宮戸語録 vol.13~レフェリー論~

和田さんの記事(参照:和田さんが語ってたUインター道場)を、

カクトウログさんに紹介して頂き、

久々に1000越え(※最終的に1084でした)を達成することが出来ました。

心より、ありがとうございます。

そこでも少し触れましたが、

Uインターという団体において、

レフェリーという立場がいかに重要な意味を持っていたのか?
格闘技世界一決定戦

それを表すエピソードを、

宮戸優光が、

語っていた対談があります。
宮戸味徳1

奇しくも時期は2002年の春。

“あの本”が出た直後、

ターザン山本と共に、

“あの本”の著者であるピーターへの反論から始まります。

プロレスファンよ感情武装せよ!―ミスター高橋に誰も言わないなら俺が言う!
 プロレスファンよ感情武装せよ!―ミスター高橋に誰も言わないなら俺が言う! より

宮戸
「見終わった正直な感想というのは、こう言っちゃ失礼だけど『しょせん、レフェリーっていうのは、なんにもわかってねえんだなあ』というのが、ボクの感想でしたね。本人は2万試合も裁いたといって、説得力があるような言い方をしているけど、2万試合もレフェリーをやって、この程度なんだというかね」

「逆に言うとレフェリーは、レスラーの一番近くにいるから、あたかも一番わかっているかのような錯覚をするんだけど、高橋さんに関しては、なにもわかってない大ドジというかね、まあ、悪く言っちゃうと大ドジですね」


単に本の内容に腹を立てた業界側からの苦言…

かと思いきや、やはり宮戸の場合は、

理詰めで本の内容を指摘していきます。
和田さんの眼前で宮戸のミドルキック

宮戸
嘘をついているのか、それともいい加減な記憶なのか、そのへんまで見えちゃったんですよね。例えばこの本の中で猪木さんと(ビル・)ロビンソンの試合のことがちらっと書かれているわけです
(※『シュートマッチならあの様な技の攻防はありえない』云々)。まず、あの試合のレフェリーは、高橋さんがやっていないです。それはまあ、いいんだけど、猪木対ルスカについて『当初、どこまでルスカがプロレスの裏側を理解していたのか、最高の王者をどうやって口説いたのか、当時は下の立場だったので私は知らなかった…』とこの本には書かれているんですよ。でも、猪木対ロビンソンはそれより前なんですよ

「ファンの頃からね、レフェリングを見させてもらってましたけど、ヘボレフェリーでしたもん。猪木さんというか、新日本プロレスの全盛期にあたる猪木さん絡みのビッグマッチ。たとえばカール・ゴッチ戦からストロング小林戦、大木金太郎戦、ルー・テーズ戦、ビル・ロビンソン戦。それに一連の異種格闘技戦は、高橋さんほとんどレフェリーをやらせてもらっていないじゃないですか? それ自体がね、いかにレフェリーとして認められていなかったという証明ですからね」

「いやだからもう、ヘボだとファンの時からそう思っていたし、ボクが中(プロレス界)に入ってからもヘボだと思ってましたよ。新日本プロレスで暴動が起こってるでしょう。それってあの人のレフェリングが多いんじゃないの? あの人と服部さんは」


この論調どうでしょうか?

言葉のチョイスはアレですけど、

全て言い当たってますよね。

実際にピーターとタイガーの裁く試合は、

ファンの期待が集まるビッグマッチがほとんどだったんですが、

会場が壊されたり火を点けられたりしたのは、

ピーターだけでしょう。

そして核心部分、

Uインターにおいてのレフェリー育成法です。

宮戸
「たとえば長州さんが強いの、藤波さん弱いのって言ってるけど。ただね、じゃあ高橋さん、一度でも藤波さんや長州さんとスパーリングでもいいですよ。やったことあるんですかって」

「Uインターのときはレフェリーにレスラーの仕事をわかってもらうため、選手とスパーリングをやらせたんです。和田さんとかね。それだけじゃない、みんなですよ。そうすることによって、レスラーはこんなに強いんだ。こんなに大変なんだってことをね、経験させたわけです。じゃないとプロレスをナメちゃうもん、結局(高橋本を指して)こうなっちゃうんですよ」

「たとえばね、和田さんみたいな人が、高橋さんが言ってることについてどう思いますかと尋ねられたら、たぶんこう言いますよ。『それは高橋さんは先輩だしね、そういう人が言われることだから、ボクはなんにも言えません。ただボクの立場で言えば、そんなこととても言える仕事じゃございません』と。和田さんは『選手についてはボクは肌で知っているし、彼等の強さも苦労も知っている。だけど、ボクはやはり選手じゃないから、そこは絶対に言えない。わからない』と彼は絶対にそう言うと思うんですよ」


最後の方は、

和田さんが憑依した様な感じですけど、

そう断言できるほど、

Uインターの人間関係は濃かったともいえるでしょうね。

和田さんはレフェリーやトレーナーも兼任しながら、

他の仕事もこなしていました。

さらに通常なら不要な、スパーリングまでこなして、

ラッパを吹かされていた(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.12~ラッパ先生の功績~)んですから。

その経験が後にDEEPのリングで花開くとは、

夢にも思いませんでした。

それはさておいて、

宮戸の徹底した教育法。

これは選手のみならず、

レフェリーまで超一流を作り上げたんですね。
高田と和田さん

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tag : 宮戸優光 和田良覚 ターザン山本

comment

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No title

この頃の宮戸さんはいいですね。
ケロちゃんが猪木さんから聞いた話でレフェリーは全日本の方が数段うまいって言ってたそうですよ。

No title

やはり単に試合を裁くというのではなく、この状況では選手がどういう状態なのか・・・内からわかる人がレフリーでないと選手はつらいですよね。それに観ている我々もつらいです。かつては無知なレフリーのおかげでそんな思いをしたことってありましたもんね~・・・

そこいくとUインターのこの育成はすばらしいですね!ボクはこの話は知らなかったんですが、実に理にかなってると思います。

ちなみにボクは特にタイガー服部が大キライでした。顔を見るのもイヤでした。なんであんなのでレフリーとして生きていけたのか、存在できたのか不思議でたまりませ~ん( ̄^ ̄)

>123daさん

この頃の宮戸さん<辛口なのは昨日今日に始まったことじゃあないんですが、理詰めなんですよね。
私なんかは完全な宮戸信奉者ですから、これ読んで高橋本に訣別出来ました。

レフェリーは全日本の方が数段うまい<言い得てますね。
京平なんかは神の領域ですよね。

>流星仮面二世さん

やはり単に試合を裁くというのではなく…内からわかる人がレフリーでないと選手はつらい<紙一重の部分を引き受けるんですから。
レフェリー一つで、試合の内容はガラッと変わっていきますもんね。

ボクは特にタイガー服部が大キライ<札幌で破壊王初の格闘技戦(A・チューリン戦)のフィニッシュも、ロープに両足が膝まで出ていました。もう会場割れんばかりの大ブーイング(汗)
そういう場面多々ありました…
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