宮戸語録 vol.14

久々の宮戸語録です。

山本小鉄さんがお亡くなりになられた(参照:追悼・鬼軍曹金曜8時の別れ「ごきげんよう、さようなら!!」)今、
小鉄さん登場

“プロレス原理主義者”ともいえる存在は、

もう、宮戸優光しか残っていないのではないか!?
宮戸優光②

というのが、私の持論です。

以前にも書いたとおり、

Uインターを昭和新日に置き換えた場合(参照:夢の架け橋と時間の魔術)、

“小鉄=宮戸”という公式が出来上がる私にとって、

数々の宮戸発言と、

小鉄哲学には被る部分が多々見られる訳です。

まず道場においての指導法(参照:宮戸語録 vol.4)。

二人に共通するのは、

やはりプロとしての厳しさですよね。

 紙のプロレスRADICAL No.42 より
蘇れ! UWFインター伝説Ⅱ 高山善廣×宮戸優光×金原弘光

宮戸「道場でも、昔ながらの練習も結構やりましたよ」

金原「オレ達は受け身の練習も結構やってたから。普通、U系の団体はやらないでしょ? あと『足の運動』(スクワット)とか『ぺったん』(腕立て伏せ+スクワット)をいつやらされるかビクビクしてたもん(笑)」

(略)

宮戸「でも、いま強い選手って、そういう厳しい環境を通ってきた人ばっかりでしょ?」

金原「そうですね。身体がとにかく頑丈になりましたよ。あの頃の練習はもの凄かったですから。足をケガしても延々と腕立て伏せばっかりやらされるし、腕をケガすると今度を延々と足の運動ばっかりやらされるし(笑)」

高山「だから最終的には『どっかが痛い』って言えなくなるんですよね(笑)」

金原「そうそう! スクワットを延々やらされるよりは、腕が痛くても腕立て伏せとスクワットを両方やる方が楽なんだよね(笑)」


小鉄さんのような「足が痛ければスクワットしろ、頭が痛ければブリッジしろ」といった、

理不尽さではないのですが、

なかなかどうして、Uインター流も厳しいものがありますね。
Uインター道場2

しかしながら厳しさの中にも、

Uインターという団体に対する愛情というか、

若い人間を自ら引っ張って行く事で、

その団結力を強めた部分もあります。

高山「全体的にすごく団結してましたね。道場の恒例行事も多かったですから。毎年元旦には宮戸さんが『正月稽古やるぞ!』って言って、108発受け身の練習やったり(笑)」

― 除夜の受け身ですか(笑)。

宮戸「その後、みんなで雑煮を食べるんですよ! ボクはそういう一体感みたいなものを大事にしたかったんですよね」

金原「旗揚げの頃は宮戸さんが必ず一緒について練習をやってくれてましたからね。ボクらと一緒にスクワットやったりして。で、練習終わった後に、『オレだってお前らと一緒にちゃんと練習やってるだろ?』って、ちょっと自慢げに言ったのを覚えてますよ(笑)」


これについてちょっと補足したいんですが、

かつてPRIDE.17で、

桜庭がシウバのパワースラム気味の投げで負傷した時、
シウバvs桜庭4

週プロに『U系の選手は新日、全日、ノアのような受け身の練習をしていない為に…』という記述があったのですが、

Uインターの選手はかなり受け身の練習積んでましたからね。

あれはPRIDEの硬いマットが原因だった訳ですから。

当時の某団体のようにトランポリンみたいなリングではなかったのですから。
シウバvs桜庭5

話が脱線しましたが“108発受け身”、

一体感を大切にした宮戸らしいエピソードですよね。

他にもレスラーとして以前に、

人間教育も重視していた小鉄さん。

宮戸の場合もそういった部分がありました。

U.W.F.最強の真実 (BLOODY FIGHTING BOOKS)
 U.W.F.最強の真実 より

宮戸
ある日の練習後のちゃんこの時、山本(健一)がちょうど私の目の前に座っていた。彼の食事をしている姿を見ると、箸の持ち方がメチャクチャなのだ。私はすぐに注意したのだが、数日後ふと見ると、すでに直っているのである。Uインターになってから、私は過去にも何人もの若い人に箸の持ち方を注意したことはあったが、そのまま直らない人間も多い中、言われた直後から直してしまったのは山本だけだった。
たかが箸の持ち方だが、自分が良いと感じたことは、誰に言われたからということではなく、すぐに自分のものとしてしまう彼のセンスを強く感じた。


文中にもあるように、

「たかが箸の持ち方」かも知れませんが、

それって、いろんな部分での基本なのかも知れません。

そこはやっぱり宮戸味徳らしく、

食に対する厳しさというのも大きい訳です。
宮戸味徳4

プロレス狂の詩 夕焼地獄流離篇 (Kamipro Books)
 プロレス狂の詩 夕焼地獄流離篇 より
高山善廣×金原弘光

高山
「料理にはこだわってましたからね。山本なんて『できるのが遅い!!』って、宮戸さんに中華の鉄のおたまで殴られてましたから。それで血が噴水のように噴き出して(笑)」


これはちょっと行き過ぎか(笑)。

いずれにしても公私にわたって、

新弟子の教育に真剣に取り組んでいた証でもありますね。

最後に、

小鉄さんがお亡くなりなった当時の、

宮戸自身のブログ記事を…

 宮戸優光オフィシャルブログ「キャッチ アズ キャッチ キャン道」 より
山本小鉄さん

昨日…、

足の運動(ヒンズースクワット)を千回やりました。

その後…
ビールを飲ませて頂きました。

「山本小鉄さん」

有難うございました。


言葉少なに、

静かに追悼していました。

ここから、さらに“鬼軍曹”となって、

原理主義を継承していって欲しいものです。

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tag : 宮戸優光 山本小鉄 金原弘光 高山善廣

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No title

小鉄さん=宮戸さん
全く同意です。
宮戸さんは意識してますね。

実はブログで同じ様なことを書いていて、
こちらを拝見したら、かなり
かぶっていたので、
ちょっと軌道修正します(笑)

>123daさん

宮戸さんは意識してますね<やはりそうでしょうか。

実はブログで同じ様なことを書いていて<楽しみにしてます!!

そういえば今月のkamiproで宮戸インタビューありましたよね?
こっちは恐らく月~火曜発売ですので、これも楽しみです。

「痛いといえなくなる」

なるほど。。。
痛いけど痛くない?
自分自身との闘いでもあるのかな!

あ〜あの中華お玉で殴られた山本選手。
でも宮戸味徳さん、ちゃんと見てるんですね。



PRIDEのマットは硬いなんて、もうそれだけで凶器ですね!

>みーさん

自分自身との闘いでもあるのかな!<そういう部分も大きいでしょうね。

中華お玉で殴られた山本選手<ちなみにカッキーは包丁の裏側(峰打ち)だったらしいです(震)。
でも本当に一人一人をちゃんと見てたんですよね。

PRIDEのマットは硬いなんて、もうそれだけで凶器<プロレスとは構造が違いましたからね。
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