続・腕ひしぎ逆…十字

9.13の 腕ひしぎ逆…十字 の書き方がちょっと北向き(天龍調)すぎて、なんか馬場さんが関節技の達人みたいな論調になってしまいまして…

その反省の意味でも今夜は 続・腕ひしぎ逆…十字 として、この技を追求してみようかと思います。

アントン逆十字壱

まず僭越ながら素人なりに逆十字のメカニズムを書いてみようと思います。


一人でもこの技を体感する方法として、お暇ならやってみて下さい。

①まず仰向けに床に大の字で寝てみて下さい。

②肘をピーンと伸ばした状態で肩の高さに腕を真横に伸ばして下さい。体と90度の角度ですね。

③そして少しだけでいいですから肩から指先までを床と離して下さい。

④そのまま親指を天井側に向けてみて下さい

⑤この腕の角度で自分の肘の下に相手の股間があり、そこを持ち上げられて手首から先を引き下げられます。

⑥この形での肘の可動域は天井に向けての一方向のみだと思います。これが逆十字の理想形です。

⑦今度はその親指を自分から見て頭の方向に倒してみて下さい。この場合でも肘は伸ばしたままです。

⑧この形でも肘は同じ様に極まります。しかし可動域は頭側と天井側の2方向に増します。それだけ肘関節に自由が出来るのです。

⑨その他に⑤の補足として、上腕部(二の腕)を相手の両腿で締めて固定されるとさらに威力は増します。脱出も難しいです。

…以上、あくまで素人なりの理屈です。


それで前回の馬場さんの逆十字ですが、まさしく⑦の角度なんですね。

ジャイアント逆十字弐

しかも腿の締め付けもない。これは絶対に極まりません。

辛口に書きましたが、実際には体型の違いもありすぎて極めきれないと思います。

ちなみに④⑤⑥を絵に描いたようなのが、この小川の逆十字です。

小川の十字

この型で肘が伸びきってしまえば、もう片手で充分です。

さらに猪木や藤原クラスになると、相手の体型…腕の長さとか腕力、関節の柔軟性なんかを見極めて角度を変えてる感じです。

一見肘も曲がっていて、「極まってるの?」という角度であっても、関節の可動域は制限されて既に伸びきっている…という逆十字もあります。

例えば、

猪木の変形十字

これなんかはベイダーの太い腕と硬い関節を“無意識”に計算した猪木の一本勝ち。

「それプロレスだからだろ?」と笑ってる方には、こちらの桜庭の逆十字を。

桜庭の変形十字

さらに角度はエグイですが、上の猪木のものと理屈は一緒です。

この場合のポイントは腿の締め付けよりも、相手が上半身を起こさないようにフックした右足の位置

前回のスリーパーホールドもそうですが、腕ひしぎ一つとっても奥が深いですね。

プロレスリングを楽しむ角度だって幾通りもある訳です。

最後に私が見てきた中でのベスト・オブ・逆十字はこれです。

高田の十字

④⑤⑥さらに⑨、全てが整ったパーフェクトな逆十字です。

この技を仕掛けている男こそ、私が永年に亘って名乗っているハンドルネームの由来です。
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tag : アントニオ猪木 ジャイアント馬場 高田延彦 桜庭和志 小川直也 腕ひしぎ逆十字

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 中野が永田に決めた腕十字・・・危険すぎるよ(写真左)。という事で、抗争勃発編に続いて週刊ゴングより新日本プロレスvsUWFイ...

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No title

馬場さんのは基本的な十字の形ですが支点が違いますからね。アームバーって言った方がいいかもしれませんね。

猪木さんとベイダーの形だと腕が太いので逆に足で絞りやすいんですよね。桜庭選手の相手が誰だかわかりませんが、十字に行こうとしてずらされたんじゃないですかね。十字からねじった感じですね。高田さんのは靭帯も伸びる形ですよね。

No title

こんにちは!
完全にプロレスでというか世間認知を高めたのは
高田だと思います!
神宮でベイダーに極めたのも好きですね!

>123daさん

馬場さんのは“型”ですね。

サクのはPRIDE.6のエベンゼール・フォンテス・ブラガ戦です。
ブラガはヒクソン戦へ向けての前哨戦(?)で船木を追い込んだ実力者です。
高田の場合は代名詞ですもんね。

>Fさん

確かに高田は決め技として使ってましたんで、印象強いです。
他にも田中みのるも名手でした。
あと田村も!!

No title

こんにちは!腕ひしぎ逆十字解説ありがとうございます!猪木の逆十字は覚えています。いろんな極め方があるんですね。馬場はイマイチ・・・更に馬場のシュート技術は謎ですねえ。高田のは見た目も素晴らしいですね!自分は忘れられないのが、一番最初の新日本vsUインターで中野が永田に極めた逆十字です。もう角度がエグ過ぎて・・・負けられない対抗戦なんだなあと思いました。

>H.Tさん

いつもトラバしていただきありがとうございます。

あの試合の中野のは強烈でしたね。
トラバの記事見ていろいろ思い出しましたよ。
中野は若い人間に厳しい攻めしてましたからねぇ。

今日はお休みしてるので続きを読んでます。

腕ひしぎ…
昨夜の中邑選手が後藤選手へ。
中邑選手がこの技で勝ちを取ったのは久しぶりだったのではないかな〜と?

昨夜の試合と記事がリンクしました。

やはりこの技がガッチリ決まると>_<

>みーさん

今日はお休みしてるので続きを読んでます<貴重なお休みにオッサンのプロレスブログの過去記事を読んで頂くのも大変しのびない思いです。

腕ひしぎ…昨夜の中邑選手が後藤選手へ<飛び付きですね。中邑にはこういう技もあるという事を忘れかけていましたよ。
桜庭戦や、先日の石井戦みたいにランドスライドっていう秘密兵器もありますしね。

やはりこの技がガッチリ決まると>_<<気持ちいいですよ!!

みーさんも気持ちいいでしょう?

イヤァオ!!
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