ちょっと足を、やっちゃいました…

昨日の記事 本家と元祖の闘い は、(眠くて)中途半端な締めになってしまいました。

結局、猪木のグラウンドテクニック、サブミッションテクニック…シュート技術はどうだったのか。

以前にも書いたように私個人の見解では表のリング(興行)においては、どのような形でも勝った方が勝者。勝った方が強い。

それがワークであれ、フェイクであれ。偶然でも必然でもシュートになったとしても。

その結果こそが真実であると。

だから打ち合わせを重ねた上での勝利であっても、大金を積んだ上での勝利であっても、力比べ=コンテストの上での勝利であっても、プロレスのリング上で起きた結末は全て同価値であると。

しかし、こと裏のリング(道場)においては金とか打ち合わせとかは一切無意味なものとなる訳で、

んで、昨日のつづき…

「何故猪木にはサブミッションが通用しないのか???」

それを紐解くために、書棚からいろいろと探索してみました。

以下に記す引用文の中から、この答えが見つかるでしょうか



『闘魂伝説の完全記録 2』 ビル・ロビンソン戦についてのインタビューより

Q ちょっと話はそれてしまうんですが、この試合もそうですが当時の試合を見直して、あらためて感じたのが猪木さんの『足のフックのうまさ』だったんです。どうしても画面上では上半身の動きが中心に捉えられているんで、今まであまり気付かなかったんですが…例えば下になってる状態から体を入れ替える時とか、スタンディングの状態から相手をグラウンドへ誘い込むときとか、その足捌きの見事さを再発見した感動があったんです

猪木「いいところに気付いてくれたね…」

Q 最近はそういう足捌きをするレスラーが少ないと思うんですが。

猪木「藤原位かな、それでもまあ固いね。要するに股関節が固いから…

Q 技をかけるときにも、自分の関節の柔かさは影響するんですか?

猪木「そうだね。あとはあんまり腕も足も太すぎないこととか…。もう一つポイントをあげれば、最近のレスラーは立ってるときの構えがノーガードですよね、昔のレスラーだと脇をしめて、脇のところの隙間をどれだけ小さくするかを意識してましたね。まあそれが小さ過ぎても、グラウンドに入ったとき上から崩されちゃうんでバランスが非常に難しいんだけど…最近の試合を見てると、それ以前に簡単に入らせちゃってるね

Q 簡単に入っちゃうし、入らせちゃう…

猪木「アマレス系の選手でも甘くなってますね。本当はそこがヘビのように相手に絡み付いて、自分の体勢に持ち込んでスタミナを奪ったり、反対にディフェンスするにも重要なポイントなんですけどね…


ちょっと余談の部分まで書きましたが、このコメントを読む限りプロレスリングにおいて“足”は重要なアイテムであると言えましょう。

さらに、こういうのもあります。



『G リング Vol.001』 猪木×GK対談より ゴッチの教えについて

―他にも、藤原組長、鈴木みのると、そういう部分では確かに影響力の強い人でしたよね。

猪木「それは絶対に。だって関節を外すとか、要するにグレイシーがやるもっと前に、俺たちもああいう技を全部知ってるじゃないですか。三角締めでも何でも。それと、もう一つは骨と骨というね、要するにアキレス腱固めにしても角度がちょっと違う、フェイスロックにしても角度がちょっと違うとかね


骨と骨ってのは先日、立読みしたゴング格闘技の前田藤原対談でも同じ事言ってました。

「ゴッチさんはスリーパーで首を締め落とすのは卑怯だと言ってた。むしろフェイスロックで頬や頚椎を極めてギブアップさせるのが本当の勝ちだと」みたいな。(だいたいですみません)

若い選手の極めの甘さについては天龍戦のビデオで当時ヤングライオンの永田にアキレス腱固めを指導している映像にも残ってます。(いずれ忘れてなければUPします)

最後に同じゴッチ門下生、鈴木の言葉。


『G SPIRITS Vol.06』 鈴木みのるインタビューより 猪木の強さについて

―新人の鈴木みのるが感じたスパーリングにおけるアントニオ猪木の強さというのは?

鈴木「猪木さんはギブアップしないんですよ。こっちは絶対に極まってるなっていう自信があるのに、ギブアップしないんですよね」

―よく猪木さんはダブルジョイントで関節が極まらないって話を聞きますが…。

鈴木「そんな人間いるわけないじゃないですか(苦笑)。でも、ギブアップしなかったですね。藤原(喜明)さんもギブアップしない人。絶対しないです。壊れてもしない。(以下略)」

―極まっててもギブアップしないって、凄いですね。

鈴木「あっ、思い出した! 猪木さんに“どうして社長の足は極まらないんですか?”って聞いたことありますよ。教えてくれました。それは今も自分の中で持ってますよ

―その秘密は?

鈴木「言わないです。使えるんで」

―では、聞き方を変えて。それは気持ち的な部分ですか? それともテクニック的な部分?

鈴木「全部含めてですね。今になって肉体の科学みたいなものと組み合わせてみると、“ああ、なるほどね。あれは合ってるんだ”みたいな。凄い、くっだらないことですけど、結構大事にしてますよ。(以下略)」


これを読むと技術とか特異体質とか以前の問題の様な気もしてきます。

結論としては猪木はやはり神であると…




そんな終わり方するバカいるかよ!! (パァン!!) 出てけコラァ!!
関連記事
スポンサーサイト

theme : プロレス
genre : スポーツ

tag : アントニオ猪木 鈴木みのる

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ビル・ロビンソンが有名レスラーを語る。

 少し前にキャッチマスター ビルロビンソン自伝「人間風車」を読んだんですが・・・。今日はそこからで、自伝にはロビンソンが当たってき...

藤田和之が猪木の凄さを語る

 以前から色んな雑誌で「猪木の寝技は強い」という情報を目にしてきましたが、GONKAKUの藤田和之インタビューでキャッチレスリングついて質...

comment

Secret

No title

2重関節と柔軟性は、また別ですよね。
東スポによると引退当時の猪木さんの体を医学的に調べたら関節周りの柔軟性は水泳の鈴木大地さんと同じ数値でスポーツ選手はトップだったんですよね。
おそらく猪木さんは痛みをあまり感じないのと関節のやわらかさを利用して極められてからも、微妙にずらせるんじゃないですかね。
スパーリングしたジョシュも猪木さんの関節はスペシャルって言ってましたね。

>123daさん

TKは「二重関節は極められづらいけど、痛みを感じないまま折れてしまうこともあるから危険」と言ってましたね。

猪木の肉体自体は特殊だったと思いますね。
30代の頃のブリッジとか凄いですし、引退直前でも股割り180度いってました。

伸びきったところからでもずらせるというのは私も思いますね。

No title

こんにちは!辛口のロビンソンも猪木の強さは評価していました。猪木みたいなレスラー(格闘技戦で好成績を残せる選手)が最近少ないのが悲しいですよね。そんな意味でも中邑にはがんばって欲しいです!鈴木のコメントもレスラーが総合で結果を出していけば更に説得力を増しそうだなあと思います。

>H.Tさん

今はプロレスラーの技術が先を言ってる時代じゃありませんからねぇ…。
しかし私はまだ辛うじてプロレスラーの強さを信じますよ。一時期全く信用出来なくなりましたが…。
中邑が名のあるやつを倒せばこれまでのレスラーの惨敗は帳消しですよね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード