いつかまた…

本当に何度も何度も、

読み返しています桜庭本。

冒頭の桜庭インタビュー、

以前も書いた様に、

聞き手の井上小鉄氏が良い仕事すぎて、

これまで明かされなかった“本音”が、

次々と語られています。

特に高田道場について…

高田との訣別ですね。

オブラートに包まれながらも、

そこには確かに桜庭の本心が透かし出されています。
高田vsハシミコフ戦にて

高田にとって世界に誇れる弟子であった桜庭

桜庭にとって最高に信頼出来る師であった高田
スパー3

なぜ二人は突然、

別々の道を歩き出してしまったのでしょう。

MMA Legend No.3(エンターブレインムック)
 MMA Legend No.3 より

― そういう意味では、のちに高田道場を離脱したことっていうのは、桜庭さんにとってはかなりの自己主張をしたということになるんじゃないですか?

桜庭「えっ……? それ、どういう意味?」

― やっぱり喧嘩別れじゃないですけど、ひと悶着あったわけですよね?

桜庭「それっていうのは、ハタから見た感想でしょ?」

― まあ、そうなんですけど、あれはあきらかに……、

桜庭「(さえぎって)喧嘩にはなってないですよ……いやいや、ちょっと待て! 僕、そんなになんでも受け入れるように見えますか!?(笑)」

― えっ? あ、この質問について?

桜庭「なんか今日はシュートボクセばりにグイグイきますよね?(笑)」

― ええっ?“主食・日本人”っぽかったですか!?(笑)。いや、本音というか核心部分については語らないっていうのは、ある意味桜庭和志の美学なんだろうなと思っているんです。あの“例の一件”についてもそのあと一切語ったことがないということですし……。

桜庭「えっ? ああ……また面倒くせえなぁ(ボソッと)。あのね、じゃあ核心部分について話します! 昔ね、あることがあったときに母親から言われた言葉があるんですよ。『よけいなことは言うな。よけいなことを言ってたら最後は自分が悪者になるし、ちゃんと周りの人たちが見てくれてたら本当のことっていうのはわかってもらえることなんだから』っていう」


桜庭の事ですから、

この話はヌルヌルの件と同様に、

墓場まで持って行くつもりでしょう。

しかし我々は、

PRIDE全盛期に桜庭が勝利する度に交わされた二人の握手や、
伝説のホイス戦にて

抱擁の感動は忘れません。
高田引退試合にて

当時の高田は道場の所属選手よりも、

後に瀕死の状態にまで陥るのを知ってか知らずか、

PRIDEというイベントを守る事に必死でした。

どちらかと言えば、

バラさん寄りの立場だったと思います。

スパー1

桜庭はいつの間にか、

孤高となっていました。

あれだけ嫌がっていたブラジルへの渡航、

シュートボクセへの出稽古は技術的な意味もありましたが、

心の拠り所を求めての事だったのではないでしょうか。

スパー2

あの春の突然の別れから、

もうすぐ丸4年になろうとしています。

ボタンを一つだけ掛け違えてしまったことで、

師弟は全く逆の方向を向いてしまった訳です。

スパー4

でも、

いつかまた…

笑顔で二人が向き合う場面を見ることが出来たなら…。

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tag : 高田延彦 桜庭和志 井上崇宏

comment

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No title

まったく接点はなくても、きっとお互いに遠くからでも
見てきているんでしょうね。

そういえば、秋田では「しゃべる」ことが慎まれます。
言葉への不信感、と言えば言い過ぎかもしれませんが、
だまっていることは良しとされるところがあります。
だまって、ただ、目の前の田を耕す、というような・・。
桜庭さんの生き方にそんな秋田土着の雰囲気が垣間見れます。
本人はまったく意識してないでしょうけど(笑)

>YYさん

まったく接点はなくても、きっとお互いに遠くからでも見てきている<それって素敵な関係ですよね。
歳を重ねると共にいろんなしがらみが付いていく中、青春を過ごした友と40になっても同じ目線でいられることって本当、素敵だと思いますよ。

だまっていることは良しとされるところ<何かのインタビューでサク自身が“百●根性”って言ってましたが、東北人ならではの我慢強さ…これが桜庭の強さの原点でしょうね。
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