これまたベストバウト・オブ・破壊王(1989)

前回の 我が、ベストバウト・オブ・破壊王 で書いたベイダー戦と同じくらいに好きな橋本の試合。

プロレス界初の東京ドーム大会の目玉。IWGP王座決定トーナメント出場の為に闘魂三銃士から橋本、蝶野が一時帰国。

蝶野は一回戦でベイダーに玉砕。

橋本はクイックながらも一回戦で長州を破るという大番狂わせ。

長州vs橋本初戦

サソリ返しのスモールパッケージ

大金星に長州呆然

つづく準決勝、この大会が本格デビューのソ連“レッドブル軍団”の副将格との一戦を迎えました。

1989年4.24 東京ドーム

IWGPヘビー級王座決定トーナメント準決勝

橋本真也vsビクトル・ザンギエフ

準決勝・橋本vsザンギエフ

橋本はテネシー修行でのショ-グン・スタイル。

一時帰国の橋本、ふてぶてしい

ザンギエフはプロらしい佇まい。

ザンギエフの風貌もいいなぁ…

橋本は意識的にグラウンドに付き合おうという構え。

序盤はぎこちなくもつれ合う展開。

噛みあわずにしばしばもつれる

業を煮やして離れ際に重いストンピング。

業を煮やしてストンピング一発

ザンギエフも目には目をで、フロント・スープレックス。

強引だが橋本の巨体をしっかりと跳ね上げている。

ザンギエフのフロントスープレックス

橋本も左からの払い腰できれいに投げ飛ばす。

橋本の払い腰

さらに左ハイキック!! 当時の蹴りは速い。

橋本のハイキック、この頃は速い!!

予想せぬ技に面食らう。

苦痛に歪む

しっかり返すことを忘れないザンギエフは橋本の右肘を伸ばしていく。

シュート気味のアームバー

橋本苦悶。

橋本苦悶

何とか脱出するが、

何とかヘッドシザーズで脱出するが、

すぐさまザンギエフも脱出。

この返し方はザンギエフのオリジナル。Uインターで高田の逆十字にもこれをやった時には驚きました。

ザンギエフもすぐさまヘッドスプリングで脱出

橋本はさらに柔道技にいきますが、底力のあるザンギエフは持ち上げてバックフリップ。

橋本の腹固めも持ち上げられる

場外でゆっくりインターバルを置いて、リングインした橋本は…

なんと唾吐き!!

橋本の秘策は“唾”!!

またしても予想もしない“プロレス技”にザンギエフは苦虫を潰した表情。

無理もないでしょう。彼らがプロになるに当たって、猪木から教わった『プロレスの四本の柱』は、

一、ダメージを抑え、観客を満足させる美しい受け身。

二、力強く、かつ相手を傷つけない攻撃。

三、自分自身の感動を観客に伝える表現力。

そして四、相手に対する信頼感



『しかし目の前の橋本という男は平気で、信頼するべき対戦者の自分に唾を吐きかけてきた…』

「そんなの聞いてねぇぞ…」

瞬間的に固くなったザンギエフは橋本を脳天から落とす。

序盤の同じ技とは全く角度が違う。

頭から落とすフロントスープレックス

すぐに我に返って首投げに行くと、今度は後ろからヘッドバット。

首投げに来たのを頭突きで返す!!

さらに受けた事のない後ろ回し蹴り。

至近距離のニールキック

極めつけは究極のプロレス技、足4の字!!

そして足4の字!!

たまらずタップ

これまでの格闘技人生で受けるはずもないコッテコテのプロレス技で泣きっ面になって敗れたザンギエフ。

橋本はプロレスファンの溜飲を下げました。

爆勝!!

この後、ザンギエフは同じレッドブル軍のエース格、ハシミコフ以上にプロとしての存在感を開花…しつつありましたが、

途中で勘違い。

最後は見様見真似で放ったダイビング・サマーソルトドロップの自爆と共に消えていきました。
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tag : 橋本真也 ビクトル・ザンギエフ レッドブル軍団 IWGP

comment

Secret

No title

体も万全で橋本選手は凄いですね。
この日のドームも一番インパクト残してますよね。

信頼感というのがプロレス特有のアバウトな感じですが

相手の力を引き出したり、噛みあわない相手と合わせたりと

どっちかが先に仕掛けるんですよね。
仕掛けられた方が受けるのではなくて
先に仕掛けた方が受けるんですよね。

伝わりますかね(笑)

>123daさん

どっちかが先に仕掛けるんですよね。
仕掛けられた方が受けるのではなくて
先に仕掛けた方が受けるんですよね。

<…ん~~~~~。
仕掛けた方が受ける…???

浅はかですみません。
詳しく教えて下さい
m(_レ_)m

No title

非常にわかりにくいですね。そう思いました(笑)
非常に説明しにくいですが

仕掛けるとは相手に気付かせるため、力や技や感情を引き出すための攻撃で
例えばストロング小林戦での猪木さんの口撃、挑発、張り手、顔面パンチとかですかね。

受けるとは決して相手の技を受けるという意味ではなくて、
仕掛けられ方の反応に対応するという意味です。
簡単にいうと仕掛けた方がその場の主導権を握るということになりますかね。

受ける前提で仕掛ける←信頼感です。
仕掛けたのに反応がない←信頼ないです。
受ける気がなく仕掛ける←信頼ないです。

繰り返しますが受けるとは決して技を受けるのではなくて、反応を受けるということなので
場合によっては相手の技を受けなくてもいいんです。闘いの中で会話していくイメージでしょうか。

当然、噛み合わないこともありますが、それが噛み合った時に対戦者どうしが達成感というか感動するんですよ。

例えば猪木さんの試合でいえば大木戦、藤波戦、藤原戦、長州戦とかですか。

これ藤波さんが早稲田予備校の特別講師に来た時に「なぜロープに飛ぶんですか?」
の質問の答えの中で言ってたんですよね。
試合の途中で急にヒートアップするのは、どちらかが仕掛けて相手が感じ取ってそれに答えた時だそうです。

リング場で涙流すシーンとかも演技でもなんでもなく感動してるんだと思いますよ。
それが観客に伝わるんじゃないかと思いますよね。

>123daさん

丸二日かけて何とか理解しました(笑)

そして頭に浮かんだのがファイナルカウントダウンの藤原戦ですね。
リングに上がる事にすら倦怠感を覚えていた当時の猪木を信頼してこそ藤原は極めにいったんでしょうね。
最後に涙はあの時点では二人にしかわからないものでした。
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