歴史は10月に作られる~昭和編~(1986)

いよいよ1週間後になりました10.13新日両国決戦

メインのIWGPヘビー級選手権試合、武藤vs中邑は大きな節目となるべきカードだと思います。

もしもこの試合が『単なる1.4ドームへのつなぎ』とか『星を返してもらう番』とかという意味付けならば、この大会自体が無意味なものとなってしまうでしょう。

10月のビッグマッチ…新日本にはこの季節の変わり目に常に時代を動かしてきた過去があります。

下克上という名の下に、猪木がゴッチから初勝利したのも、猪木、坂口組がテーズ、ゴッチ組を降したのも、長州が咬ませ犬発言したのも10月

巌流島の決闘ってのもありました。

巌流島①

巌流島②

これも時代を動かした一つだったのかも知れません。

巌流島③

しかし昭和の新日本でこの試合ほど明確に主役交代を印象付けたものはなかってでしょう。

出た!!ゴンタ顔

1986年10.9両国国技館における『INOKI闘魂LIVE PART.1』でのプロレス対マーシャルアーツの異種格闘技戦。

前田日明vsドン・ナカヤ・ニールセン

視線をそらさない前田

目が泳ぐニールセン

この日の前田のいわゆるゴンタ顔が、時代を変えてしまいました。

決して目をそらさない

一瞬だけゴッチを見る

1Rからテイクダウンを狙うが…

技術的なことを言えば1Rでこの一発を食い、意識は飛んでしまいました。

強烈な左ストレート!!

しかし飛んだ状態のまま名勝負を繰り広げ、勝利した前田の姿にファンは酔いしれました。

ゴンタ顔が消える。

ルールのせいもありますが、前田は尽くニールセンにエスケープされます。

十字狙いも

エスケープ

タックルにもエスケープ

キックのガードもままなりません。

ハイキック

せっかく決めた技もラウンド終了のゴング。

ガッチリ入った脇固めはラウンド終了のゴングに救われる

しかしこの起死回生のスープレックスから、

サルト①

サルト②

サルト③

サブミッションへと移行し、

ケサ固めへ

アキレス取って

逆片エビ=ジャパニーズ・レッグクラッチへ移行

反る

ギブアップ勝ち。

「勝った…」

神様も祝福

抱擁

勝ち名乗りを受けるが目は虚ろ

後年、この試合に関しても“ワーク云々”の噂がありましたが、以前にも記したように「リング上で起きた事が真実」なのです。

そして1Rに決まったニールセンの左ストレートも、フィニッシュ前に決めた前田のスープレックスもどちらも真実=シュートです。

この日、メインで同じく格闘技戦を戦った猪木の試合内容は散々。

奇しくもハッキリとした形で、(コア層に対しての)猪木と前田の主役交代は行われました。

当時よりも分母は圧倒的に小さいですが、逆に分子はそれ程変わらないかも知れません。この大会に限っては。

ハッキリとした主役交代

次の武藤vs中邑をエポックメーキングにしなくては先のドームなんて意味ありません。

※明日(平成編)
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tag : アントニオ猪木 マサ斎藤 前田日明 ドン・ナカヤ・ニールセン 異種格闘技戦

comment

Secret

No title

受身の取れないサルトの瞬間はシュートだと思います。リハ、細かい取り決めがもしあるなら拒絶される技でしょう。あの時代にできうる最高の試合だったと思います。

No title

こんばんは!歴史は10月に作られる・・・確かにそうですね。なるほどって思いました。その他に思いついたので、新日本vsUインターも10.9。高田vsヒクソンも10.11。なんか凄い。ぜんぜん気がつかなかったです。
 となると10.13決戦も歴史に残るなにかが起きますかねえ。期待したいです!

No title

猪木、スピンクス戦は3Rまでボクシングルールでしたらからね。猪木さんの減量失敗があると思いますよ。ブロディ戦で110キロまで上げておいて3週間そこそこで90キロ台まで落としてしまうと本来の動きができないと思いますよ。相手が候補に挙がっていたニールセンでしたら違った展開になったかもしれないですね。ボクサー相手にするのは難しいということでしょうね。

>ROSESさん

サルトは打撃系の人間には選手生命さえも左右しかねないですからね。
それよりもあの時の前田のシーザージムでの特訓ぶりを見ると、打ち合わせしてる暇なんてないでしょうね。

>H.Tさん

評価していただきありがとうございます。

さっそく10.9も書かせていただきましたよ。
10月は何かが起こるんですねぇ…。

>123daさん

猪木、スピンクス戦は3Rまでボクシングルール<あ、そうですそうです。忘れてました。
でもあの試合の原因はスピンクス側にあったでしょうね。コンディション悪そうなのは猪木よりもスピンクスでした。
猪木が骨法に頼りすぎたのもあるかと思います。
vsボクサーはアリ戦のトラウマなのか、ウェップナー戦もそうですが、グローブとかプラスアルファ付けてますね。結果凡戦が多いです。

猪木さんの減量失敗<ブロディ戦は増量してたんですか!?
だとしたら60分やったのって凄いですね。やっぱり常人じゃないです。
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