の部分を浮き彫りにされるリング。

それがUなのだと思います。



全くですね!!

人間と人間がやる以上、シュートもワークもへったくれもあるかいな!!ってのが自分のスタンスです。

ヤマケンが田村に噛み付いたとき、「あの時は政治力で負けました」って言ってたけど、政治力で負ける方が悪い(キッパリ)。

No title

私もプロレスを素人風情が「上手い下手」で語るのが嫌いです。
そういう人たちに言わせるとウォリアーズや長州はどうしょうもなくしょっぱいらしいです。
でも、彼らの言う「上手いレスラー」の試合に”燃えた”か?と言われたら正直・・・
まぁ、私の場合は正直何が上手くて下手なのかよく分からないですけどね(笑)

そういう意味では中邑と矢野が「プロレスが上手いとか下手とかどうでもいい。強いか弱いか」とCHAOSを立ち上げた時には物凄く期待したんですけどねぇ…。

ヤマケンに関しては、「何を言ってるんだお前」って感じで見てました。
桜庭に関してもですが…。
桜庭本人や彼のファンは田村との連戦において「ファーストエスケープ」という話をよく言われますが、あれにしても野球やってて「先制点はウチだった」程度のものにしか思えません。
先制点(ファーストエスケープ)を取るのが勝つ試合だったら、先に点(エスケープ)は取らせないと思うので。

こんばんは。

ハードヒット見ましたよ!^^

熱かったです~^^

ハードヒットが続いてくれることを願います!^^

>スパさん

全くですね!!<同意の程、ありがとうございます。

ヤマケンが田村に噛み付いたとき…政治力で負ける方が悪い<それもありきでのプロのリングですからね。
というよりもリングスでの一戦は明らかに実力差が見えましたよね。
あの頃のリングスジャパンの中では、はっきりと田村が抜きん出ていましたから。
それとは別に自分のタイミングでしか出陣しない田村っていうのは…やっぱり凄いと思いますね。

>ジョーカー ナリさん

素人風情が「上手い下手」で語るのが嫌い<今やレスラーの側も「そういう目で観れない奴ぁ…」的にモノを語る場合ありますもんね。

彼らの言う「上手いレスラー」の試合に”燃えた”か?と言われたら正直・・・<やっぱり対極のキャラクターがぶつかってこそがプロレスですもんね。
『上手い』よりも『巧い』と言う部分を見極められるファンではありたいですよね。

中邑と矢野が…CHAOSを立ち上げた時<そうですね。その矢野すらも今では『巧い(上手い?)』部類に入ってしまっていますもんね。

「ファーストエスケープ」という話をよく言われますが、あれにしても野球やってて「先制点はウチだった」程度のものにしか思えません<ルールってのはやっぱり大切なんですよね。それ一つで如何様にも転がっていきます。
この次の記事を読んで頂くとありがたいのですが、改めてルールって言うものを考えました。
ちょっと前の魔裟斗vs川尻なんか寝技5秒ルールとか採用してたら物凄い事になってたと思いますよ。

>ROSESさん

ハードヒット<概ね好評の様ですね。

観戦記等を読んだまでなのですが、大会中にシュートとワークが混同していたそうで…それこそがUだと思いますね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード