中邑3度目のIWGPを振り返ろう~episode 3~(2009)

前王者の棚橋を退けた中邑真輔(参照:中邑3度目のIWGPを振り返ろう~episode 2~)が、

自ら逆指名した挑戦者は、

IWGP連続防衛記録を持つ永田裕志でした。

既に青義軍の大将…泣き虫先生として(参照:遅れて来たカマンベイベ! vol.2)、
青義軍劇場29

メインストーリーから外れつつあった永田を、

敢えて選んだ理由は、

防衛記録という数字ではなく、

実は最も厳しい時代に勝ち続けた“揺るぎない強さ”にありました。

その辺は最後に書くとして、

2009年12.5 愛知県体育館

IWGPヘビー級選手権試合

中邑真輔vs永田裕志
です。
中邑真輔vs永田裕志

青義軍を随えて入場の永田と、

矢野を帯同した中邑。
対峙する二人と両軍

黒と青の対角線上です。

試合は永田が先に仕掛けます。

インロー一発から、

差し合いに行くと、
差し合いになると、

すぐにクラッチを結びます。
断然永田は強い、

中邑はロープへ。
中邑はすぐにロープへ

この辺はさすが89年グレコ全日本大学王者ですね。

中邑はブレイクの際に前蹴りを放ってきた永田に、

強烈な張り手をお返しすると、
強烈な張り手

徐々に永田の顔色は変わってきます。

足を極めにきた中邑に、

永田は下から執拗な蹴り上げ。
永田下からの蹴り上げに、

中邑も立ち上がって、

上から張り手を飛ばします。
中邑上からの張り手

さらに反則のナックルで、

永田からダウンを奪っていきます。
ナックル2発

がっちり決まったスリーパー、

そのままグラウンドでの胴締めも加えますが、
スリーパー、そのまま胴締め式へ移行、

永田も黙っていません。

足首を極め返すと、

中邑は首筋にエルボー連打。
足首を極め返す永田にエルボー連発

立ち上がってのフロントスリーパーは、
フロントスリーパーを、

永田がリストクラッチ式エクスプロイダー。

中邑は脳天からキャンバスに突き刺さります。
リストクラッチ式エクスプロイダーで返す

永田の打撃は一発一発が的確で強烈ですね。
一発一発が強烈

寝てもオリジナルホールドが待ってます。
ナガタロック

タイ仕込みの肘打ちも強烈。
エルボーで脳を揺らす

そこを狙ってか中邑は腕十字、
中邑の腕十字

そして大技です。
中邑の猛虎原爆

一気にボマイェに行きますが、
ボマイェは、

永田はカウンターで中邑の膝を蹴り上げてディフェンスします。
関節蹴りでディフェンス

さらに串刺し式ボマイェはかわして、
串刺し式はかわして、

浴びせ蹴り。
浴びせ蹴り

とにかく技が多彩です。

今度は動きの止まった中邑へ、

エルボーを連打して、
エルボーの連打で、

額を割っていきます。
中邑流血

こうなったら永田は止まりません。

串刺しのニー、
永田ラッシュは膝から、

中邑にはトラウマの雪崩式エクスプロイダー、
因縁の雪崩式エクスプロイダー、

そしてバックドロップから、
バックドロップ

側頭部へのハイキック。
ハイキック

ダウンを奪いますが、

逆に中邑はここで呼吸を整えます。

勝負に行ったバックドロップは空中で切り返し、
2発目のバックドロップは切り返して、

速攻のボマイェ!!
後頭部へボマイェ

さらに前から打ちますが、

ここは永田ブロック。
前からはブロックされるが、

すぐに中邑はハイキック。
鋭いハイキック、

食いながら永田もジャンピングハイキック。
永田もジャンピングハイから、

さらに3発目のバックドロップを放ちますが、
3発目のバックドロップ

中邑は巧く受身を取って、

ボマイェ!!
すぐに中邑ボマイェ

大ダメージの両者は、

それでも足を止めて打ち合います。
打ち合いから、

ここで再び中邑はナックル連打!!
中邑またもナックル連打、

最後はダメ押し気味のボマイェでカウント3。
そしてボマイェでカウント3!!

最後の攻防で両者共に、

限界点を超えました。
死力を尽くした二人

思い返しても永田が王者の時代、

まさに時代はPRIDE…総合格闘技のブームであり、

プロレスのリング…特に新日本は某高橋本によって、

強さという説得力を失っていました。

そんな中で永田はミルコ、ヒョードルという総合格闘技の象徴に、

手も足も出ずに敗れながら(参照:獲物)、

その前後にIWGP王者に君臨していたのです。

そして、当時の苦闘を後ろから見続けていたのが、

誰あろう中邑なのです。

王者となった中邑が倒したかったのは、

あの時代に罵声を浴びながら、

高いレベルの防衛戦を重ねていった、

“揺るぎない強さ”の永田裕志だったのだと思っています。

あと、しばらく新日から離れていた私が、

一昨年のG1最終戦のPPVを観たとき、

各試合に隔世の感がありましたが、

永田の試合を見て「あぁやっぱり新日本だな」という、

安心感を覚えました。

それがはっきり確認出来たのが、

このチャンピオンシップでした。

そして中邑は、

次なる闘いへ。
すぐに次なる闘いへ…

その舞台は1.4ドームです。

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tag : 中邑真輔 永田裕志 IWGP

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No title

こんにちは。私はこの試合は、真輔の膝の具合が悪いということを、聞いていたので、正直辛くてあまり見ておりません。最後のナックル連射は悪く言う人もいますけど、「すかしている」などと言われる真輔の素。本性が出たと思います。
セコンドの矢野ちゃんが「真輔、真輔」とさかんに檄を飛ばしていた姿が印象に残りました。
永田さんは、真輔だからこそ、あそこまで激しく行ったのでしょう。永田さんは、真輔を本隊にいて、新日本を引っ張っていかないと行けないと言ってますよね?真輔だからこそ、ガツンと行けるのでしょう。昨年のG1でも真輔は「俺の時だけ」と言ってます。新日本の戦いが出来るのは、今の王者ではないと思う。新日本の戦いと言ったけど、私は違うと思う。
永田さんであり、今は休んでいるけど、天山であり、迷走してるけど後藤であり、真輔である。
永田さんは「青義軍」という枠の中ではなくシングルで行ってほしいと思う。まだまだ、高い壁になりつつあると思うからね。

>しんたんさん

こんばんわ。

最後のナックル連射<でもこれスローで見ると、きちんとプロレスの範囲内で殴ってるんですよね。それであのコンビネーションは凄いです。
猪木の鉄拳もそうでしたが、肝心なのはあの迫力ですよね。

永田さんは、真輔を本隊にいて、新日本を引っ張っていかないと行けないと言ってます<かつての武藤の「俺がいる方が本隊」ってのと同じですかね。
やはり軸に座るのは、中邑じゃなきゃいけないと思います。

永田さんは「青義軍」という枠の中ではなくシングルで行ってほしい<田中将斗との一連の抗争やTAJIRI戦も素晴らしかったですけど、やっぱり永田にはストロングスタイルが一番似合います。
中邑戦は何度も見たいですよね。
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