飯塚という男(1989)

私がプロレスを見なくなっていた間に最も変貌を遂げていたレスラー…

それは誰あろう飯塚高史です。

風格あるな…

と言っても現在の姿に変身したのは今年になってから。

それまでは要所要所では出てきてましたが、地味な中堅として特に主張する事もないサラリーマンレスラーの象徴の様な人間でした。

北海道出身なのに異常に中島体育センターで不人気だった飯塚。

凱旋帰国時、パーマ頭にピンクのショートタイツで吠えまくってた時代。

JJジャックスとして変な髪形の野上のノリに明らかについていけてない時代。

橋本vs小川の代理戦争として村上と殺伐とした試合をするがスリーパーホールド以外に見せ場のない時代。

長州政権時代の新日で、飯塚は練習熱心と言う理由だけで(?)たくさんのチャンスを与えられました。

何度かのブレイク未遂を経て、今やっとヒールとしてのプチブレイク。
かつて飯塚が突如として脚光を浴びたのは、1989年の『夢☆勝ちます』

レッドブル軍団のサンボ世界王者、ビクタシェフとの異種格闘技戦。

TBSの安住アナじゃないよ

飯塚vsH・ビクタシェフ

当時、馳と二人でソ連にサンボ留学へ行かされるほどの期待がかけられてました。

ダブルアキレス

打撃で活路を開く

ちょっと一服

試合は2戦して2敗。

しかしこの格闘技戦で飯塚孝之(当時)の名はしっかりとファンに浸透しました。

逆片エビ

サンビストにドロップキック

惜敗…

この直後、キャリア2年半で異例のIWGPタッグ王者にも君臨。

IWGPタッグ王者

若手時代のエピソードとしてこんな話があります。

G SPIRITS Vol.06 鈴木みのるインタビューより

鈴木「(略)飯塚高史とグチャグチャな試合して控室に帰ったら、猪木さんがプッシュアップの棒を持って、凄い顔して立ってたんですよ。絶対に怒られると思ってたら、凄い怒鳴り声で“もうお前なんか、プロレス辞めちまえ!”ぐらいの勢いで飯塚さんが叩かれて。で、次は俺だって思ってたら、“お前はいい”って。その時は殴られなくてラッキーとしか思わなかったけど、まあ、俺はあの人が求めていたものが、その時はできてたんでしょうね」


猪木に傾倒していた鈴木とは逆に、飯塚は猪木から期待されていなかったのでしょうか。

しかし猪木が語った自身の若い頃の話では、

Gリング Vol.001 アントニオ猪木×金沢克彦より

― じゃあ猪木さんは力道山に『プロレスってこういうもんだよ』って、言葉で教わった記憶はないんですか?

猪木「言葉としてはないけど、要するに試合終わって降りてきたときに、自分なりにいい試合をしたと思って帰ってくるわけでしょ。仲間、あるいは先輩、後輩とやって。そういう先輩、後輩に、その時は気遣ってるつもりはないけど、精一杯やってるんだけど、しかし力道山の目から見ると『お前がこれから伸びていくのに、こんなもの踏み台にしろ』ということで要するに気に入らなかったというね。それを期待してたという。だから俺は今でも忘れませんけど、大阪で頭割られて。降りてきて洋々として、自分なりに満足した試合をして帰ってきたつもりが、とんでもない。もう廊下のところで木刀で殴られたことがあったわけですね

― ハァー、竹刀じゃなく木刀ですか。

猪木「ええ、それは納得いかないよね。説明がないわけだから。今みたいに丁寧に『お前はこうだ』なんて言わないから。その時はある種、辞める覚悟までしたことがあったけど。(略)」


飯塚への期待ぶりは長州だけではなく、案外猪木からも大きかったことが、このエピソードで窺えます。

さて、いよいよ明日…というよりもう今日ですね。

10.13両国大会

メインのIWGP戦は何度も書いてきましたが、セミの永田裕志vs田中将斗も楽しみです。

G1の後藤戦で強い永田の片鱗が見られましたから。

今回も期待します。

そして私が見ていなかった時期に熟成されていた天山vs飯塚のチェーンデスマッチ。

そして現在

コテコテの展開を期待しつつ、シュートな感情が見たい。

頼むよホント

飯塚史上最大の名場面を期待します。
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comment

Secret

No title

異種格闘技でソ連選手相手に抜擢されてましたから、猪木さんには期待されいたのでしょうね。これほど多くのチャンスを与えられたのに、モノにできなかった選手もめずらしいですね。小川、村上×橋本、飯塚の混乱時に猪木さんの腕にしがみついて抗議したシーンは瞬間的に大ブレイクしていましたよ。

>123daさん

ああ、そういうシーンもありましたね。
新日では会社からプッシュされるレスラーはファンの支持を得られることがほとんどありませんが、そこを乗り越えれば何かのきっかけで人気が出るんですけどね。
飯塚の場合はとにかく人気がなかったですね。
数年前、きたえーるで行われた健介とのIWGP戦は寒さがブリザード級でした。

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>○○さん

ご無沙汰しております。

この試合は寝技の時間制限がなかったと記憶しています。
なかなか緊張感溢れる試合だったんですけど、このリベンジに立ち上がった馳が卍固めやったんですよね。全部水の泡にしちゃったという。
もしUに行っていなければ、飯塚のポジションには鈴木がいたんでしょうか?
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