武藤vs中邑 言葉のプロレスリング(2003)~後編~

大変お待たせしました。

前編からのつづきです。
武藤のトーク番組

ここらへんからリングの上と同様に、

徐々に武藤の技=主張が出てきます。

それでも自分の意見をしっかり放っていく中邑。

面白いですよ。

【二人のコンディショニング論】
アシスタント「普段、何か気にされてることあります?」

中邑「…は、もう食事ですね」

武藤「あ、食事節制してんの? 例えば?」

中邑「はい。例えば、えーと、肉を食わない」
「肉は食いません」

アシスタント「え? 全部ですか? 豚も、鶏も」

武藤「食わないの? 鶏も?」

中邑「豚も、牛も…鶏はたまには食います」

アシスタント「たんぱく質は?」

武藤「どうして? アレルギー?」


中邑「じゃないです、じゃないです。前はもうガンガン食ってました。まあ、今はちょうど、そのコンディション考える時期なんで。やっぱり、ほとんど試合の8割はメンタルとコンディションなんで。それにつきましては、あの、肉を食うとですね、一応、その、血が汚れると言いますか、血流が変わってくるみたいなんで。とりあえずあのー、魚中心にして、免疫力をガンガン上げて、例えば練習しても、その、疲れがすぐとれるとか、そういう身体作ってますね、今は」

アシスタント「お酒とかも全然飲まない?」

中邑「お酒はもう、ずっと飲んでないすね。あのー、その食事始めたのが2ヶ月ちょっと前位なんで。まだ酒辞めても2ヶ月ちょっと位しか…」

武藤「今はその辞めてるシーズンてか、その…」

中邑「そうですね、はい。ちょうどケガもきっかけだったんすけども、まぁ、その、前ちょっとやられた時の身体というか…」

武藤「だけど肉とか摂らないと、即効性のたんぱく…何てぇの?」

中邑「はい。ま、爆発力は肉だと思います。でもまぁ、やっぱり時間かかると思いますけども、身体チェンジするのも。ずっと肉を食ってきたんで。ま、イメージ的にはですね、馬とかゴリラとかは肉食わないわけじゃないすか」

武藤「動物と違うじゃない? うちらは雑食じゃない」

中邑「それでも、ま、日本人の身体考える時に、あの…そっすね、肉を消化する、消化酵素だったりとか。まぁ、何すかね、その、修行僧なんかでも、あの、“木の芽”みたいなの食って、しっかり身体出来てるんでね。そういうたんぱく質を合成する力はある! と思うんで。とりあえず今はそっちやってますね」

武藤「ふ~ん…」

アシスタント「武藤さん食事制限とかしますか?」

武藤「俺なんかする訳ねーじゃん! ただ俺は、そのサプリメントとかアレして。とにかく俺、たんぱく質の量を凄い…」
「サプリは?」

中邑「一日の何100gとかですか?」

武藤「いやわからないな。ただプロテインも補助でかなり飲んじゃう」

中邑「はぁ」

武藤「その他、他の…アミノ酸摂ってるじゃないですか」

中邑「内臓に来たりとかしないすか?」

武藤「…さしあたって、来てんのか来てないのかわかんねえ…」

一同笑

中邑「身体丈夫なんですね」

武藤「あれ? 受け付けないの? 身体」

中邑「そんな事ないです、はい。サプリメントもガンガン摂るし。入門して身体でかくしたい時は、チャンコもガンガン食ったし、サプリメントも摂ったし。ま、それこそ一日7食位食べてましたから、はい。ま、でも…」

武藤「ちょっと西村的な発想というか、西村もそうだよね」

中邑「そうですね。西村さんは一応、肉も食べられますね。“陰陽療法”と言って、“陽”のものを食ったら次は“陰”だとか、例えば…冬は“陰”だから“陽”のもの摂るとか…」

