22years ago(1988)

ちょっと遅ればせながらですが、

今年も恒例の88年8.8横浜、

伝説の試合を観賞していました(参照:20 years ago)。
3

現在開催中の『闘魂トークLIVE50』

その横浜公演が、

22年の時空を越えて8月8日に行われたそうです。

 見たくない奴は見に来るな! より
猪木と藤波が横浜で再会!IGFのリングで藤波、長州名勝負数え唄復活も

会場にはサプライズゲストとして、

藤波辰爾が登場。

LIVEでも横浜での名勝負を振り返ったようです。

毎日読んでいる猪木本(参照:猪木本)から、

藤波自身が語った、

8.8横浜の真相が面白かったので、

記事にしてみました。
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当時は新生UWFブーム(参照:私についての説明から~高校編①~)の真っ只中。

集客力の落ちた新日本はテレビもゴールデンから降格し、

土曜夕方4:00という今では嘘の様な時間帯へ。

そんな中でこの藤波vs猪木は、

4月から始まった“飛龍革命”の総決算として実現しました。

アントニオ猪木50years 下巻 永久保存版 1986年~―燃える闘魂50年 (B・B MOOK 679 スポーツシリーズ NO. 551)
アントニオ猪木50years 下巻 永久保存版 より
飛龍闘魂論 PartⅡ(1986年~2010年)

藤波
「あの時は興行的にもカード的にもあれで迎えるしかないっていう…テレビ的にもね。そういう中でふつう、あの設定で猪木さんが挑戦者という立場はまずあり得ないから。あれを、ああいう立場で猪木さんがリングに上がってきたということが、猪木さんの怖さだね。開き直れる怖さっていうのかな」


これまで通りの猪木vs藤波では、

師弟対決の枠から抜け出せないという判断だったのでしょうか。

この日は5ヶ月ぶりのゴールデン放送。

しかも生中継という大衆の眼前で、

ベルトを巻いた藤波が後から入場して、

コールも猪木が先というだけでも、

充分に異様な光景でした。
4

さらに放送時間内にも収まらず、

最後はフルタイムドローという、

今のファンからしてみたら消化不良以外の何者でもない結末。

藤波
「ふつうはね、流れ的には新旧交代って場面でしょうけど。あれはボクは猪木さんに勝てなかったし、あれはあれでよかったのかなって。結果、新日本のファンを最後につなぎ留めたっていうのかな。もしあの時、自分が勝ち名乗りをあげてたら、あの時に新日本は途絶えてたね」


確かにあれだけの舞台での試合において、

藤波が猪木から完全な勝利を掴んでいたら、

それほど深くプロレスにのめり込んでいない層からしてみれば、

「あぁこれで新旧交代成就だな。ちょうど区切りになった」と、

卒業するには絶好の機会になっていたかも知れません。

それが、不完全決着に終わったがゆえに、

卒業のタイミングも失い、

その後も新日本を見続ける流れになっていったのかも知れません。

何もかもが、

猪木の掌の上なのか?
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さらに単純に考えても凄いのは、

このクソ暑い8月に、

60分の試合を全うした二人。

G1クライマックスの公式戦でもせいぜい30分です。

藤波
(88年8.8については)まさか!?ってね(苦笑)。自分もあの60分は長いようであっという間だったね。いま思えばあっという間。いまのプロレスじゃ60分ってお客さんがついてこれないよね。選手もできないだろうけど」

「あの時は勝ち負けっていう気持ちはなかったよね。たしか当時は新日本に長州が戻ってきたあとで。まったく怖さはなかったね。周りのプロレス界にもいろいろゴタゴタが起きてたじゃないですか、あの時。だけどあの試合に限ってはなんの怖さもなかったね。周りでなにが起きてようが、UWFがなにを起こそうが、なにも怖くなかったね」


当時の気持ちそのままかどうかは不明ですが、

試合の勝敗以上に、

プロレス界全体…もしかしたら世間に対しての勝負だったのかも知れません。

いや、そうだったんでしょう。

でもそれを体現出来たのは、

全盛期の藤波だったからでしょうし…

アントニオ猪木50Years (上巻) (B・B MOOK 664 スポーツシリーズ NO. 536)
 アントニオ猪木50years 上巻 永久保存版 より
飛龍闘魂論 PartⅠ(1971年~1985年)

藤波
「(猪木の強さは)感じましたよ。それをいちばん感じたのはね、本来ならば自分が勝って当たり前だったのが、勝てなかった横浜だね。あの試合がいちばん猪木さんの強さを感じたね。すごさというか。だって俺が36で猪木さんは46だよ。46で60分を渡り合うんだから。それはすごいよね」


とっくに峠を越していたにも拘らず、

動きを止める事なく、

最後の最後にもカバーに入っていた、

猪木だったからでしょう。

小鉄
「ああ凄いなぁやっぱり…」

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tag : アントニオ猪木 藤波辰爾

comment

Secret

60分フルタイム、今だったらお客さんがついてこれないんじゃないか。

激しく同意です。

後年になってIWGPの防衛戦で60分フルタイムがありましたが(永田×蝶野、中邑×小島、かな?)やはり藤波×猪木戦にはかないません。

技を出さないところでの間、緊張感。首4の字やショートアームシザースを楽しむ余裕が、何かと世知辛いこの世の中にあるかどうか(>_<)

そしてやっぱり、総合格闘技の出現の影響が大きいのだと思います。

より強い刺激を求めて。

それに対して後頭部叩きつけ大会で対抗するのは、私、好みじゃありません。

バック・トゥ・ザ・レスリング。

21世紀に藤原喜明は現われないのですかね?

No title

こんばんは!「選手もできないだろうけど」っていう所も深いですね。いつだったか、天山vs小島が60分近くの長期戦になって、しまいに天山が脱水症状になりましたよね。

夏の暑い中、お客さんを満足させつつ60分組み立てる猪木と藤波の技量の高さを感じます。猪木46歳ですか。参りました(笑)。

>TKさん

後年になってIWGPの防衛戦で60分フルタイムがありましたが…やはり藤波×猪木戦にはかないません<永田の防衛戦は2度くらいありましたかね?

技を出さないところでの間、緊張感。首4の字やショートアームシザースを楽しむ余裕<視殺戦だけで2~3分なんて試合、昔は結構ありましたよね。


バック・トゥ・ザ・レスリング…21世紀に藤原喜明<職人肌は職人肌でも、今は試合構成の上手さが評価されるだけですもんね。
チラリと見える本物…それって柔術とかの技術でもいいんですけど、私はプロレスリングが元々持ってる“ボーン・トゥ・ボーン”であって欲しいです。

>H.Tさん

おはようございます。

天山が脱水症状<いろんな背景はあったんでしょうけど、当時は波紋を呼びましたね。なぜか関係ない前田が怒りまくるとか(笑)。

夏の暑い中、お客さんを満足させつつ60分組み立てる猪木と藤波の技量の高さ<特に横浜文化体育館って古い会場ですよね? いや、行ったことないんでわからないんですが。
イメージ的には中島体育センターのような印象で、客席見ても暑そうなんですよね。

お久しぶりです

猪木vs藤波 懐かしいですね。
藤原が復活して、佐山と戦ったそうです。
Uさんがミクシィにさそってくれました。まだよく分かりませんが。

>腹さん

お久し振りです。

藤原が復活して、佐山と<ガン克服から凄いんですよね。
先日購入した猪木本でも「猪木さんと深夜まで飲み明かしてる」ことが語られていました。
無理はして欲しくないんですけどね。

ミクシィ<私も詳しくないです(笑)。折を見て伺わせて頂きます。

GスピリッツSpecial Editionアントニオ猪木特集号、9月上旬発売決定だそうです。
http://bemss.jp/g-spirits/

>ROSESさん

GスピリッツSpecial Editionアントニオ猪木特集号<楽しみです!!
週プロ版とは一味違った切り口でしょうけど、やっぱりゴングは写真が良いんですよね。
写真といえば、週プロ版の猪木本上巻にジュベール戦の写真がありました。
バックを取られながらダブルリストロックを狙っている猪木の姿が貴重でした。

これは!

60分フルタイムだとやっぱり観てないのかな

確認します!

あの猪木選手が言った

「折ってみろー」かな?

>ミートさん

ぜひ観て下さい。
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長州、これは俺のブログだ。

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