追悼・まだら狼

昨年もこの時期に、

追悼記事のまとめ(参照:2010年、歳の瀬に…)を記したのですが、

今年も残り僅かとなって、

大きな訃報が飛び込んで来ました。

 スポナビ より
さらば“まだら狼”…上田馬之助さん死去

さらば、まだら狼!故・ジャイアント馬場さんやアントニオ猪木の好敵手として活躍した日本を代表する悪役プロレスラー、上田馬之助さんが21日午前10時7分、大分県臼杵市内の病院で呼吸不全のため死去した。71歳だった。


遂にと言うか、

昭和の名レスラーも残った方が、

本当に少なくなって来てしまいましたね。
上田馬之助の入場

奇しくも今年1月のインタビュー(参照:“筋書きにはない”ドラマ)が、

文字通りの“遺言”になってしまった訳です。

kamipro 155 (2011)―紙のプロレス (エンターブレインムック)
 kamipro 155 より
上田馬之助 金狼の遺言

上田
「あれは新日本の連中がだらしなかったんだよ。みんな
(※前田日明の)蹴りで縮こまっててよ、ビビッてるのがお客にわかっちゃってた。あれで新日本の『強い』というイメージがなくなっちゃったんだよ。あんなのは向かっていけばいいんだ。同じレスラーなんだから、怖いことなんて何もない」


上田といえば、

稀代のヒールであると同時に、

私ら世代にとってはやはり、

この試合の印象が非常に強いです。

それは1986年3.26 東京体育館

新日本vsUWF 5対5イリミネーションマッチ
です。

思えば15年に亘って敵対関係にあったアントニオ猪木と、
猪木と上田の敵対関係

“vsUWF”という大義名分の下に結託。

その前年秋に、

謎の握手が交わされていた(参照:あの秋、いちばん美しい師弟対決~後編~)のも、
猪木も

今思えば、ここにつながる前兆だったのでしょうか?

猪木と上田は、

前週のTVマッチで一足先に初タッグを結成するも、

猪木はイマイチ不信感を持っていたと思います。

しかし上田はカットプレーなどで、

チームプレーに徹したり、
カットプレー

最後は前田日明の蹴りを、
左のミドルも、

ノーガードで受け止めて、
右のミドルも、

頭部へのハイキックも、
側頭部へのハイキックも、

顔面へのニールキックも受けた上で、
顔面へのニールキックも、

場外心中!!
伝説の心中シーン

新日軍の勝利に貢献すると同時に、
言葉は要らない

昭和のレスラーの頑丈さを、

まざまざと見せ付けられました。



もう一つ、

上田で忘れられないのが、

タイガー・ジェット・シンとの名コンビ。

この二人の姿を思い出すと、

同時に私は、

プロレスファンへと導いてくれた、

祖父を思い出します(参照:爺ちゃん子)。

このコンビの試合を観る度に、

数々の反則技に本気で怒り、

坂口や小林が反撃に出ると、

「早く猪木に代われ!!」と(笑)。

1978年2.8 日本武道館

釘板デスマッチ

アントニオ猪木vs上田馬之助
も、
腕折り

薄い記憶の中では、

爺ちゃんの膝の上で、

怖い思いをして泣きながら見た思い出があります。

「どっちも落ちないで!!」と。



プロレスが大衆娯楽である事に誇りを持っていた上田馬之助。

同時に強さに対して真摯なこだわりを持っていた上田馬之助。

そして、永く…永すぎる闘病生活を送った上田馬之助。

どうか、どうかゆっくり休んで下さい。

天国で小鉄さんと呑み明かして下さい。
日プロオールスター!!

本当に夢をありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り致します。

関連記事
スポンサーサイト

tag : 上田馬之助 アントニオ猪木 前田日明 訃報

comment

Secret

そうですか…上田馬之助亡くなったんですね…。
子供の頃は本当に嫌いだった。乱入して来ては返り討ちにあって、弱いイメージしかありませんでした。
しかし、自分のプロレス観が変わって来た時、たまたま上田馬之助のインタビューを読み、共感して、それを拠り所にしていました。

印象に残ってるのは、対馬場戦での腕折り事件(?)ですね。なかなかこの試合語られる事はありませんが、馬場が上田の腕を折った(?)試合です。

ご冥福をお祈りします。

No title

「プロレスは筋書があるから」と全て解ったような方々がおられますが、同じ筋書(台本)であっても大根役者と名優が演じるのとではかなり違うものです(プロなら当然でしょう)。
上田さんはプロレスラーとしては一流の悪役、演劇的に見れば名優に値する人だと思っています。ご冥福をお祈りします。

>BKっち

子供の頃は本当に嫌いだった<当時のヒールは私ら子供だけじゃなく大人に対しても、その立場を全うしていましたからね。
悪いことばかりやって最後は食らうという…面白かったよなぁ、本当。

自分のプロレス観が変わって来た時…共感して、それを拠り所にしていました<BKっちのターニングポイントだった訳ですね。
それがインディーとの馴れ初めかな?

対馬場戦での腕折り事件(?)<馬場さんのジャイアント・アームブリーカーですね?
猪木のショルダー式と違って、全体重を掛けていく…今思えば、あれも説得力ありましたね。

>病弱者さん

同じ筋書(台本)であっても大根役者と名優が演じるのとではかなり違うもの<それは突然のハプニングに対応出来る力も踏まえて言えるでしょうね。

上田さんはプロレスラーとしては一流の悪役、演劇的に見れば名優に値する人<リングの上では本当に“名優”でしたね。

この画像は私がつい先日観たあの試合ですね。。

私も初めて(過去の映像で)上田選手の試合を観た時は嫌いでしたね〜〜嫌いなんてものじゃありませんでした。
でもこれって結局、レスラー上田選手は、ヒールとしては成功?なんですよね〜〜

コメントにある、Hさんと病弱者さんのコメントも分かります!!



>みーさん

嫌いなんてものじゃありませんでした…これって結局、レスラー上田選手は、ヒールとしては成功?<そうなんですよ。今って心の底から嫌われるヒールはいなくなっちゃいましたね。
悪くって、ずるくって…ギリギリのところで鈴木軍がそれをやろうとしてるのがうかがえますよね。

あ、みーさんがコメくれたおかげで、上田関連の記事を書きたくなってきました。数日お待ち下さい。

そして、ありがとう♡

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>○○さん

いやぁこのシルバーウィークは連日スカパー視聴で忙しいですよね。

う~ん…またスカされたのか?

あっちの方は400戦無敗でしょう!? …バスン!!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>○○さん

はい。

では一言だけ、

ズバリ、ベッドの上です。
いやらしいかどうかは想像力の問題でして…ごめんなさい。

これ以上は怒られちゃうんで、終了~。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>○○さん

回りくどい!!(笑)

いやぁ、でもね、そういうのを大切にする○○さん、素敵だと思いますよ。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード