Uインター異人史 vol.1(1991)

かつてはプロレスの楽しみ方の一つに、

初参戦して来るガイジン選手を自分の視点で観て、

良し悪しを判断するというのがありました。

“まだ見ぬ強豪”と言われながら、

いざ来日したら、

とんでもない“一杯食わせ者”だったり、

逆に誰も期待していなかったのに、

一つの試合で、

たった一夜にしてスターになってしまう者もいました。

そのどっちつかずというか、

いわゆる“B級ガイジン”が私は好きでした。

そしてUインターには、

個性溢れる“B級ガイジン”がたくさん来日しました。

何回かに分けて、

懐かしくて愛すべき彼らを振り返ってみましょう。

第1回目は旗揚げの1991年に初参戦して来た彼らです。



まずは旗揚げ興行の、

1991年5.10 後楽園ホールでメインを務めた、
高田のローに悶絶

トム・バートン(参照:追悼・愛すべきUインター常連ガイジン)。
さらばバートン

それまでのU系団体には存在しえなかった、

技の数々が忘れられません。

ハイアングルのパワーボム(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.3【隠れ名勝負数え歌~中編~】)を始め、
バートンのハイアングル・パワーボム

流れの中で出すラリアートはまだしも、

極めつけはモンキーフリップ!!(1992年2.29 後楽園ホール)

新生以降でUWFの名がつく団体初でしょうね(笑)。

色々な役割を担わされた選手でしたが、

まさしく“名脇役”でした。



旗揚げ2戦目でメインに登場したのは、
旗揚げ2戦目のメイン

JT・サザン

長身でマッチョでイケメン…ビジュアル的にも、

洗練されてる方だったのですが、
ビジュアル的には屈指のJTサザン

いかんせん実力の方が伴わず…。

印象に残っているのは、

逆片エビ固めの受けっぷり(参照:プロレスの芸術品)。
JTサザンにシャチホコ

身体は柔らかい方だったんですけどね。
カッキーの逆片エビ固め

もしも当時の全日あたりに来ていれば、

ジュニア戦士としてそれなりに活躍していたかも知れません。



ジム・ボスも旗揚げ当時の常連でした。
80年代の刑事ドラマに出てきそうなジム・ボス

いきなり初来日の1991年7.30 博多スターレーンのメインでダブルバウトに出場し、

白熱の名勝負を展開して勝利(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.3【隠れ名勝負数え歌~中編~】)。
ジム・ボスも意地を見せる

蹴り中心のスタイルは、

Uインターとしては貴重なガイジンになるはずでしたが、

1991年12.22 両国国技館の、

垣原復帰戦(参照:僕が僕であるために)をきっかけに、
左ハイ

右肩に脱臼癖がついてしまい、

活躍した期間は一瞬でした。



旗揚げ年で最大のビッグネームは、

言わずと知れたボブ・バックランドでしょう。
ボブがやってきた!!

ボブの場合は決して“B級”なんかではないですね。

1991年9.26 札幌中島体育センターでの“事件”(参照:札幌中島史上最大の危機~前編~~後編~)は、

決して忘れる事は出来ませんし、
しかし下腹部を押さえてのたうちまわるボブに場内騒然

3度目の正直となった1991年11.7 大阪府立体育会館での、

高田戦(参照:帝王、最後の誇り)は、
リバース・バイパーホールド

ボブ自身が語る「日本で本格的に闘った最後の試合」です。
ダブルリストロックで完全決着

暮れの安生戦(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.5~Uの本質~)での“様式美”も印象深いです。
必殺のチキンウィング



まさしく愛すべきガイジン達。

この年には他にも二人、

Uインターの歴史には外す事の出来ない選手が、

初参戦して来ています。

次回、もう一丁!!

1991を振り返ります!!

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tag : ボブ・バックランド トム・バートン JT・サザン ジム・ボス

comment

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No title

実に素晴らしい!
Uインターにはいろんな外人が来てたんですね。
当時、本でワクワクしてみてたのを思い出しました。

>太郎さん

初めまして。
コメント頂きまして、ありがとうございます。

実に素晴らしい!<ありがとうございます。

当時、本でワクワクしてみてたのを思い出しました<今は雑誌なんかでワクワクする様な事なくなっちゃいましたもんね。
ネット全盛の時代だから仕方ないと言えばそれまでですが、胡散臭いくらいがちょうどいいんですよね。

No title

何度となく読ませていただいておりますが、
毎回楽しいです。
今の週間プロレスでは燃えることがなくなってしまって、
もう10数年、燃えることがなくなりましたね。
昔はスクープ!とかってゴングの見出しでハラハラしていたのですが
ああいうワクワクがないです。

紫レガさんのブログを見ている方が雑誌より1000倍以上楽しいです。
僕も以前、アメリカのWCWのプロレスHPをやっていましたが
当然ながら、裏表知っていますが、それでも楽しい時代でした。

話はかわりますが、Uインターって凄い団体でしたよね。
高田さんの強さ、うまさと宮戸さんの頭脳による部分とで
成り立っていたんでしょうね。

雑誌でしかあじわえなかったUインターをこうして楽しめて嬉しいです。
ちなみに僕は現在、新日本プロレスファンです。
昔はどの団体も見に行ったりしていました。
男女問わず熱狂的でした。




JTサザンと全日ジュニアか。91年の全日ジュニアは渕選手にマレンコ兄弟、カンナムと。
ニューブリティッシュ・ブルドックス。小川、菊地選手もか。
まあ、それなりに活躍したでしょうね。でも、1、2シリーズに参戦して終わりみたいな。(多分)
バックランドで最近、「バックランドストレート」がお気に入りの曲の一つで。(もう一つは阿修羅・原)

>太郎さん

毎回楽しいです<ありがとうございます。

昔はスクープ!とかってゴングの見出しでハラハラしていたのですが
ああいうワクワクがないです<本当のサプライズと言うのが、ほぼ絶滅してしまってますもんね。
最近で言ったら『新日株がユークスからブシロードへ』位ですけど…何か違いますもんね。

僕も以前、アメリカのWCWのプロレスHPをやっていました<そうでしたか!!
WCWとUインター…意外と接点ありますからね。

雑誌でしかあじわえなかったUインターをこうして楽しめて嬉しいです<そう言って頂くと本当に嬉しいです。ピンポイントで、ほぼ一部の方だけに伝わっているブログだけに(笑)。

現在、新日本プロレスファンです<巡り巡って、みんな原点に辿り着く訳ですね。
私も今は新日くらいしか見てませんよ。

>通り菅井さん

JTサザンと全日ジュニア…まあ、それなりに活躍したでしょうね<後々、確かRVDも出てませんでした?
あそこまでのクオリティは無理だったと思いますが、体格的には良い線行ったんじゃないかと…ま、馬場さんがどう見るかはアレですけど。

「バックランドストレート」がお気に入りの曲の一つで。(もう一つは阿修羅・原)<Uインターではバックランド・ストレートでしたね。
新生Uに来たときは旧テーマ曲でした。

あ~しゅ~ら~!! は不朽の名曲ですもんね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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