中邑が中邑であるために。

G1での負傷が癒えぬまま、

敵地に乗り込み返り討ちに遭った中邑真輔(参照:でも、生きてるよ。)。
勝って兜の尾を締める中邑

その負傷の度合いは想像以上に深く、

今後のプロレスラー生命にまで影響しかねない程だそうなのです。

思えば膝の負傷というのは、

プロレスラーである以上は、

ほとんど職業病の様な物で、

猪木を初め、前田、武藤、橋本、三沢…

その他大勢のトップレスラーたちの、

その後のレスリングスタイルに支障をきたしてきました。

「しっかり休んで治療、又は手術を!!」という声もありますが、

そもそも中邑自身が手術否定派なんですよね(参照:武藤vs中邑 言葉のプロレスリング~前編~)。

周知の通り、

この膝のダメージの決定的理由は、

ボマイェの連発によるところが大きいです。
最後はボマイェ!!

自らのフェバリットホールドで身体を傷つけてしまう…

以前取り上げた三沢のエルボーが、

まさにそれなんですよね(参照:『三沢のエルボー』)。

武藤のムーンサルトプレスも同様でしょう。

「自らの身を削ってまで相手を倒しに行く姿勢…かっこいい!!」なんて私は思いません。

むしろかっこ悪いですよ。

ボマイェ対策として対戦相手に壊された結果ならわかりますが、

痛めていながら乱発して、

遂には威力は低下し、

膝は使い物にならない…

なんて事になったら、

もう最悪でしょ?

極論すれば、

私はこの流れで“ボマイェという技自体を封印”しても良いとさえ思ってます。

若き日の猪木も、

必殺技として身につけたアントニオ・ドライバーを、

諸事情で封印し、

ブレーンバスターに進化させました。

今では猪木信者の中で、

アントニオドライバーそのものが伝説となっています。

中邑のファンも、

「そういえば、あの“ボマイェ時代”は…」というような、

存在にしてもいいのではないでしょうか。
最後は横からのボマイェ

中邑は、それが本意でなければ、

もうボマイェという技自体を改良する。

あのような単純な動きの技ですから、

当てに行く角度とか、

細かい話になってくるとは思いますけど。

とにかくこんな事で、

中邑の身体が壊れていって、

強さとは無縁の世界のレスラーになってしまう事の方が、

私は本意ではありません。
最後は全身でぶち込んだボマイェ

それともう一つ。

“潮崎に敗れた原因は膝の負傷”…なんていう、

下らない理由付けはしないで欲しいです。

これまで、一つの星の色をあれだけ重んじてきた中邑なのですから。

「あのラリアットと、あれだけ完璧なゴーフラッシャーをカウント2で返したんだから凄い!! 中邑、良いレスラーじゃん!!」とか、

ノアのファンに思われた時点で、

今回は中邑の完敗です。

「蹴りと関節技だけじゃねえか!! 中邑、ちゃんとプロレスやれや!!」と言わせてこそ、

中邑が敵地に乗り込む意味があるのですから。

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tag : 中邑真輔

comment

Secret

中邑の膝,そんなに深刻なんすか?

一時期長州もラリアット後腕気にしてましたね。
中邑が手術嫌いならボマイエは、ギャラクティカファントムのようにしないといけないでしょうね。
思えば、猪木の卍も、三沢のタイガードライバー91、タイガースープレックス85も大一番にしか出さないからよかったわけですし。

佐野直が書類送検された記事を読み、レスラーの怪我についていろいろ考えてたので、思わず書き込んじまいました。

>BKっち

中邑の膝,そんなに深刻なんすか?<それでも「アングルでしょ」という声もありますから、つくづく因果な商売ですよね。

一時期長州もラリアット後腕気にしてました<三銃士が台頭してきた時ですね。
まさしく威力低下→乱射で傷深まる…の良い(悪い)例でしたよ。

猪木の卍も、三沢のタイガードライバー91、タイガースープレックス85も…<ボマイェ出さなくとも、『中邑を見れて満足』という存在にまでなればいいんですよね。

佐野直が書類送検された記事<もうプロレスラーの線引きは無理なんでしょうね。
受身とか体力的なものとか…それ以前の問題の様な気がします。

No title

猪木さんでの件、納得です。
若い頃、異常な脚力とされていた馬場さんが、習得した空手の地味な前蹴りで対戦相手を蹴り続けたら「歯が飛んだ」「内臓破裂した」の怪我人続出で1シリーズ対戦相手や自身も持たなかったでしょう。
逆に十六文キックは相手と自分にダメージがほとんど残らないK-1等打撃系の所謂ストンピングですが、プロレス的見栄え技に見事昇華させました。
中邑選手も猪木・馬場両人のような狡猾さを出すことで今後のプロレスの深みが増してくると思います。

No title

レガさんこんにちは。

そうですねぇ。だましだましやれるほど甘くはないですからね。
棚橋も膝が悪いですが、正規軍にはほかに後藤真壁永田などいますから欠場して休むこともまあ可能でしょうが、反体制派ほぼ中邑だけですからね。nwoのころ蝶野が欠場してる間武藤が支えたと言うようなバランスができていれば休めるんでしょうが。
しかしボマイェは深刻ですね。やっと定着してきた感があるので残念ではありますが、中盤に見せるコーナーへの自爆ムーブもやめればいいのにと感じてしまいますね。
はっきりいえば中邑は決め技を逆十時に戻せばいいと思ってるんですが。膝が治るまででもいいですし。
見栄えもいいですし、フィニッシュとしての認知度もありますしね。そういえば最近の新日本はサブミッションで締める試合が減った気がしますね。

>病弱者さん

いつも貴重なお話ありがとうございます。

若い頃、異常な脚力とされていた馬場さんが、習得した空手の地味な前蹴り<そう考えると、馬場さんにも打撃格闘技の下地があったということですね。
その自信が後のラジャ戦につながって行ったという見方も出来…ませんんね(笑)。

中邑選手も猪木・馬場両人のような狡猾さを出すこと<本当の超一流になるには狡さがないとダメですよね。汚さと言うか…本来ならそういう部分の参謀がいればいいんですけど。

>naokinさん

こんにちわ。

反体制派ほぼ中邑だけですからね<実のところ…中邑の立ち位置はそこでいいのか? という疑問もあるんですけどね。

しかしボマイェは深刻ですね<今の時代での一撃必殺と言うのが貴重ではあるんですけど、自分の身を削っていくのなら再考の余地あるでしょうね。

はっきりいえば中邑は決め技を逆十時に戻せばいいと思ってる<歴史ある技ですからね。
かつての高山戦で極めたダブルリストロックなんかも良いと思います。

あと、技でレスラー生命を絶たれたと言えば、ハヤブサを思い出しますね。
あれこそ、ファンに媚び売り過ぎた悪い例ですね。後半は大分抑えてはいましたが…。
人がいいからこそ、余計に哀れに思ったなぁ。

勝手よね?

こんにちは。真輔は、以前、フィニッシュは、私も大好きな「腕しぎ逆十字」でした。ギブアップ技。だけど、それを回りは「中邑は、3カウントを取らない」と批判しました。プロレスなら3カウントを取れと言われ続けました。「技がない」と今言う人もいるけど、正直、潮崎よりも、技のバリエーションはたくさんありますよ。だけど、立ち位置を変えてから、技をかなり封印している真輔。膝が悪いのなら、そちらを考えてもいいと思うけどなぁ。
今こそ、休める時期だと思うけど。タナも膝が悪いみたいですし、棚真欠場でも、今ならいいと思いますけどね。もう、頑固だから(笑)

>BKっち

ハヤブサ<本当に惜しいですよね。
FMWにとどまらず、日本プロレス界の宝でしたから。
今でも時折、超満員の中島でのグラジエーター戦…あのフィニッシュを思い出します。

>しんたんさん

こんばんわ。

「腕ひしぎ逆十字」<やっぱり思い入れありますよね。

正直、潮崎よりも、技のバリエーションはたくさんあります<あとオリジナリティの部分でもかなり差はあると思いますね。

今こそ、休める時期だと思うけど<そうですか。
私は逆に二人とも、もう簡単に休める立場ではないと思うんですよね。
ビッグマッチで怪我した→ゆっくり休んで治療…みんなでこれを繰り返してる限り、抜きん出ることは不可能だと思いますね。
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