5ヶ月遅れの同窓会

やっとの思いで観る事が出来ました。

金原弘光デビュー20周年興行

『U-SPIRITS』

11.16 後楽園ホール

金原20周年ポスター

尊敬している方からDVDを頂戴し、

この映像を手に入れる事が出来たのですが、

もう…色んな思いがかけ巡って、

会場にいたら3~5度は泣いてたでしょう。
金原20周年集合写真

一言で言えば、

やっぱりこれは同窓会だったんです。

Uの名のつく団体の門を叩いた選手と、

それに関わったスタッフ、

そして会場やビデオ、各マスメディアで、

見つめ続けてきたファンの。

私としてみれば、

訳有って出席出来なかった同窓会の映像が、

5ヶ月遅れで送られて来たかの様な…、

特にこのホールの空気感…Uインターそのものでした。

とにかく感じたままに書きましょう。

じゃ、何がUインターの空気だったのか? と言えば、

まず吉水リングアナの一声を合図に、

ホールの観客通路から、

それぞれ登場して来る入場式。

これってUインターの旗揚げ戦と最終興行だけ行われたスタイルですよね。

ちなみにあの一人一人を観ていて、

「やっぱり遺伝子ってあるんだなぁ」と思ったのが、

鈴木みのる高橋義生の二人。

通路を一歩一歩歩いてくる雰囲気が、

若き日の藤原組長そっくりなんですよね。

どこがどう似てるっちゅうんじゃなく、

佇まいそのものが瓜二つなんですよ。

あれには改めてびっくりしたなぁ…。



中野巽耀vs松井大二郎

最初の中野のコンビネーションで、

ハイキックが出た後の松井のダウンを見て、

「え?」と思ったんですけど、

そこはやっぱり中野!!

すぐに緊張感を戻して行きます。

ミドルをキャッチして足を極めに行く荒っぽさも、

淡々とヒール(禁止技)にいくあたりも、

そしてジャーマンです。
中野のジャーマン健在

当然会場は沸くのですが、

2発目が不完全で、

不満気な中野の表情が見られただけで、

ちょっと嬉しかったりしました。

「らしいな」と。

意地でも「腐ったような試合」はしたくないんだな、と(参照:天国からのゲスト)。



ビリー・スコットvs中村大介

この日の興行で、

スバーンがゲーリーの曲で入場した事を、

各メディアで取り上げられていましたが、

ビリーの入場曲は『WELCOME TO THE JUNGLE』でしたね!!

この曲を使う意味…胸にこみ上げるものがありました。

ご本人はどう思われたでしょうね…。

技の方も健在でした。

特にこのクラッチを結ばずに投げていく、

ベリー・トゥ・ベリーは初来日時のまま(参照:ビリー・カムバックホーム)です。
ビリー独特のスープレックス

つくづくボタンの掛け違いさえなければ、

凄い選手になっていたと思いますね。



天山広吉西村修vsザ・グレート・サスケ池田大輔(参照:小鉄さんの教え)

…は置いといて、

試合後の天山のコメント良かったですね。



垣原賢人vs望月成晃

入場から最後の“クワクワ”まで、

思い描いたものとは全く違う内容となりましたが、

やっぱり掌底と蹴りのキレ、

そして佇まいは、

やはりスターの光を放ってるんですよね。

レッグラリアートやカッキーカッターはご愛嬌ですが、

十字に行くこの眼!!
カッキーの眼にU宿る

先述した鈴木、高橋じゃないですが、

高田延彦なんですよね。

よく見りゃレガースも…。

一方の望月、

グラウンドの攻防で垣原をがぶった際、

太腿を制しながらスイッチしてたりするのを見て、

「Uの試合が好きなんだな」と思いました。



ダン・スバーンvs冨宅飛駈

これまた相変わらずの…というか、

ゲーリーのとは全く違うスバーン特有の、

遠くに投げるジャーマン。

冨宅は怪我が惜しかったですね。



高山善廣vs高橋義生

何ですかこの緊張感と殺気!!
高山と高橋の視殺戦

技術に裏打ちされた殺し合い。

高山の構えはもはや、

Uのリングで通用するものじゃないんですが、

体格と免疫力(?)で凌ぎきって、

最後は頭から突き落とす。

「通常の団体とは違って、固く出来ている」(by山ちゃん)Uのリングで。

GA9さんに教えて頂いたポイント(参照:幻の対抗戦よ、時空を超えろ!!)が、

この試合を観た事でほぼ理解出来ました。

…お会いするのが本当に楽しみです!!



