誇りの他流試合~前編~(2003)

吉田秀彦の引退が発表(参照:40歳、二つの道。)されてから、
田村vs吉田煽りV1

今のところ主だった動きはありません。

短い総合格闘家生活の中で、

彼の名勝負はたくさんありますが、

魅力があったのは柔道着を着てリングに上がっていた時代。

その中でも一際光っていたのは、

総合のルーツともいえる“UWF”との遭遇。

“Uの象徴”の一人である田村潔司との他流試合です。
田村vs吉田煽りV3

この他流試合…緊張感においては平成マット史屈指だったと思います。

片や少年時代から柔道の王道を歩んで、
田村vs吉田煽りV2

バルセロナ五輪で金メダリストという世界の頂点を極めた男。

片やUWFという特別なプロレスリングを体得し、
田村vs吉田煽りV4

というその世界の象徴を倒すことで、自らが象徴となった男(参照:粉雪が舞い散る12月~Case by TAMURA~UWFインターの最終話我がUインター・ベストバウト)。

闘いは互いを否定するところから始まりました。

吉田「Uを…Uを引き継いでるんすよね(ニヤニヤ)。どうなんすかね?」
田村vs吉田煽りV5

田村「柔道は柔道なんで。柔道で金メダル取れても、総合で金メダル取れるかったら、また違う問題なんで…」
田村vs吉田煽りV6

2003年8.10 さいたまスーパーアリーナ

PRIDE ミドル級GP 2003 一回戦

田村潔司vs吉田秀彦

田村vs吉田煽りV7

10キロ以上もの減量によって、

精悍な顔つきになって吉田が入場。
吉田入場

後から入ってきた田村は無精髭でふてくされたかのような表情、

極めつけは大一番にもかかわらず、テーマ曲を変更…。

拍子抜けした館内は微妙な空気となります。
田村の表情は…

リングインすると、

いつもの四方への礼。

苛立つかのような吉田の表情が印象的です。
いつもの四方礼に吉田の表情は…

礼が終わると、

いつも以上の長さで吉田を睨みつけます。
睨み返す田村

ゴング直前にはガッチリ握手。

ルールは道着着用の特別ルールです。
ガッチリ握手


最初のコンタクトは田村の左インローから。
最初の一発は田村のインロー

不用意に踏み込んでくる吉田の内腿に、

何発か良い角度で入ります。
良い角度で入る

勝負のハイライトは早い段階でやってきます。

吉田も負けじと“付け焼刃”のローキックを打たんと、

大きく左足を踏み込んだところへ、
吉田大きく踏み込んでの右ローに、

田村の左拳が吉田の顎にクリーンヒット!!
合わせた田村の左フックが顎にヒット、

すかさず右からの返しが出ますが、

吉田は腰から落ちていった為に当たりませんでした。
吉田が腰から落ちた為、返しの右は不発、

大きく尻餅をついた吉田は完全なダウン。
完全なダウン、

田村はすかさず上になって、

追い討ちのパウンド連打へ。
一気にパウンドへ、

意識は飛んでいながらも、

下から足を絡めてきた吉田を嫌って、

田村は一旦離れにかかります。
一旦離れて、

そしてすぐに大きく飛び上がってのパスガード。

フットスタンプ狙いです。
フットスタンプへ、

そのままコツコツと鉄槌を落とす田村に、

吉田はクロスガードに入ります。
吉田もガッチリとガードポジション、

再度離れに行く田村ですが、

必死の吉田はグローブを掴んで離しません。
離れんとするが、吉田はグローブを掴む

田村の抗議にレフェリーが割って入るのと同じタイミングで、
田村キレ気味の

田村の膝蹴りが、
膝蹴りは

吉田の顔面をかすめます。
当たらず!!

このとき、

田村も吉田も、

物凄い表情で睨み合います。
睨み合い

お互いの感情はヒートアップ。

俄然、館内もヒートアップ。

PRIDE史上に残る“日本人同士の他流試合”は、

ここから思わぬところで勝負が転がっていきます。

後編へ続けましょう。

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tag : 田村潔司 吉田秀彦 PRIDEミドル級GP

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