締めろ締めろコノヤロウ!!

 ちょっと足を、やっちゃいました… の中で猪木のコメントとして、

「昔のレスラーだと脇をしめて、脇のところの隙間をどれだけ小さくするかを意識してましたね」

というのを紹介しましたが、“脇の締め”と言う部分で今回はスリーパーホールドに注目してみようかと思います。

晩年の魔性スリーパーその1

晩年、引退カウントダウンを開始してからの猪木はこのスリーパー(魔性のスリーパー)を武器に連勝しました。

「動けないから、スリーパーに頼ってる」という批判もありましたが、それ以上にパンクラス以外では単なる痛め技と成り下がっていたこの技に脚光があたった事は大きかったと思います。

 腕ひしぎ逆…十字 のコメントで毎日がYukiYukiさんが、

「スリーパーは立ってなくちゃ駄目です」

という馬場さん解説を書かれてましたが、寝かせて相手の体から自由を奪うことでサブミッションの効果を高めるはずが、あえて相手を立たせて…という理由が私には理解できません。

ここでも馬場さんのシュート技術には『?』が付きます。

さて、話を戻して猪木が言う脇の重要さ。

当初の猪木のスリーパーはきれいに相手の頚動脈を捕えて自分の肘の裏側をクラッチしてました。

正調スリーパー

正調スリーパー

深く入るように心掛けてたようです。

先に書いた晩年の型は手首をクラッチしてピンポイントに喉仏付近を狙っていたように見えます。

晩年の魔性スリーパーその2

別名チョーク・スリーパーとも言われてましたが、厳密にはプロレスでチョーク自体が反則ですので、画像で見るように実際には喉には入っていなかったようです。まさにこの技を極めたのでしょう。

他にもスリーパーには個性があって、長州あたりは“締め”というより、体重をかけながらグイグイ絞って頚椎を“極め”ている様に見えます。

この辺は総合格闘技のリングでマーク・コールマンあたりが多用していたネック・クランク(でしたっけ?)と通じるアマレスの応用技なんでしょうか。

長州、締めと言うより首を極めている(?)

猪木も名人と認める藤原の場合は猪木に近い…むしろ晩年の猪木の締めに近い型です。

頚動脈締め

組長、本物のスリーパー

これも頚動脈をガッチリ締めていますが、晩年の猪木の型と違って喉元には食い込んでませんね。

もう一人、柔道日本一の坂口。

通常の試合では深く入る“肘裏クラッチ型”でしたが、UWF勢とやった時には本当の柔道流が見られました。

胴を締めて相手の体を反らせつつ、前腕で引き込むような裸締め。

胴締め付

…でもこれって、

坂口の珍しい柔道式

チョークじゃない???(笑)

もう一丁、柔道出身者の武藤。

ヤングライオン時代に見せたその型は、

ヤングライオン武藤、脇が甘い

解説の小鉄さんも「武藤はもっと脇締めなきゃダメです」と指摘するように見栄えを重視。

案の定、直後に返されてました。

スリーパーホールド一つとっても奥が深い。

脇の締め具合で技の効果も変わってくる。

ちなみに私…わきフェチですけど何か?
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tag : アントニオ猪木 坂口征二 藤原喜明 長州力 武藤敬司

comment

Secret

No title

瞬間的に絞め落とすスリーパーをプロレスでやったのは猪木さんが初めてではないですかね。それまではバーン・ガニアとかマーク・ルーインのように長時間絞めて徐々にスタミナ奪っていくような技でした。その違いが魔性と言われるんですよね。

アマレスと同じで脇を挿されるとどうしても相手にポジションとられますから閉めるのは基本ですよね。そこから勝負していかないとプロレスは格闘技とは思えないですけどね。見せかけのロックアップなんてダメですよ。

>123daさん

そうでしたね。スタミナを奪うのがスリーパーでした。
日本人では小林邦昭がそれでした。
一瞬でグッと締め落とすのはある意味古武術の極意の様な…これやはり猪木ならではでしょうね。

ロックアップは力比べになりつつありますが、本来はカラー・アンド・エルボー…次の技に移行するための取っ掛かりなんですよね。
隙だらけのプロレスなんて面白くもなんともないです。
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