リ・バース

私にとってプロレスを観てきた上での、

ヒーローの系譜は、

アントニオ猪木から始まり、
猪木顔5

初代タイガーマスク藤波辰巳前田日明と来て、

高田延彦という絶対的な存在に辿り着きました。
高田「NO!!」

その後、Uインターの流れから田村潔司を見続け、

一方では闘魂三銃士から西村修という時代を経て、

中邑真輔に到達しました。
勝って兜の尾を締める中邑

その中でも特別な存在は、

猪木を別格として、

高田延彦中邑真輔です。

一見すると全く関連性のない流れの様でもありますが、

実は一つの“技”が私の思いの中で、

この二人をつないでいます。

それは11年の時間を隔てて、

同じ大阪府立体育会館で繰り出されました。

まず、高田が見せたその技は、

1992年9.21ゲーリー・オブライト戦(参照:スーパースター誕生)でのフィニッシュホールド。

腕ひしぎ逆十字固めです。

激戦を締め括ったこの技は、

亀の体勢にあるゲーリーの左腕を取り、
一気に腕を取る、

天を仰がせると、
高田の脚力が勝る、

最後は正調(?)の十文字が完成して、

ゲーリーは即タップアウト。
高田の十字

見事、プロレスリング世界ヘビー級王者となった高田は、

ここから北尾戦(参照:神様が降りて来た夜)、ベイダー戦(参照:真冬の奇跡~前編~~後編~)と続き、

まさにスーパースターへの道を歩いていきました。

私のファン歴で揺ぎ無い“高田時代”が到来した訳です。

しかし時は過ぎ、

Uインターの時代が終わり、

高田はPRIDEという新たなステージに挑みます。

2度のヒクソン戦(参照:第一歩 、 あと3分だけ…~前編~~後編~)で、

歴史的敗戦を喫したのもこの技でした。
十字に来た!!

そのPRIDEでプロレスラー高田は、

格闘家生命を全うしました(参照:UWFインターの最終話Uインター上がって来いや!!)が、

引退からちょうど1年後に、

出版した書籍がプロレス界を揺るがせました。
泣き虫

それまで、

「プロレスの中でもUWFだけは格闘技寄りの、比較的シュートに近いカテゴリーだ」と、

信じていた私の様な人間にとって、

それは根幹をぶっこ抜かれた様な衝撃でした。

そんな私に間髪入れず「ちげーよ!」と言ってくれたのが、

中邑の存在だったのです。

2003年12.9天山広吉とのIWGP戦(参照:バクチ人生の始まり)は、

それまでのプロレス界の常識と、

私の中で芽生えたプロレスへの疑念を、

丸ごと引っ繰り返す…“リバース”させた一戦でした。

その象徴がこのフィニッシュです。

王者・天山がパワーで押していく一方的な展開から、

一瞬の虚を突いて、

飛びつき三角締めに行った中邑。
飛びついての、

立って堪える天山に中邑は、
三角から、

そのまま下のポジションから、

体勢を切り替えて腕ひしぎ逆十字固め

たまらず天山はギブアップし、
逆十字で一本!!

中邑は史上最年少のIWGPヘビー級王者となりました。

11年前の高田のそれとは真逆の、

天山の身体をうつ伏せにせんと極めていったこの技。

それまでのプロレス界の常識だった、

『10年やって一人前』という暗黙の了解を、

完全に引っ繰り返した瞬間でもあり、

前記した様に、

それまでの私の中の価値観を、

そっくりそのまま“リバース”してしまった瞬間でもあった訳です(参照:中邑真輔待望論)。

その勢いのまま中邑は「プロレスという文化を背負って」

大晦日のリングに向かったのです(参照:誇り高き赤っ恥。)。
慣れないリズムの選手紹介を受ける

現時点での中邑には、

ボマイェという絶対的な必殺技がありますが、

ここ一番では腕ひしぎ逆十字だと思っています。

このブログのタイトルにも関連していますが、

“プロレスラーとして”大切にして欲しい技です。
中邑の腕十字

尚、今回の記事は、

私自身の立ち位置を確認する意味もあります。

独り善がりですみません。

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tag : 高田延彦 中邑真輔 腕ひしぎ逆十字 UWFインターナショナル

comment

Secret

いやさすがです。
誰もが持つフィニッシュの裏にある


本当の必殺技とでも言いましょうか
棚橋ならドラゴンスープレックス、真壁ならジャーマンスープレックス
後藤…後藤…は…まあいいや

中邑なら腕ひしぎという訳ですか!
こだわって使ってますもんね。さらには、ボマイェがあるから活きてくる技でもありますね!

お久しぶりです!

中邑の腕十字、いいですよね!

一番に思い出すのは、カート・アングル戦で決めたやつです!

エルニーニョのような技も器用にこなす一方、

総合の練習にも励む。

藤原教室がない今、求めるのが外なのは寂しい気もしますが、

新日本が新日本である最後の砦、中邑真輔。

打のボマィエ、投のランドスライド、極の腕十字と、バラエティーに富んだフィニッシュホールドを持つ、稀有な存在だと思います!

>名無しさん

後藤…後藤…は…まあいいや<(大笑)。

中邑なら腕ひしぎという訳ですか!<やっぱりここ一番のイメージあります。

ボマイェがあるから活きてくる技<間口の広さっていうのがトップレスラーの条件でもありますよね。

>TKさん

ご無沙汰しております。

一番に思い出すのは、カート・アングル戦で決めたやつ<あれも名勝負でしたね!!

エルニーニョ<ありましたねぇ…あと羅漢果ですか? 何か料理名みたいなのが多かったですね(笑)。

打のボマィエ、投のランドスライド、極の腕十字<言われてみれば三拍子揃ってますね。
投は今ならリバースパワースラムですかね。
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