武藤「難しい…難しい(笑)」

アシスタント「わからない」


【中邑にとっての武藤】
アシスタント「中邑さんから見て、武藤さんってどういう存在ですか?」

中邑「いや…僕ちょうど中学生の頃、一番プロレスハマった時期に、一番強いと思ってた…世界で一番強いと思ってたの武藤さんですね」

アシスタント「おおーっと!! 出ました」

武藤「なぁ~に!!(満面の笑み) それ、俺誰とやってる頃?(嬉しそうに)」
武藤再び御満悦

中邑「ちょうど、あの…もう、一番つえーんだって思ったのが、白いムタで蝶野さんと、IWGPとNWAを賭けた時に…東京ドームで」

武藤「それ中学校?」

中邑「はい中学校です」

武藤「うわ~~~っ、時代の…感じるなぁ(満面の笑み)、それが中学校? あ~…え~…何となく…東京ドームだね?」

中邑「そうです。ただあの頃のほとんどの中学生はですね、水から口吐いて、いや口から水をプーッって吐いて、毒霧の真似とかやってましたから。絵の具顔に塗って」

武藤「あぁ…そうか…」


【IWGP王者論】
アシスタント「何か(武藤に)聞きたいこととかあります?」

中邑「あの…武藤さんがチャンピオンに初めてなった頃ってのは、どんな感じがしたんですかね?」

武藤「だいぶん前だからなぁ…」

中邑「いやでもほら、こないだ三冠巻いたところもありますし…」

武藤「…やっぱりね、最初獲った頃はね、責任感なかったよ、うん。責任感てか、その、俺がベルト獲ったからって、じゃあその、何? 経済効果上げなきゃ行けないとかっていうそこまでの責任感はなかった。だけど年取るにつれてそういうの意識するようになったよね、段段々々、うん。現にね新日本プロレスいたとき、俺がチャンピオンやってる頃が一番経済効果上がってたんだもん」
経済効果№1

中邑「あぁ~、聞いたことあります。で、それが、あのベルトが武藤さんのもと離れた時に視聴率が落ちたって話を聞いた事があります」

武藤「あ、そうか(微笑)。…いやぁそんな事、ねぇ、まだ…」

中邑「まぁいずれ考えるだろうと言う事で、まぁ」

武藤「ある意味ほら、まわりがそういう作り上げてくれるものじゃないの? チャンプって周りが、こう推し上げてくれるものじゃないすか、あぁ」

中邑「ま、なにぶんなったばっかりで、よくわからないですね」

中邑も良い笑顔

【目標】
武藤「今目標にしてる事は?」

中邑「目標にしてる事は…とりあえずもう、今、目の前にある試合ですね。1月4日のドーム
(参照:闘魂の重圧~前編~~後編~)もそうですし、31日Dynamite!!(参照:誇り高き赤っ恥。)に出るんで、そこはどうしても勝ちたいですね。目標…本当に申し訳ないですけど、今んところ考えられるのは、その31日、1月4日の試合だけですね。ま、それからは、もう、ね、煮るなり焼くなりどうにでもなれって(笑)。いやもう、ちゃんと、そのときには、その次の道標がしっかり見えてくると思います」

アシスタント「どうにでもなれ…」

武藤「うん。…もっと遠い目標ないの? 夢は?」

中邑「そうすね…アハ! おかしい話ですけどね。動物と話せるようになりたいですね(笑)」
夢はDr.ドリトル!

アシスタント「面白いそれ!! 動物の気持ち…ねぇ。なんか…わかる…(武藤に)わからない?(笑)」

武藤「ま、じゃあ、お次の試合頑張って下さい。あと、ま、動物と話せるように(笑)」

「頑張って動物と話せるように…」

どうでしたか?

