小鉄さんの心構え

恒例の新日プロ 1.4東京ドーム、

熱い試合が続いて、

プロレス界の2012年がスタートしたのですが、

いきなり凄まじいニュースが、

飛び込んで来ました。

 スポーツナビ より
船木誠勝が顔面骨折でシリーズ全戦欠場=全日本プロレス

全日本プロレスの船木誠勝が負傷のため7日以降の「40th Anniversary Year 2012 新春シャイニング・シリーズ」の全戦を欠場することが発表された。船木は4日の新日本プロレス東京ドーム大会の試合中に顔面左部を負傷し、病院で診察を受けた結果「顔面骨折」と診断された。現在は入院し精密検査を受ける予定で、正式な病名・復帰時期については、後日発表される。


顔面骨折の船木は全治6カ月の重傷 夏の復帰をめざし手術

全日本プロレスは、4日の新日本プロレス・東京ドーム大会で顔面骨折した船木誠勝が全治6カ月の重傷であることを発表した。正式な診断名は「左頬骨骨折(ひだりきょうこつこっせつ)」で、左眼窩底と左眼部端の骨折からしている状態だという。今後は手術を受け、夏ぐらいの復帰をめざし治療を続けていく。


久々の新日マット(参照:24年ぶりの船木優治、13年ぶりの東京ドームへ。)、

期待値が大きかった試合で、

期待通りの“闘い”を魅せてくれた船木誠勝ですが、

その代償はあまりに大きかった。

一言で言い切ってしまえば、

アクシデントに過ぎないのですが、

あの後に最後まで試合して、

勝利を収めるんだから、

つくづく船木に限らずレスラーは凄いな、と。

そこでもやはり山本小鉄さんの教え(参照:小鉄さん教え)が、

思い出されます。
「僕もチケット買ってね(笑)」

顔面の骨折なんて、

我々一般人にとっては、

ほとんど経験しようがない大怪我です。

それでも思い返すと、

何人かのプロレスラーが顔面骨折した事を思い出します。

一番強く印象に残っているのは、

1987年11.19の前田日明による、

“長州力顔面蹴撃事件”でしょう。

これは故意に狙ったと見なされた前田が糾弾され、

最終的には解雇処分という形の、

“新日追放”という結末を迎えました。

しかし小鉄さんは社内に孤立しながら、

最後まで前田を擁護したそうです。

「高田延彦」のカタチ―高田延彦22年間とは?1981‐2002
 「高田延彦」のカタチ より

小鉄
「レスラーはね、顔面蹴られようが、後頭部を蹴られようが、頭から落とされようと仕方ないんですよ! 顔面はダメだって? じゃあ猪木さんなんて何回殴ってるんだってことでしょ。蹴られた長州も悪くないけど、決して前田だって悪くなかったんですよ。それで僕は会社の中で孤軍奮闘したけど、受け入れてくれなかったですね。(略)僕はビールが好きだから、あのときは家で浴びるほどビールを飲みましたよ。僕がヤケクソになったって仕方ないんですけどね」


これがあったから、

前田が新日から遠く離れた以降も、

小鉄さんとの師弟関係だけは、

大切に守り抜いたんでしょうね。
小鉄さんと前田

もう一つ小鉄さんといえば、

“素人に舐められてはいけない”という自論の中で、

昨年末にUpしたTPG騒動(参照:天才・かんじの狂気が出るプロレス!!~前編~~後編~)の際にも、

猪木、テレ朝、東スポの三者が画策したアングルを、

潰してしまったという“純粋さ”も忘れられません。

Gスピリッツ SPECIAL EDITION Vol.1 アントニオ猪木 (タツミムック)
 Gスピリッツ SPECIAL EDITION Vol.1 アントニオ猪木 より

櫻井康雄
「あの時は『お笑いにナメられてたまるか!』と山本小鉄が怒っちゃってね。控室で『リングに上がって来い。やってやろうじゃないか!』と、たけし軍団を脅かしたんですよ。それで、たけしたちが帰っちゃったんだ。たけし側もプロレスというのはどうにでもなるもんだというイメージを持ってたみたいだけど、山本小鉄にしてみれば、そうは行くかいという気持ちもあってね。猪木
(の考え)は、客が来ればいいじゃないかという(笑)。その時はね。まあ、結構たけしとは意気投合していたし」

「たけし軍団に続々レスラーを入れてね。そうしたら、面白かったと思うよ。そうすれば、たけし人気と相まって盛り上がるかなということだったんだけど、山本小鉄が本気で怒っちゃって(笑)。それで、たけし側もやってられないということで」


これなんかは会社的に見れば、

最悪の事態なんでしょうけど、

むしろ小鉄さんだけが、

ファンの気持ちをわかっていた(参照:僕らの小鉄さん)というか、

プロレスの事を真面目に考えていた証でしょうね。
TPGin新日本7

プロレスという世界が持つ、

独特の信頼関係を重んじた小鉄さん。

怪我をするのも、逆にさせるのも、

互いに気分の良いものではありません。

しかしプロレスラーはそれさえも承知の上で、

対戦相手に命を預けて行かなきゃならない。

そんな世界、他にありますか?

今年も尊敬の念を持って、

リングを見つめて行きたいと思います。
名タッグ正月ver.

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tag : 山本小鉄 船木誠勝 櫻井康雄

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全くもってその通りでございます。
プロレスはナメられちゃダメなんです。
激しく同意します!

No title

厳しくされても、こういう人にはついていけますよね。男気だなぁ・・・

プロレス界だけでなく、小鉄さんのような人が世の中から消えつつあるような気がします。災害で大勢の人が困っているのになぁ~んにもしないで、自分のことしか考えていない政治家たちに、小鉄さんの爪の垢でも、と言ってやりたいですね!!

>KINGさん

お久しぶりです。

プロレスはナメられちゃダメなんです<古い考えかも知れませんが、我々ファンも含めてその心構えは持っていたいですよね。

>流星仮面二世さん

厳しくされても、こういう人にはついていけます<指導者の鑑みたいな方ですよね。
昔、某ヨットスクール事件があったときにも、「殴るのは良いんです。でも片手をポケットに突っ込んで殴るのはダメです。愛情を持って殴らないと」みたいな事も言ってました。

プロレス界だけでなく、小鉄さんのような人が世の中から消えつつあるような気がします<おせっかいが昔以上に煙たがれる時代ですもんね。
自分は小鉄さんのようになれる訳がないのですが、少しでもお手本にしたいです。

自分のことしか考えていない政治家たちに、小鉄さんの爪の垢でも、と言ってやりたいですね<自分の持ってる使命から逃げてる人が多いんですよね。
自分も含めて常に反省したいと思います。
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