続・田村潔司の源

一昨年末、

狂ったかのように書き綴った田村桜庭の事(参照:今一度、噛みしめてみる。)。

当時、二人のバックボーンを追及していったんですが、

今回のkamipro関連本2冊から、

新たなる真実が見えてきました。

まず田村の出稽古に関して(参照:田村潔司の源)は、

有名な日体大への出稽古の期間。

さらに、

専修大レスリング部に通ったのが、U-FILE設立後…

何とリングスでメイン張っていた頃だったんですね。
前田越え

kamipro No.146(エンターブレインムック)
 kamipro No.146 より
田村潔司 UWFバカ一代~最高のプロレスラーがシューターであった理由~

田村
「なんでもそうだけど、練習って、今日習ったことが明日できることじゃないから。地道に毎日練習して、1年後2年後にようやく表現されるものだからね。だから日体大にはUWF、Uインター通して週に2回は行ってたな。あと登戸にジムを出してからは、専修大学にも習いに行ってたから

「専修大はツテがなかったけど、いきなり練習場に行って、『監督さんいらっしゃいますか?』っていうふうに、言ってやらせてもらったね」

「頭下げて学生と一緒に練習させてもらってた。だから、俺はアホだったんだよ(笑)。いま思うと、なかなかできることじゃないと思うから、アホだったんだろうな」

「大学のレスリング部なんて、レスリングのプロみたいなもんだからね。その道のプロに学ぶっていうのは、悪くないことだと思ってたから」


日体大での永田裕志との縁は、

意外と有名ですが、

専大へ出稽古に行っていた時代は、

既にトップレスラーでしたので、

かなりのリスクを承知の上での練習だったでしょう。

それでも田村にとっては、

木口道場でのサンボ特訓同様、

「その道のプロに学ぶ」心構えで、

純粋に(本人曰く“アホになって”)汗を流したのでしょう。

そして一つ疑問に思ったのが、

打撃に関して。
左ミドルは一日にしてならず

近年のファンは「ルーツは立嶋でしょ?」と思ってるかも知れませんが、

かつて立嶋とは、

あくまでプライベートでの交流でした(参照:空にSay Yes!!)。

キッカケは大江、ゴーンさん、そしてボーウィーだと思っていたのですが、

MMA Legend No.3(エンターブレインムック)
 MMA Legend No.3 より
Uインターはみんなホントに楽しい人たちだった ボーウィー・チョーワイクン

ボーウィー
「田村もけっこうレスリングばかりでキックはやってない。ボクもちょっとだけ教えたけど、田村も練習はグラウンドだけ


Uインター道場では、

プロレスリング…グラウンド技術に重きを置いていたようですね。

田村も新弟子時代には、

当然“あの洗礼”を受けております。
入門直後の田村

 kamipro No.146 より
田村潔司 UWFバカ一代~最高のプロレスラーがシューターであった理由~

田村
「安生(洋二)さんとかに上に乗られて、ラッパ吹かされると、窒息死するんじゃないか、殺されるんじゃないかって思ってたからね。他の新弟子で、あまりにも苦しくて、安生さんの腹の肉を噛んだヤツがいたからね。俺は噛むまではいかないけど、ホントにキツかった」


Uの狭き門を潜った者にとって、

いつの時代も、安生の腹の肉が最初の関門だったんですね(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.12~ラッパ先生の功績~)。

自分が上の立場になってからのスパーリングは、

“極める立場”になるんですが、

これがまた田村らしいというか…

 紙のプロレスRADICAL No.7 より
反骨の剣 田村潔司

田村
「昔はね、もう2時間くらい金原(弘光)とかとやってて、極まらないんですよ。極まんないのが悔しいから、2時間ぐらいやるんですけど、で、それはやってればやるほど、極め方ってのを覚えてくるんですよ。『極まらないからもういいや』じゃなくて、極まるまで納得するまでやってましたね」


この頑固さが、

田村潔司の本当の意味での“源”だと思います。

…最後に、

kamipro読んでて、とても気になった部分があります。

これ黙っちゃいられないでしょう。

それについては、

後日「もう一丁!!」

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tag : 田村潔司 ボーウィー・チョーワイクン 堀江ガンツ 井上崇宏 山口日昇

comment

Secret

No title

 90年代のポストUWFのリングス・パンクラス・Uインターの3派を今見直してみると、あの頃のガチンコでのプロ興行ってことの各団体の自意識ってのが面白いなあと思いましたね。

 特に「最初から全てガチである」でスタートしたパンクラスが秒殺の旗揚げから膠着だらけの試合になっていってしまったのも、自分には選手も当時のファンも「真剣勝負だからこんな展開になる。自分たちは他の団体のようにウソをやってるわけじゃないから。」というように見え、対してUインターは「お客さんに見せる闘いはスターが輝く展開にして動きのあるレスリングを見せていく。そしてプロレスの強さを見せるために他の格闘技とも闘う。それらのために練習は本物を行い、リング上で本物の強い技術を披露する」というコンセプトの元に「プロ」としての興行を打っていたことの差というのが、10数年後の現在の旧パンクラス・Uインター勢のあり方に繋がってくるなあと。

