ビリー・カムバックホーム

金原弘光20周年興行『U-SPIRITS』において、

いくつかの懐かしい顔が見られます。

その中で私が楽しみにしてるのが、

ビリー・スコットの勇姿です。
ビリーがUに帰還

その期待度は、

ダン・スバーンの12倍です。

トーマス・バートン(参照:追悼・愛すべきUインター常連ガイジン)と共に、

長きに亘ってUインターに参戦し続けたビリー。

実はこの男こそが、

“ボタンの掛け違い”さえなければ、

Uインターのエース外人として、

プロレス史に名を残すはずだったのです。

U.W.F.最強の真実 (BLOODY FIGHTING BOOKS)
 U.W.F.最強の真実 より

宮戸
初来日で注目されたビリー・スコットは、最初にアメリカに行ったときのテストで会った瞬間から、「コイツはやってくれるだろう」という何か特別なものを感じていた。


ビリーの持ち味と言えば、

猪突猛進のファイトスタイルと、

その小柄な体に似合わない、

強引かつ豪快なスープレックス。
強引かつ、

ゲーリー・オブライトの力強さとは、

また一味違った、

滞空時間の長い投げが魅力でした。
豪快かつ、

しかしベリートゥベリーだけは瞬発力満点で、

さながら“U系のD・キッド”と言っても過言ではなかったです。
ダイナミックな投げ

グラウンドでは、

これまた豪快な逆方エビ固めが得意でした。
得意の逆片エビ固め

その実力は宮戸優光をはじめ、

Uインター勢の誰もが認めており、

旗揚げして最初のビッグマッチ、

1991年12.22 両国国技館

格闘技世界一決定戦
では大抜擢を受け、

セミで“現役の”IBF世界クルーザー級王者・ジェームス・ワーリングと対戦しました。
ビリー@格闘技世界一決定戦1

一進一退の攻防の末、

10R…フルラウンド闘い抜いて、
ビリー@格闘技世界一決定戦2

2-1の判定勝ち。
ビリー@格闘技世界一決定戦3

宮戸
ビリー・スコットを『格闘技世界一決定戦』に起用したのも、世界のプロレスの認識を変えたいという意味があったからだ。「日本人には本物のレスラーがいるけど、じゃあ、アメリカのレスラーはどうなのか?」となったときに、やはり近代のアメリカのプロレスはショーマンシップという印象が強すぎる。
でも私たちに言わせてもらえば、「そんなことはありません。ビリーはアメリカでは無名の選手かもしれない。しかし、このような無名の若い外人選手でも、これだけ強いんです」と。相手は当時、現役のボクシングの世界チャンピオンであり、キックボクシングでも世界チャンピオンだったが、「ビリーなら負けない!」という自信があった。その自信があったから、ビリーが勝ったときもべつに私たちは驚きも何もなかった。


前記した通り宮戸は、

当初、ゲーリーよりも、

このビリーをエースに考えていました。

当時のU系他団体における外人エース、

リングスなら“サイボーグ”ディック・フライ

藤原組ならウェイン・シャムロック

この二人に比べると、

かなりインパクトが弱い感じもしますが、

実はそれこそが狙いだったのかな? と。

当時のアメリカンレスラーの象徴といえば、

全盛期は過ぎていましたが、

ホーガンに代表される“マッチョボディ”でした。

一見、華奢な印象を与えるビリーの肉体、

今で言う“やせマッチョ”って奴ですが、

その肉体で大きな相手をなぎ倒す…というイメージ。

あくまでこれは私の空想ですが、

例えて言えば“D・キッド+ベストキッド÷2=ビリー・スコット”みたいな(?)。

ところが一気に売り出そうとした矢先、

別れは突然やって来ました。

宮戸
じつはあの試合のあと、ギャラの支払い方法に関して、ビリーと誤解が生じてしまったのだ。ちょっとした食い違いだったのだが、結局、ビリーがへそを曲げてしまい、正月の試合を一方的にキャンセルしてきてしまった。


ここから1993年10.4 大阪府立体育会館での復帰まで、

実に2年のブランクが空いてしまいました。

その間にスーパー・ベイダーレッドブル軍団など、

外人勢は完全にスーパーヘビー級の色に、

変わってしまいました。

それでもビリーは償うかの様に、

1996年12.27 後楽園ホールの最終興行まで、
ビリー@Uインターラストマッチ1

参戦し続け、
ビリー@Uインターラストマッチ2

さらにそこから、
ビリー@Uインターラストマッチ3

キングダムにも参加。
ビリー@キングダム1

すっかり逞しくなった風貌で、

ルールを最大限に生かし、
ビリー@キングダム2

バーリトゥーダーから一本も奪いました。
ビリー@キングダム3

さて、今はどんな風貌になっているのでしょう?

本当に楽しみです。

今回の相手は現在進行形のU戦士、

どのルールでもUWFスタイルを貫く男、
過去と闘う中村

中村大介(参照:新時代のU戦士、前時代のUインター愛)です。
中村大介

Uという“我が家”に帰って来たビリーは、

Uの申し子である中村と、

どんな作品を見せてくれるのでしょう。
若き日のビリー

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tag : ビリー・スコット 中村大介 U-SPIRITS U-FILECAMP

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こんばんは。

ビル・スコットという柔術家がビリーだと言われているみたいなんですがどうなんでしょうねえ。^^;

私は別人かと思いましたが…。^^;

>ROSESさん

ビル・スコットという柔術家がビリーだと言われている<柔術ですか?…ちょっとイメージにないですよね。
結構アメリカ人でよくいる名前みたいですしね。

都市伝説的な…、そうだROSESさん!!
『格闘技都市伝説の検証』みたいなの立ち上げて下さいよ!!
いや忙しくて手が回らないかも知れませんが、そういうの誰かやってくれないかな??
私はデータ豊富なROSESさんしか出来ないと思います。
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