思い返せば、中邑激動の時期でしたね。

かれこれ、もう6年以上も前の番組なんですが、

大先輩の武藤に対し、決して持論を曲げない中邑。

ところどころで武藤を持ち上げて、

武藤も嬉しそうですが、

やっぱり言葉の一つ一つに格の差を感じさせます。

こういう議論も中邑の言葉を借りれば、

またプロレスなのだと思います。

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tag : 武藤敬司 中邑真輔

comment

Secret

ぶれない真輔

こんにちは。
前編後編と見させていただきました。
う~ん、真輔若いね。大学時代の面影が残る。
真輔が、昨年、変化を起こした時、さかんに「ぶれている」と言われていたけど、真輔の表面は、何をしたいのか?解らなかったけど、信念は、少しもぶれていないのですよね?
ヲタクぶりを、武藤の前でもいかんなく発揮しているけど、食事に関しては、今もストイックらしい。棚橋も、夜18:00以降は、何も口にしないと言うことを、インタビューで言っていた。体作りの為に。
もちろん、はめをはずすこともあるけど、やる時は、徹底的にやるから、真輔も、棚橋も、ベルトが巻けているのかな?
「食べろ、食べろ」の時代は、終わったみたいですね。

この後、真輔には、「地獄」が待っていた。
後藤がNJC優勝で「地獄を見た」と盛んに言うけど、まだまだ、甘いと思うし、「完全復活」とか言うか?と疑問に思うのです。
それなら、棚橋と真輔の方が、後藤よりも、地獄を見てきたと思う。

真輔が、まだ、越えていない武藤。存在は大きい。
これから、「武藤越え」の機会は出てくるのでしょうかね?

>しんたんさん

おはようございます。

前編後編と見させていただきました<ありがとうございます!!

う~ん、真輔若いね<イグナショフ戦のこともあって、ばっさり髪切った直後ですから尚更そう見えますね。

さかんに「ぶれている」と言われていたけど…信念は、少しもぶれていない<それは感じましたね。

食事に関しては、今もストイックらしい<著書を読むと、この後ウェイトアップでアメリカ行った頃はまた違ったようですが、基本自然志向のようですね。

後藤がNJC優勝で「地獄を見た」と盛んに言うけど、まだまだ、甘い<さて、次のIWGPですか?
後藤がその前にクリアしなきゃならないことってまだまだあったと思うんですが、トーナメントを制した以上は無条件で挑戦者ですもんね。
中邑自身は後藤を苦手としてる部分あると思いますんで、今までと違ったタイトル戦になるでしょうね。

真輔が、まだ、越えていない武藤<今回記事にしたのは武藤の手術の事もあって、この二人にも永いストーリーがあることを思い出したかったんですよね。
武藤が膝を回復した上で戻ってきた時に、中邑がまだベルト持っていたら、“過去”と闘うのにこれ以上のレジェンドはいませんよね。
もちろんリベンジの意味もあります。

No title

こんにちは!柔らかな雰囲気の中にも、お互いの持論のぶつかりが見える熱い対談ですね。中邑はめちゃくちゃ食事に気を使ってますね。対する武藤は思ったより適当ですね笑。

もう少し時間を置いてまた中邑vs武藤のシングルマッチみたいです!

>H.Tさん

こんにちわ。

お互いの持論のぶつかり<本当に両極端で面白いと思います。
けど、この記事あまりコメント頂けませんでしたね(笑)。自分的に面白いものと、記事として面白いものは別物だということに気付きました(笑)。

もう少し時間を置いてまた中邑vs武藤<武藤の膝の状態を聞くにつけ、(術後完全復帰したなら)早期再現を望みたいですね。

面白い‼︎

相手が誰であろうと中邑選手は中邑選手ですね。
自分を持っていらっしゃる。

あの頃は食事やお酒、気をつけていたんですね。
自分自身に厳しいというか。。


口から水をプハ〜〜
私もやったことありますよ、入浴時(笑)
プロレスを見始めの頃、BUSHI選手を真似てネ。
いい歳して恥ずかしい(汗)
でもアレって上手く出来ないんですよね〜
武藤選手相当練習したのかな。

>ミートさん

相手が誰であろうと中邑選手は中邑選手<自分がプロになった時点で、それまでの憧れは捨てた…みたいに言ってました。

プロレスを見始めの頃、BUSHI選手を真似て<いきなりマニアックだなーー(笑)

武藤の場合、あれは忍術ですからね。
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Author:紫レガ 
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