Y“U”MEとGENJITS“U”(2008)

夢を見る事に決めた7月。

私にとっての最大の夢は、

やっぱり…UWFの復活です(参照:konnna Y“U”ME wo,mita.)。

この場合の復活と言うのは、

いろいろな意味を持っていまして、

単なる一夜限りの同窓会や、

Uに想いを馳せたファイターの集結、

そういう場でも良いんでしょうけど、

本当に心から望むのは、

団体としてのUWFの復活です。

さらに言うとU…インター的世界なんですけど。

逆に“もしも新生UWFが続いていたなら…”。

団体のツートップとして君臨していたであろう二人、

船木田村
新生Uの船木

新生Uの田村

二人の闘いが実現した2008年4.29 さいたまスーパーアリーナは、

Uの遺産がほとんど残っていないDREAM.2のリング。
前田コメント1

ミドル級GP1回戦の場でした。

長い長い、
連合赤軍

DREAMの田村

DREAMの船木

前田コメント2

途方もなく長い煽りVを経て、
前田コメント3

田村の想い

船木の想い

UWF終結

田村潔司vs船木誠勝は始まりました。
田村潔司vs船木誠勝

後にリングインした田村はいつもの睨み付けを敢行。
敬意をもっての睨み付け

一瞬の握手を経て、
一瞬の握手を経て、

ゴングが鳴ると、
試合開始

先に行ったのは田村。

右フックから、
先手は田村の右フックから、

左インローのコンビネーション。
続けて打ったインローに船木はバックステップ、

船木はバックステップで捌きます。

今度は外からのローを放つ田村に、
再び放った田村のローに、

船木は身を沈めてから、

飛び込んで右フック。
船木は飛び込んで右、

その流れで首相撲になりますが、
首相撲から、

ここは田村が圧勝。

膝を入れていきます。
田村の膝蹴り、

離れると船木はロングレンジの前蹴り、

これは顔面にヒット。
離れると船木の前蹴りが顔面に、

一転しての打ち合いから、
田村の左と船木の右が交錯、

船木のインローはローブローすれすれ。
船木ローブロウ気味のインロー、

そこに田村はカウンターの右フック。
田村カウンターの右フック、

すぐに左の返しを打ちますが、

船木はダッキングでかわして、
左の返しに船木ダッキングから、

強烈な右フック。
強烈な右フック、

この辺のボクシング技術は船木ならではですね。

そこから不用意に放った船木の蹴りを、

冷静にキャッチした田村はテイクダウン狙い…、
蹴り足を取って田村はテイクダウン狙いから、

と見せかけて強烈な右フックのお返し。
強烈な右!!

これは効きました。

動きの止まった船木の顔面に、

膝を入れてから、
頭の下がった船木の顔面に膝!!

ドン・フライばりの固定式フック連打。
ドン・フライ式のフック連打から、

足に来た船木をSTO気味にテイクダウンし、
なぎ倒して、

そのまま鬼の様なパウンドのラッシュでKO。
パウンドの連打でKO

試合後もしばらく動けない船木。
しばらく起き上がれない船木

新生U時代の憧れの対象だった船木を圧倒しながら、

田村は実に淡々と勝ち名乗りを受けましたが、
田村は淡々と勝ち名乗り

いざ向かい合えば、

やはりセンチメンタル感は拭えません。
しかし向かい合えば…この表情

こういった試合について、

よく「総合での田村はカタすぎる」という話題が出ますが、

リマッチの可能性がゼロに等しい、

現在のMMAにおいて、

また、後々まで戦跡だけが残ってしまう現実において、

それは当然といえば当然なのですが、

むしろ私は、

田村の魅力の一つとさえ思っています。

しかし一度はリングを去った、

対戦相手の船木にとってこの時点のMMAのリングは、

思い描いた世界とは対極のものでした。

go fight Vol.1 (スコラムック)
 go fight Vol.1 より

船木
「毎回、『勝たなきゃ、勝たなきゃ』という感じですよね。負けが許されないというか。負けたら小さな大会で何試合かこなさないと大舞台に戻れない。『すごく余裕のない世界になったな』と思いましたね。それに自分としては、HERO'Sに復帰したつもりだったんですよ。でも、『Dynamite!!』のリングで復帰となり、そのあとに上がろうと思っていたHERO'Sのリングがなくなっていたという(笑)」

「『あれ? 違うぞ?』って思いましたね(笑)。HERO'Sってあそこまで堅くないというか、なんでもありって感じだったじゃないですか? (略)その雰囲気が好きでまた始めたんですよ。でも、始めたとたん、激しい戦場に放り出されてしまったって感じでしたね」