そしてメイン、

金原弘光vs鈴木みのる

この試合を見て、

私が本当に欲しているプロレスリングが、

改めて理解出来ました。

やっぱりUWFなんですよ。

(現状の)新日本でも、他のメジャー団体でも、インディでも、アメプロでも、

ましてやMMAなんかでもなく、

UWFなんですよ。

そこに気付いたのは冒頭の十字の攻防。

あそこで回転体が繰り出されたから…じゃなく、

回転が止まった時の金原が、

鈴木の腕を取りながら、

四方のロープへの距離を確認しておいてから、

一気にクラッチを切りに行く、

(誤解を怖れずに使えば)あの一連の“ムーブ”


あれが私の中のプロレスリングなんですよ。

もちろんその前後も含めてですが。

この試合を見た中には、

「現状の鈴木相手に負けブックを飲まざるを得ない立場の金原」的な表現をしていた方もいますが、

そこは上っ面の部分ですよね。

鈴木は普段パンクラスの若い衆と練習してるだけあって、

並のレスラーとは何ランクも違ったレスリングを見せてくれました。
フィニッシュは鈴木のスリーパー

やっぱり攻防は確かにありましたよ。

それはもちろん“技術”という部分であり、

“技術”とは全く関係ない部分でもありました。



結局、私が思っていたU…いや、

今でも思っているUWFは、

“格闘家が器用にこなすプロレスリング”ではなく、

“プロレスラーが無骨にやる格闘技”なのかも知れませんね。

もちろんそれが出来るのは限られたプロレスラー。

それとプロレスの中にある、

UWFというカテゴリで、

最初に頭に浮かぶのは、

“技術”という2文字かも知れませんが、

私の場合はやっぱり、

最初に思い浮かぶのは、

“思想”なんですよね。

歴代のUの思想家…佐山聡に始まり、

前田日明しかり、

もちろん宮戸優光も。

さらに言えば田村潔司の立ち振る舞い方なんか、

“思想”という言葉抜きに有り得ませんから。

“思想”を具現化するには、

本当は団体が一番なんですけどね。

とりあえずUWFが見れたのは、

至福の喜びでした。
礼に終わる

【レガ大賞2011】(参照:【輝け!!レガ大賞2011】)の追加として、

☆ベストプロモーター☆
金原弘光


文句なしの受賞です!!

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>○○○○○さん

今は皆「プロレスの仕組み」のことだけ考えて、「単なるプロレス」と言われてばかりですが、「UWFはプロレスの仕組みを踏まえた上での“格闘技”」なのではないか<仕組みも有って無い様なものなんですけどね。
その辺のアドリブというか、シュート性がプロレスの怖さだと思います。ある意味それはダブルクロスという言葉かも知れません。
まぁ、それでも昔“Uの象徴”だった人も今では「騙し討ちはアカン」と言ってますから、仕組みを考えるのが正解なのかも知れませんね。
でも猪木やUインターを観てきた私らにしてみれば、糞食らえですけどね。

「プロレスラーによるプロレスラーのためのプロレスラーの格闘技」<但し、限られたプロレスラーによりますよね。格闘技術を持った。

No title

レガさん

コメントありがとうございます。
レス遅くなりましたが、こちらに書かせてもらいます。

ついに見ましたか!
良い興行でしたよね、ホント。
正直、最近はプロレスよりMMAを見る事の方が多い私ですが、やっぱりプロレスが一番好きだし、
プロレスラーにMMAを超える戦いをやってほしいと思っています(≠MMAで結果を出す)。

話はUから離れますが、先日テレビで3月のzero1後楽園大会を見ました。
メインは大谷・大地vs健介・勝彦だったんですが、もうなんていうか技術云々ではなくMMAを超える戦いと魅力があるわけですよ。
この魅力がプロレスの魅力だと思いますし、加えてUの技術体系があれば最高のプロレスができると思うんですよね。


高橋vs高山なんか入場とにらみ合いだけでたまんないものがありました。
内容も結果も言葉だけでしたら、恐ろしい程予想通りなんですが、気持ちと感覚(レガさんが言う所の思想かもしれません)は恐ろしい程に予想以上というか。