 2010年の船木と鈴木が全日本のマットに立つ光景は、自分には彼らにとっての真剣勝負は若気の至りだったのかな・・・と見る一方で、やっぱ初期パンクラスというのは「ガチンコでのプロレス」というのを興行としていく未知の領域であり、真剣勝負で格を決めるという理想に燃え、そして打ち砕かれるということが選手ごとに起きるという、団体自体が若気の至りっぽいとこがあった中で、ほんとに真剣勝負にてプライドを砕かれてきた鈴木と船木がプロレスに戻るってのは、「理想への敗北からの救済としてのプロレス」と捉えるか「結局真剣勝負というのは彼らにとってその程度のものだった」と捉えるか変わりますが、この光景もあるいは「桜庭VS田村」と同質のものだと感じます。つまり、プロレスと格闘技が地続きとなっていた時代の終わりの光景、ということです。

No title

ボクの高校時代のひとつ上の、今でも仲良くさせてもらっている先輩がいるんですが・・・その先輩は日体大だったので、在学中にこの田村の練習を実際に見たと、当時よく話してくれました(^^)

当時、日体大の監督は藤本先生というメキシコ五輪で銀、世界選手権でも優勝しているとても強い先生で(この先生にはボクも合宿のときはよくシゴかれました)

そのとき藤本先生は50歳くらいでしたが、田村がスパーリングでぜんぜんかなわなくて・・・よくフォールされていたそうです(^^)

ボクは専修大のお話は知りませんでしたが・・・田村のこういった努力や探究心、ホント素晴らしいですよね!

今の田村は試合もしないし、一体何なのか?ボクにはそういう疑問がありますが・・・あの頃の気持ちを思い出してもらって、何か“らしい”こと、やってほしいですね(^^)

No title

昨日まで悪友とボクシング観戦でUインターの聖地、武道館に久々に(田村ヘンゾ以来10年ぶり)行ってきたんですが、ついでにUインター道場伝説の鳥のレモンソースを食べに周さんの店に行ってきましたよ(笑)。
ホントは宮富徳が作ったのを食べたかったんですが(笑)。

もう一丁!!は武藤だから高田は仕掛けられなかったのくだりでしょ?
ほんとふざけんなって宮戸と一緒に編集部に乗り込みたいですよね(怒)。

ちなみにオブライトのDVDは注文から1ヶ月…、まだ来ません(汗)。

No title

こんばんは!専修大学への出稽古は驚きですね。いくら田村が学生を、その道のプロと認識していても、周囲から見たらプロレスラーが学生に習ってるとみられると思うので、そういうリスクを負った上でも強くなりたいという田村の向上心には恐れ入ります。中々できることではないですよね。

kamipro面白かったですよね!高山X金原Xエンセン対談も最高でした!

>8798さん

パンクラスが秒殺の旗揚げから膠着だらけの試合になっていってしまった<当初の船木らの意識は違いましたけどね。
しかしアマも交えて、勝敗至上主義を謳った以上は膠着するのが当然でしたよね。

Uインターはプロレスの強さを見せるために他の格闘技とも闘う。それらのために練習は本物を行い、リング上で本物の強い技術を披露する<mimiproでも言ってましたが、ボーウィーとゴーンさんを呼んだのも、安達さんにレスリング技術を乞うたのも、“プロレス”というジャンルにこだわった宮戸だった…というのが、Uインターの強さに対する答えだと思います。
「強さは理屈じゃない」っていう意見もありますが、理屈のある強さこそが本当の意味での強さだと思っています。

2010年の船木と鈴木が全日本のマットに立つ光景<一昔前は想像すら出来なかったことですからね。

鈴木と船木がプロレスに戻るってのは、「理想への敗北からの救済としてのプロレス」と捉えるか「結局真剣勝負というのは彼らにとってその程度のものだった」と捉えるか<行き着くところはプロレスなんですよね。二人はプロレスラーとして格闘技に向かってきたわけですから。
吉田も結局、帰る場所は柔道でしたし。

>流星仮面二世さん

これまた貴重な話をありがとうございます。

藤本先生は50歳くらいでしたが、田村がスパーリングでぜんぜんかなわなくて<いややっぱりレスリング極めた人って、底力が半端じゃないですよね。
あの吸い込まれる様な引きの強さってなんなんでしょう!?

あの頃の気持ちを思い出してもらって、何か“らしい”こと、やってほしい<みんなの願いですね。
いきなりUFC出たりすることもあり得ますね。

>スパさん

ボクシング観戦でUインターの聖地、武道館に久々に<長谷川…残念でした。
KO負けにはまさかと思いましたよ。

Uインター道場伝説の鳥のレモンソース<おお!! 凄いじゃないですか!!
ホントは宮富徳が作ったのを食べたかった<その場合は「エビチリのエビは一人2個まで!!」とか言われちゃうんでしょうね。

もう一丁!!は武藤だから高田は仕掛けられなかったのくだり<その通りです。

宮戸と一緒に編集部に乗り込みたい<『ベースボールマガジン社襲撃事件』の再現じゃないですか!!

