追悼“人間スクラップ工場”(1986)

ちょっと遅れましたが、

2009年の最後の最後に悲しいニュースが入ってきました。

 kamipro.com より
がん闘病中のスティーブ・ウイリアムスさん死去 

現地時間の12月30日、WWEオフィシャルサイトにて、咽頭がんで闘病中だったスティーブ・ウイリアムスさんが死去したことを報じた。享年49。


ウィリアムスのレスリングが開花した全盛期は、

やはりドクター・デス…殺人医師として、

全日でテリー・ゴディと殺人魚雷コンビを結成してからでしょう。

しかし私の記憶には、

新日時代のゴツゴツした荒削りな時代が強く残っています。

思い出す試合は、なぜかこの2試合なんです。

相手もゴツゴツした印象のペイントレスラー。
コンガ・ザ・バーバリアン

カレッジスタイルのスタジャンで登場のウィリアムス。
ドクター・デス入場

1986年11.3 後楽園ホール

…そうです。あの鉄拳教育(参照:鉄拳教育とは何か!?)が行われた日のセミファイナル、

スティーブ・ウィリアムスvsコンガ・ザ・バーバリアンです。
スティーブ・ウィリアムスvsコンガ・ザ・バーバリアン

椅子で身構えるウィリアムスに、
目には目を、チェーンには椅子を

バーバリアンは思いっ切りチェーンを振り下ろします。
交錯する鎖と椅子

のっけから荒れ模様のガイジン対決は、

迫力満点の滑り出しでしたが…、

レフェリーがバーバリアンのチェーンをチェックする隙に、

背後から強烈な一撃。
背後から一撃

さらに頭部へ打ち下ろして、椅子はぶっ壊れます。
一つ目の椅子が壊れた

さらに場外戦で二つ目の椅子もぶっ飛びます。
二つ目の椅子破壊

リングへ戻るとバーバリアンのビッグブーツ。

大相撲出身だけあって足が大きく上がります。
バーバリアンのビッグブーツ

クローズラインは相打ち。
クローズライン相打ち

当時の流行技、リフトアップスラムもド迫力です。
凄い怪力

勢いづいてダイビング・ヘッドバットを敢行しますが、

あっさりと自爆。
ダイブ式ヘッドは自爆

すぐにウィリアムスもリフトアップのお返しです。
ウィリアムスも負けてはいない

こういった意地の張り合いがプロレスの醍醐味の一つですね。

ウィリアムスはアピールから、
予告式の、

当時の得意技、アメフト式タックルへ。
アメフト・タックルは、

今度はバーバリアンがかわして、ウィリアムスは場外転落。
自爆に終わる

リング上で再開しますが、

バーバリアンは再びチェーンを手にしてのラリアート。
チェーン・ラリアート

最後はダブルKOという結末です。
ダブルKO

決着の付かないプロレスも、

私は大いに“あり”だと思います。

余談ですが、現在の真壁のキャラは、

ブロディよりも、これですよね?
引き上げるバーバリアン

ウィリアムスもいい顔してんなぁ…
睨みつけるウィリアムス

もう一試合は初来日時のタッグマッチ。

1986年7.25 秋田県立体育館

前田日明、藤原喜明vsスティーブ・ウィリアムス、バッドニュース・アレン

前田、藤原vsウィリアムス、アレン

UWF軍団vs恐竜軍団の一戦です。

当時、来日する外人勢から煙たがられてた前田を相手に、

喧嘩の強さには定評のあったウィリアムスが、どう対していたか?

まず藤原に、
アレンのアシストを借りての、

雪崩式オクラホマ・スタンピートという荒技を見舞います。
雪崩式スタンピート

さらに雑なラリアート。
横殴りラリアート

満を持して前田が出て来ます。
前田との局面

ファーストコンタクトは前田のローキック連射から、
ローキックの速射砲から、

きれいなドロップキックの連発。
打点の高いドロップキック

一端スイッチした後、2度目の局面で、

前田はニールキック。

顔を背けて走るウィリアムスの頭部をかすめます。
セカンドコンタクトで際どいニールキック!!

カウンターのベリー・トゥ・ベリーで返すと、
フロントスープレックスで返す

今度は前田の切り札キャプチュードで、

ウィリアムスは脳天からキャンバスへ。
キャプチュードは脳天からマットへ

さらに交代した藤原のドリルアホール・パイルドライバーで脳天を打ちつけられます。
さらに藤原のドリルアホール・パイルドライバー

でもカバーに来れば、大きく跳ね除けます。
フォールは許さない

ウィリアムスの代名詞オクラホマ・スタンピートは、
オクラホマスタンピートは、

強烈です。
強烈!!

いつの間にかトップロープを緩ませたアレンのアシストを得て、

モロに鉄柱へ背中を叩きつけます。
ムキ出しの鉄柱へ!!

さらに場外でも3連発。
さらに場外で3発!!

当時、最強説のあった藤原が、

恥も外聞も捨てて逃げ惑います。
こんな組長見たことない!!

結局この試合のダメージが尾を引いて、藤原は、

翌週の最終戦で出場予定だったIWGPタッグ選手権試合を欠場。

代打出場した木戸修が奇しくもキド・クラッチでキムケンを押さえ、

一躍、時の人となったのは面白いですね。

何はともあれ名レスラーでした。

“人間スクラップ工場”スティーブ・ウィリアムスの、

ご冥福をお祈り致します。

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tag : スティーブ・ウィリアムス コンガ・ザ・バーバリアン 前田日明 藤原喜明 バッドニュース・アレン 訃報

comment

Secret

残念です・・・

本当に残念です・・・
新日時代は猪木を試合開始早々失神させてしまうなどホント不器用でしたが、当時はそういう類の強さもあるんだなぁーと・・・そう思ったのがウイリアムスの最初の印象でした。

バーバリアン戦、ボクも忘れられないです。レガさんも語ってるウイリアムスのイスとバーバリアンのチェーンのあの迫力と衝撃、特にウイリアムスのイス攻撃をバーバリアンが蹴ったときの波動はプロレスにしてケンカだ!!という印象を中学時代のボクに植え付けました。そんな意味で本当に思い出深いレスラーです。
それにしてもレスラーはなんでこう早く逝ってしまうのでしょうか・・・残念でなりません。

殺人医師

ウィリアムス×バーバリアン、ありましたね!

ウィリアムスは、レッドブル軍団が来た時のアメリカ軍の一員としてとっても期待してました!

レイガンズ、ウィリアムス、バズ・ソイヤーときて、大将格はジェフ・ブラトニックだ!と思っていたものです、、、

一方のソ連軍はソスラン・アンディエフ、、、

見事、頓挫(T_T)

全日本移籍は成功だったのだと思います。リング上でゴディとクルクル回っていたのを思い出します。

テリーもブッチャーも健在の中、50いかずしての死はあまりに残念です。

心よりご冥福をお祈りします。

>流星仮面二世さん

本当に残念です<とにもかくにも残念ですよね。

新日時代は猪木を試合開始早々失神させてしまう<ありましたね。
生中継だったんで、どうにも出来なかったですよね(笑)

ウイリアムスのイスとバーバリアンのチェーンのあの迫力と衝撃<アンドレvsハンセンとは違った迫力ありましたよね。

プロレスにしてケンカ<どっちも喧嘩に強いイメージでした。

それにしてもレスラーはなんでこう早く逝ってしまうのでしょうか<太く短くなんて言えばかっこいい言い方ですが、やっぱりテーズ、ゴッチのように年老いてからもプロレスに携わっていて欲しいですよね。

>TKさん

ウィリアムスは、レッドブル軍団が来た時のアメリカ軍の一員<あんときのウィリアムスはカタかったですよね。後半のハシミコフ戦は完全に商品価値奪っちゃいましたから。
Uインター時のゲーリーもそうですが、あの世代のアメリカ人てロシア人にかなりの敵意持ってましたよね。

大将格はジェフ・ブラトニックだ!と思っていた<あぁ、最初の闘強導夢にゲストで来てましたもんね。

ソ連軍はソスラン・アンディエフ、、、見事、頓挫<来日直前で事故っちゃったんですよね? かなりの大型でしたんで、もし来ていればレッドブル軍団の印象違ってたでしょうね。

全日本移籍は成功だった<確実にタッグ戦線の中心に割り込みましたよね。だから晩年がIWAジャパンとか、K-1でのイグナショフ戦ていうのは寂しかったですね。

No title

流星仮面二世さん。私も、その試合、覚えていますよ。強烈な印象でした。
確か、ロープに振っての、カウンターのフロントスープレックスか何かじゃなかったでしたっけ?
猪木がピクリも動かないので、慌ててフォールを解き、髪の毛をつかんで引き起こすウィリアムス。「まずいよなあ・・・」ってな顔をしてましたよね。
その後、覚醒した猪木の怒り方が半端じゃなかったような覚えがあります。
あの試合、もう一度、観てみたいです・