高橋&鈴木は私から見たらやっぱり高橋&鈴木にしか見えなかったりもするんですが(笑
レガさんの言うように?あの場に組長がいなくてもいるような雰囲気をかもしだしていました。

金原はカッキーが高田の雰囲気を出していたとのことですが(すみません、その感覚、私の鈍感なアンテナでは気づかなかったです)、
それを考えると更に感慨深いというか。

山ちゃんは解説にいましたし、前田は・・・以下自粛

私の過去記事でも書きましたが、船木と田村がいれば・・・

進行や雰囲気はインターだったんですが、出てくる選手(old選手が多かったですが)や色気なんかは現在進行形のUのような感じもしました。
一夜だけだからって言うのあったとは思うんですが、あの興行を見せられたらもう一度って思ってしまいました・・・(汗

来年は新生U旗揚げから25周年、再来年はUWF(ユニバーサル)旗揚げから30周年です。
田村は今秋くらいに動き出すようですし、何か動きがあるとうれしいのですが。。。

もっともっと言いたい事あるんですが、それはお会いした時に・・・

>GA9さん

良い興行でしたよね、ホント<広い意味で興行=SHOWという括りで見れば、かつてのUに熱くなったファンの前で一番観たかったものを見せた訳ですから、素晴らしかったと思いますね。

MMAを見る事の方が多い私ですが、やっぱりプロレスが一番好きだし、
プロレスラーにMMAを超える戦いをやってほしい<やっぱり…何を見てても原点はプロレスなんですよね。
プロレスって物凄い広くジャンルなんですから、MMAにはないもの、ボクシングにはないもの、空手にはないもの…全部持ってるはずなんですよね。
通常のプロレスファンには「範囲を狭くしたのがU」という認識もあると思いますが、こうやってU主体の興行を見るに付け、「やっぱり全部持ってたんだなぁ」とか思ってしまうんです。

大谷・大地vs健介・勝彦…技術云々ではなくMMAを超える戦いと魅力<もう面子だけで色んなサイドストーリーが巡ってしまいますね。

加えてUの技術体系があれば最高のプロレスができる<だから田村みたいな存在が何年も沈黙してるってのが勿体無いです!!

高橋vs高山なんか入場とにらみ合いだけでたまんない…気持ちと感覚(レガさんが言う所の思想かもしれません)は恐ろしい程に予想以上<あれはゾクゾクしましたね。
結果ももちろん知ってて、戦評もある程度しってて、5ヶ月も経ってて…それでもゾクゾクしましたからね。

高橋&鈴木は私から見たらやっぱり高橋&鈴木にしか見えなかったり<そりゃそうですよね(笑)。
でもあの全選手入場式での高橋の歩く姿とか、鈴木のニヤリを見てたら、組長の幻影が見えたんですよね。

金原はカッキーが高田の雰囲気<これもカッキーの雰囲気(Uインター時代の高田の爽やかさ)とか…金原に至ってはあのジャージ着て入って来た時の表情が似てましたね~…顔は全然違いますよ(笑)。

私の過去記事でも書きましたが、船木と田村がいれば・・・<ちょっと確証はないんですけど、船木ってもうUをやる気持ちないんじゃないですかね?
ストイックがゆえに、次に全日を離れる時は再びMMAに行く様な気がしてます。年齢がいくつであっても。

出てくる選手(old選手が多かったですが)や色気なんかは現在進行形のUのような感じ<中村の存在も大きいでしょうね。
次あるとしたら、私個人としては安生のいる興行が見てみたいです。

田村は今秋くらいに動き出すようですし<最後のU系団体旗揚げしてくれないですかねぇ!?

もっともっと言いたい事あるんですが、それはお会いした時に・・・<その時はお話したい事、お聞きしたい事…山ほどあるんで、宜しくお願い致します!!

素晴らしい大会だったのが伝わります。

レガさんやっぱり熱い!

コメントのお返事にある

” MMAにはない、ボクシングにはない、空手にはない…全部持っているはずなんですね”

あ〜本当その通りだな〜

>みーさん

素晴らしい大会だったのが伝わります<素晴らしかったです。

あぁ…この空間にいたかったです。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


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