ちなみにオブライトのDVD…まだ来ません<いよいよ怖くなってきましたよ!!

>H.Tさん

こんばんわ。

専修大学への出稽古<ツテなしで飛び込むって…本当の意味で強さに貪欲だったんですよね。

リスクを負った上でも強くなりたい<仮にもリングスジャパンのエース格でしたからね。
悪い表現ですが、純粋にアホにならないと出来ない事です。

kamipro面白かったですよね<昔サムライTVで大江が言ってましたが、六本木にはたくさんのUインター後援者がいて、たくさんの招待券バラまいてたみたいで。
交番にも招待券配っていろいろと見逃してもらってたそうです。
そのしわ寄せで…潰れたとか、そうじゃないとか???

イスラエル遠征

お邪魔します。

注文から1ヶ月OVER…ついにオブライトのDVDが届きましたよ!!

結論から言うと買ってよかったです!!

というのも、なんとUインターマニア垂涎の(?)イスラエル遠征が入ってるんですよおおお!!今まで高田VSスコット、安生VS現地人ってカードしか情報出てなかったかと思うんですが、このDVDにはオブライト・ライディックVS佐野・垣原、高山VS桜庭の2試合が入場シーンから著作権無視で入ってます(笑)。さらにカード紹介が映し出されるんですが、田村VS安生のシングルバウトが行われてるんですねえ!!タムヲタの私も知りませんでした…。安生は現地人戦後のダブルヘッダーですね。結果はわかりませんが、95年ですから田村が安生越えを果たしている公算が大…なような気がします。他にもボーウィーのスタンディングバウトが行われている模様。

いやあ、長年の謎だったイスラエル遠征の疑問が大分解けてコーフンしてしまいましたわ。クエストのDVD-BOXに入ってるという噂もありましたが、収録内容には入ってませんよね?

オブライトDVDはBUSHIDOの映像ですね。といってもクエストの映像にナレーションくっつけて、スローなんかを挿入したのがBUSHIDOの放送のようですが。

負けが込んできてからの試合は入ってませんが、オブライトの全盛期を知るにはもってこいのDVDだと思います。

>スパさん

イスラエル遠征<そそそそ…それは素晴らしい!!!!!!!!

オブライト・ライディックVS佐野・垣原、高山VS桜庭の2試合が入場シーンから著作権無視で<そういうカードだったんですか!?
ちなみに偶然ですが、今、96年に行われた高山vs桜庭の記事をUPしようとしてるところですよ。

田村VS安生のシングルバウト…安生は現地人戦後のダブルヘッダー<そういうものを聞くにつけ、いかにUインターがイスラエルに本気で乗り込んだのかがわかりますよね。

他にもボーウィーのスタンディングバウト<そこまで!?

クエストの映像にナレーションくっつけて、スローなんかを挿入したのがBUSHIDOの放送<いやぁ…何を置いても超貴重ですね!! 待ったかいがあったというものです!!

よろしかったら

レガさんも見ますか?

やっぱ貴重なんですよね?(あんま自信なかった・笑)

>スパさん

貴重も貴重!! この上なしですよ!!

見飽きた頃、ぜひ貸して下さい(礼)。
その節にはスパさんの御希望される大会をDVDに焼いてお送りいたします。

それと…携帯サイトの『紫レガインター(http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=MURASAKILG)』の『激闘史(http://ip.tosp.co.jp/NE/TosNE100.asp?I=MURASAKILG&P=0)』に記録させて頂きたいので、わかる範囲でのイスラエル大会の試合結果を教えて頂けたならありがたいです。

No title

鈴木健がクエストのDVD-BOXの発売前に「イスラエル遠征も入ってる」みたいなコメントしてたんで、自分が知らないだけで実は出回ってるのかなと思ってました。

今回わかったことをまとめると

観衆は15000人(SOLD OUT)

第1試合 バートンVS宮戸
第2試合 ボーウィーVS?
第3試合 安生VS現地人
第4試合 高山VS桜庭
第5試合 田村VS安生
セミ    オブライト・ライディックVS佐野・垣原
メイン   高田VSスコット

テーズの代読メッセージあり

ってとこでしょうか?

あとは連絡します。

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>スパさん

鈴木健がクエストのDVD-BOXの発売前に「イスラエル遠征も入ってる」みたいなコメント<そうですよね。言ってましたね。
私もあのDVD買ってませんので、真偽の程はアレなんですが、恐らくそこまで詳細には入ってないでしょうね。

そして貴重な情報を提供して頂き、ありがとうございます!!
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Author:紫レガ 
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