怨敵を作れ、そして勝て!

19年の時空を超えて、

高田延彦vs北尾光司を振り返ってみると(参照:神様が降りて来た夜)、
ソバットは顔面をかすめる

改めて確信したのは、

やはりプロレスの醍醐味は、

“勧善懲悪”にあるという事です。

それが仮に、

作り上げられた“善”対“悪”であっても、

第三者から見て、憎き対象ならば、

それをなぎ倒す瞬間こそが、

ドラマの完成…いわゆるハッピーエンドな訳です。
ハイキック5

思えば近年、

プロレス界にとって“憎っくき相手”…“怨敵”とも言うべき存在が、

何人か存在して来ました。

ヒクソン・グレイシー(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.17~十年間、そして十年後・其の参~第一歩 、 あと3分だけ…~前編~~後編~)を筆頭に、
ヒクソン

ミルコ・クロコップ(参照:獲物)しかり、
ミルコ

広い意味では小川直也(参照:イッテンヨン事変~前編~~後編~~検証編~)もそうでしょう。
小川

また、最大の“怨敵”という意味では、

(参照:屈辱の日)の右に出る者はいないでしょう。
…!!

それぞれに共通しているのは、

ほとんどの人達に対して、

『プロレスラーより強い=プロレスラーは弱い』という、

認識を植えつけてしまった事。

そしてプロレス界にとっては、

“勝ち逃げ”を許してしまった事。

本来であれば、

敵は強ければ強い程、憎ければ憎い程、

倒す意味が大きかったはず(参照:宮戸語録 vol.5)なのですが、

現在のプロレス界においては、

厄介な相手とは、

初めから絡む気概すらありません。

ノーリスク・ローリターンが業界の常識となりつつあるのです。

そんな中、ハイリスク・ハイリターンを突き進んだ最後の団体が、

UWFインターナショナルだったのです。

 T 多重ウェィブ より

高田
「意地というよりも、怖さとか強さとかね。特に当時の彼(北尾)に対しては、そういう気持ちがあったね。やっぱり相撲を極めたのは大したものだけど、相撲とプロレスは違うから。なにがその人を支えるか、なにがその世界を支えるかっていうのはやっぱりキレイごとじゃなくて、ナメられてたまるかっていう部分でしょ? そういう反発心が、その世界を支える、その人が昇っていける大きな要素となるんだよね」

「そういう気持ちを、当時の彼には俺自身が抱いていたから、どういう結果が出ようとも、この世界の厳しさっていうのを、この一試合で彼の身体に染みつけてあげなきゃいけないなっていう気持ちは、強く持っていたからね」


高田激勝!!



現在、ハッピーエンドを重ねていく事で、

ファンの信用を取り戻しつつある新日本。

リングの上で完成された作品を作って行き、

一つ一つの大会を成功させていく事で、

これまでの負の財産を返して行ってる訳ですが、

全日四天王や新生UWFがそうだった様に、

身内同士の好勝負の積み重ねには、

マンネリという名の落とし穴が待っています。

無理矢理にでも外に“怨敵”を作って、

選手もファンも全員が一丸となり、

プロレスの外の世界をも巻き込んで、

倒しに行く構図をいつか見てみたいです。
猪木アリ調印式

関連記事

tag : 高田延彦 北尾光司 ヒクソン・グレイシー ミルコ・クロコップ 小川直也

comment

Secret

紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード