宮戸語録 vol.1

昨日のIGF会見

宮戸イズムの詰まった出陣式となったようですが、そもそも宮戸イズムの原点は猪木イズムであり、今回やっと二つが融合したという形なのであります。

宮戸優光①

Uインターを観てきた人間は、プロレスが低迷した原因として、『プロレス界には宮戸優光が足りない!!』と声高に叫んできた過去があります(?)。

この数年間、完全に外からプロレスを見守りつつ、来るべき日に向けて高円寺でキャッチ・アズ・キャッチ・キャンを培養してきた宮戸。

彼のプロレス哲学は私のプロレス観のベースであり、今後のプロレス界の行き先を左右する重要な意味を持っています。

UWFに限定せずに、宮戸が考えるプロレスとは、団体とは何か…

これを考えていきたいと思います。

世界最高峰のソバット

まず、最も力を注いだUインターのエピソードをいくつか。

宮戸優光②

プロレス狂の詩 夕焼地獄流離篇 (Kamipro Books)プロレス狂の詩 夕焼地獄流離篇 (Kamipro Books)
(2006/12/15)
不明

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プロレス狂の詩 夕焼地獄流離篇 金原弘光×高山善廣 より

―金原さんとか高山さんは怖かった先輩って誰ですか?

金原「そりゃ、みんな怖かったよ。でも宮戸さんが一番怖い。高田さんが怒る前に怒って練習生をちゃんと教育してたからね」

―山本小鉄さんみたいな感じですか?

金原「そうそう」

高山「なんか粗相があったらマズイってのをいつも考えていましたからね」

金原「リングで練習しててさ、誰かがふざけてエルボードロップとかやったことがあって。オレらが『何プロレスやってんだよ!』って言ってたら、宮戸さんが奥から血相変えて飛び出してきてね『おまえら、プロレスとはなんだよ!』『プロレスを説明してみろよ!』って怒鳴られて、そのあと『プロレスとはな…』って延々と説教されたことがある(笑)」


祝杯

U.W.F.最強の真実 (BLOODY FIGHTING BOOKS)U.W.F.最強の真実 (BLOODY FIGHTING BOOKS)
(2003/06)
宮戸 優光

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U.W.F. 最強の真実 より

たとえばファンのアンケートを読んで、そこから思いつくようなマッチメークなんかは、本当は面白いわけがない。それは想像がつくマッチメークということだからだ。みんな一瞬『えっ?』と引くような、そして一瞬遅れて『でも見たいね、それ!』というものでなければ、本当の意味でみんなが驚くようなマッチメークにはならない。
(略)アンケートを取ってマッチメークするようなマッチメーカーはプロではない。そんなものは素人に聞いたってマッチメークできるということと同じだから。

例えばアマレスで実績があるからとか、他のプロレス団体で実績があるからというだけで外国人選手を起用する事は絶対になかった。
プロレスとはどういうものなのか。そしてさらにUインターが目指しているプロレスとはどういうものなのかということを、きちんと教えた上でリングに上がらせていた。さらに外国人選手に対して、最後にとにかくひとつだけ言っていたことは『結果を出せ!』ということだった。結果を出せばチャンスをあげるし、チャンスをつかめばどんどん地位もギャラも上がる。それは約束するから、と。

我々が目指していたのは、とにかく興行の看板を決めたらそれ一本でお客さんを入れるんだという心構えを持つことだった。とにかく世界タイトルマッチで入れると決めたのだったら、すべての話題をそこ一点に集中させる。
やはり、いくらビッグマッチだからといって、これとこれとこれという具合に、いくつも売り物を作っていくと、見る人の興味や集中力も分散してしまい、結局、最終的にはどれも売りがなくなってしまう。
『これで売るんだ!』という一枚看板を作ることは、ビッグマッチの鉄則だと思う。

どこの団体とは言わないが、今は本当に控室の通路に行ったらガールフレンドはいるは、誰だかまったくわからないヤツがタバコをふかしているわ、ジュースを飲んでるヤツがいるわで、選手の聖域が土足で踏みにじられている。それはやっぱり恥ずかしいことだと思うし、団体側も含め、選手自身が仕事に対する意識をしっかり持っていなければいけないはずだ。


北尾戦後

U 多重アリバイ 宮戸優光インタビュー より
U多重アリバイ―1988.5.12‐1998.5.12U多重アリバイ―1988.5.12‐1998.5.12
(1998/06)
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宮戸「最終的にはお金を払って観に来てくれた人がどう評価するかにかかってますよね。結局、ファンが認めなければそれはただのタワゴトですよ。それはお客さんを説得できてはじめていうことですからね。『そんなの関係ない』っていうんであれば、それは『プロ』って名乗らないで、人の観てないところでコソコソやってればいいんじゃないですかね。
(略)
後楽園ホールもいっぱいにできない人がそれをいえた義理じゃないですよ」


み…宮戸!!??

まだまだまだまだ…たくさんあるんですけど、一回じゃ書ききれません。

プロレス団体とはかくあるべき、という持論をしっかり持っている男です。

時代に流されず、貫く頑固さもあります。

もしかしたら猪木とさえも、揉めることがあるかも知れません。

しかし、IGFとプロレス界の復権はこの男にかかっていると思います。

高田引退試合にて
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tag : 宮戸優光 UWFインターナショナル

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No title

こんばんは!宮戸はホント自分も持ってて、貫いている所に魅力感じます。高田vsヒクソン戦でセコンドにつく宮戸にコアなファンが感動してましたよね。それを見て偉大なんだなあと思ったのを思い出しました。IGFとスネークピットジャパンの提携が上手くいって、魅力あるカード提供に繋がればと思っています。

No title

宮戸さんの解説が本当にお気に入りなんですね。わかりやすく的確で。
その前が太田さんでしたしフフフ

猪木さんが認めるぐらいですから、宮戸さんなら期待できますよね。
2ヶ月に1回のペースではなんかもったいないですよね。

宮戸さんは前田さんと高田さんの関係はどうなんですか?
ゴッチさんが亡くなられた時に前田さんはブログで批判してましたよね。

>H.Tさん

高田vsヒクソン戦でセコンドにつく宮戸<私、人目もはばからず号泣しましたよ。
とにかくね、高田のビッグマッチの側には常に宮戸と安生がいましたから。
田村が今でも大一番で宮戸にセコンドをお願いしたり、高山も総合出るときにはセコンドにお願いしたり、一昨年の大晦日で桜庭がセコンドに依頼しようとしてたり…それで宮戸がどういう人物かわかりますよ。

>123daさん

前田とは…無理でしょうね。
UWF解散の経緯と、プロレスリング・ワールドトーナメントのときの馬の骨の件から修復は難しいです。
ただ宮戸は今でも前田が恩人だと思っていたりもして、カレリン戦のときも観戦には行ってたそうです。

高田とは要所要所で顔合わせてますね。
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