レガさん、すいませんちょっと場をお借りします(^o^;

そうです!ロープに跳ばしてのフロント・スープレックス、ベリー・トゥ・ベリーでしたね(^^)
確か試合開始早々で・・・レフリーもア然でカウントどうしよう?のような感じだったと思います(^^;
ちなみに闘魂ライブのレオン・スピンクス戦のときの生放送中継の方の試合じゃなかったかなぁ?
レガさんいかがですか?

>オーハさん

猪木がピクリも動かないので、慌ててフォールを解き、髪の毛をつかんで引き起こすウィリアムス<月曜に移行した一発目の特番でしたね。
セミだったかメインが武藤の凱旋帰国第一戦。

あの試合、もう一度、観てみたいです<…この時のビデオなんですがね…(下へつづく)

>流星仮面二世さん

試合開始早々で・・・レフリーもア然でカウントどうしよう?のような感じ<そうですそうです!!

闘魂ライブのレオン・スピンクス戦のときの生放送中継の方<さすがです!!
…でその時の放送なんですが、オープニングの猪木格闘技戦ダイジェストと沖縄合宿(with蝶野、船木)まで録ったところで、テープがヘッドに絡まりまして(!!)痛恨の録画失敗とあいなりました(号泣)

その後サムライTVで前田vsニールセンは録画できたんですが、他の試合は未だに持っていません。

No title

あってましたか!よかったぁ!!

ボクは当時、いつも買うTDKの安いビデオテープじゃなくて、1本3千年くらいするものすごいビデオテープこづかい叩いて買って、このときの試合、録画したんですよ(^^)
でもすごいケンカが強い、性格の悪い格闘技好きの先輩が、ニールセンの蹴りを研究するからビデオ貸せ!!って録画した何週間後に持って行かれちゃって・・・結局ビデオで見たの一度きりでした(TT)

そうなんですよね、ニールセン戦はけっこうあるんですがあのときのフルバージョンってないですよね・・・あーボクも今一度、見てみたい(TT)

って、なんかどうでもいい話ですいませんでした(^^;

No title

すいません!!ビデオテープ1本三千円って書こうとしたのに1本三千年って書いてしまいました(どんなテープだ)アホですね(^^;

それにしてもボクもレガさんもある意味録画失敗だったんですね(^^;

>流星仮面二世さん

いつも買うTDKの安いビデオテープじゃなくて、1本3千年くらいするものすごいビデオテープ<当時のテープって高かったですよね。そしてズシッと重かったです。
あと、あの時代のテープって画質落ちてないんですよ。

すごいケンカが強い、性格の悪い格闘技好きの先輩<たいがい一人居ましたね(笑)

ニールセン戦はけっこうあるんですがあのときのフルバージョンってないですよね<今見ると技術的にはアレなんですが、緊張感といったら現在の総合格闘技の何十倍もありますね。

>流星仮面二世さん

本当だ!!(笑)

1本3千年<きっと中国製だと思います。

…このギャグに関しては再生失敗ということで(滝汗)

ウィリアムス選手…
今、知ったレスラーです。

おぉーーーー前田選手。
やはり、ニールキックですね〜
そして…ウィリアムス選手脳天から突き刺さってる((((;゚Д゚)))))))
なんて凄い角度なんですか、ダメージなんて微塵も感じさせないくらい暴れてますね〜

さすがの藤原選手も逃げ惑いますよね。
藤原選手が逃げてる姿、初めて見るかもしれない。



悲報を伝えるのも辛いですね。

>ミートさん

ウィリアムス選手<ゴツゴツしてて、記憶に残るレスラーでしたよ。
エルガン辺りがこういう雰囲気身に付けたらいいですよね。

ウィリアムス選手脳天から突き刺さってる…凄い角度なんですか、ダメージなんて微塵も感じさせないくらい<凄いですよね。当時の方がマット固かったはずですから。

藤原選手が逃げてる姿、初めて見るかも<これまたイメージにない画ですよね。
この試合がきっかけで翌週のタイトルマッチを棄権して、そのお陰で木戸がブレイクするんだから…本当にわからないものです。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


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