ストイックを絵に描いた様なイメージの船木からは、

想像のつかないコメントでしたが、

確かに私にとってもDREAMの印象は違いました。

PRIDE最後の日に田村が言った、

「夢の架け橋」(参照:夢の架け橋と時間の魔術)。

それがDREAMだと思っていたのですが、

実際にはナンバーを重ねる度に、

その夢からは覚めて行く様な思いでした。

これは私見ですが、

結果的にこの田村戦での試合内容が、

その後の船木の方向性を決定したと思います。

ミノワマン戦での足関節破壊、

そして全日入団(参照:帰ってきた超星闘いを持ってきてくれた船木)=総合との決別…と。

また煽りVで強調された様に、

この試合が“Uの清算”であったかどうかは、

私にはわかりません。

 赤いパンツの頑固者―Uの魂 より

田村
(新生UWFが)あのままいっていたら、いつか前田さんと高田さんが引退して、僕とか船木さんがエースになって、ギャラもいっぱいもらえて、ポルシェにも乗れていた。でも、そういう環境になったら強さに対する欲が出てこなくなるから、変なところで勘違いをしていたんじゃないかと思う。今の田村潔司は存在していなかったはずだ。


この試合の二人の身体には、

オープンフィンガーグローブがあり、

当然の事ですが、

レガースもニーパットもありませんでした。

そのリングはUWFではないのですから。

ただ船木が着用したタイツの色には、

何か意味はあったのだと、

今も信じています。

関連記事
スポンサーサイト

tag : 田村潔司 船木誠勝 新生UWF

comment

Secret

No title

そうだね。田村くんは 昔からカタいイメージしか
なかったよ。真面目っていうか、不器用な感じ。
反対に船木は 華があって、技も美しいイメージ。
あっと いう間に 相手が倒れてたりしてね。
グリーンのパンツは あの当時の トレードマーク?
懐かしさ と 年とったな~(自分も含め)って
思った試合でした。
詳しい事情は 分からないけど、
田村くんが勝って ちょっと嬉しかったな。

No title

将棋とチェスは勝負内容が似ているので将棋の最強人物にチェスをやらせれば相応の強さを発揮するでしょうが、層の厚いチェス人口の最強を兼用できるほど単純なものではありません。
田村×船木戦もUWFルールで行う真剣勝負だったら試合内容も変わっていたはずです。

No title

 なるほど、タイツの色がUでもあったんですね。この試合はお互いの打撃コーチとしてセコンドにキック界の伝説的なライバル関係であった前田憲作と立嶋篤史がいたことでも興味深かった試合です。

>HERO'Sってあそこまで堅くないというか、なんでもありって感じだったじゃないですか? (略)その雰囲気が好きでまた始めたんですよ。でも、始めたとたん、激しい戦場に放り出されてしまったって感じでしたね

 これ、DREAMが「やれんのか」を引き継いだPRIDEの後継としての期待が一番強かった初期の時期で、この船木選手の感想が逆にどれだけPRIDEという場が緊迫したものであったか、を逆説的にうかがい知れるというか。

(ところでUインター者の紫レガさんに失礼ながらリクエストがあるのですが、「安生洋二はどこで帰国子女になったか?」という疑問が(笑)、最近簡単に翻訳作業やりながらふと思いまして、紫レガさんなら何かその謎もしっているかな~と。)

>ケロさん

昔からカタいイメージしかなかったよ<とてもカラオケで菊地桃子を歌うイメージはないですもんね。

船木は華があって、技も美しいイメージ<そうですね。なかなか持ってる人間がいない“華”が確かにありましたよね。

グリーンのパンツ<実際には水色とか銀色とかいろんな色を履いてたんですけど、一番のイメージはグリーンですね。日の丸付きの。

田村くんが勝ってちょっと嬉しかった<ずっと現役でいたという意地はありましたよね。

>病弱者さん

将棋とチェス<いつもながら、深くてわかりやすい例えをしていただき、ありがとうございます。
まさしくその通りで、一つの道を極めた人間は近似した多方面でもある程度の結果は出せるでしょう。しかしそれ一本で来た人間は負ける訳には行かないんですよね。意地という部分でも。

田村×船木戦もUWFルールで行う真剣勝負だったら<まさにそれが見たいんですよ。
エスケープもカウントもあるMMA…それこそが今後のUだと思います。

>887-8798さん

前田憲作と立嶋篤史<そういや試合後も互いの技術論を否定してましたね(笑)。

船木選手の感想が逆にどれだけPRIDEという場が緊迫したものであったか<そうでしょうね。逆にHERO'Sがそれだけテレビ型格闘技だったかという部分もあると思います。

「安生洋二はどこで帰国子女になったか?」<父親の仕事の関係で、幼少時を海外で過ごしたはずですよ。確かオーストラリアだったかな?
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード