日本ジュニアヘビーの夜明け(1978)

本日から2日連続で、ジュニアの祭典『SUPER J-CUP 5th STAGE』が、

実に5年10ヶ月ぶりに開催されています。

 新日公式 より
5年ぶりに開催された「SUPER J-CUP」! Jr.最高峰の激闘に後楽園ホールが大爆発!


今でこそ各団体において、ジュニアヘビー級の存在は重要な意味を持っていますが、

そもそも重量級が当たり前だった日本のプロレス界に、

“ジュニアヘビー”という文化を根付かせたのは、

この試合以外に考えられないでしょう。

日本に馴染みのない“ディファジオ・メモリアル”に挑むのは、
WWWFジュニアヘビー級選手権試合

突如、MSGの舞台に舞い降りたシンデレラボーイ。
若き飛龍・藤波

王者は、これも日本では無名の男。
王者エストラーダ

1978年1.23 ニューヨーク・MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)

WWWF認定ジュニアヘビー級選手権試合

カルロス・ホセ・エストラーダvs藤波辰巳

カルロス・ホセ・エストラーダvs藤波辰巳

試合は何もかもが、藤波のペースで進んでいきます。

きれいなサイクロン・ホイップ。
藤波の巻き投げ

レッグシザースのような細かいテクニックも華麗です。
藤波のレッグシザース

エストラーダもだてにベルトを巻いている訳ではありません。

基本的なアームロックの形も様になっていますし、
エストラーダのアームロック

軽量の藤波を豪快に投げ飛ばす力もあります。
豪快な腰投げ

しかし、藤波の勢いは止まりません。

ショートレンジから飛び上がって、
藤波のドロップキックは、

高い位置でヒットするドロップキックのフォームは衝撃的でした。
日本人離れした跳躍力

連発されてエストラーダも思わず降伏のポーズ。
降伏のポーズをとるエストラーダだが…、

しかしこれは誘い水か?

否!!…本当に握手して頭をペコリ(笑)。
そのままかい!!

さらに躍動する藤波は、

さっきのエストラーダ以上に豪快な投げを打ってから、
ダイナミックな投げから、

またしても打点の高いドロップキック。
これまた打点の高いドロップキック

密着技もあります。

手四つからのローリングクラッチは、
手4つからのローリング・クラッチは、

ゴッチさんの直伝です。
神様直伝

何気ないカバーも若さ溢れます。
カバーの仕方も若さ溢れます

ドロップキックが相打ちとなり、
ドロップキック相打ち

再び攻勢に出たエストラーダは、

ボディスラムからトップロープに登って、
ボディスラムから、

勝負を賭けたダイビングのサマーソルト・ドロップは自爆。
勝負に行くが自爆!!

当時のWWWF(現WWE)特有の硬いキャンバスに腰を痛打したところに、

すかさずバックに回った藤波はフルネルソンから、
フルネルソンに捕えると、

一気に後方に反って、
そのまま後方に反り、

誰も見たことのないスープレックス!!
受け身のとれないスープレックス!!、

これぞ原型のドラゴン・スープレックスです。
その名も飛龍原爆固め!!

あまりの急角度にエストラーダの肩は浮き、

3カウントならぬギブアップ勝ち。

この瞬間、プロレス界にニューヒーロー誕生です。
王座奪取

それはまさにプロレス界初の“少年ファン出身のチャンピオン”でした。

エストラーダは完全に失神して大の字。
大の字に失神する前王者

ニューヨークのファンも初めて見る荒技に興奮を隠せません。
NYっ子も熱狂

舟橋アナのインタビューを受ける藤波は爽やかな笑顔です。
舟橋アナのインタビューに答える新王者

逆三角形の体と端正なマスク。

以前にGK金澤氏がkamiproで語ってましたが、

現在の魔裟斗や山本KID以上に女性ファンを会場に引っ張ったのは、

誰あろう藤波なのです。

今のジュニアには、

当時の藤波以上のイケメンもいますし、

当時の藤波以上の高度な技を持つ選手がたくさんいます。

しかしそのルーツである当時の藤波のような、

“華”は未だに出逢っていません。
まさにヒーロー誕生の瞬間です!!

『SUPER J-CUP 5th STAGE』は、

明日、優勝者が決定します。

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tag : 藤波辰巳 カルロス・ホセ・エストラーダ WWWFジュニアヘビー

comment

Secret

No title

こんばんは!この試合は!フィニッシュシーンは何度か見たことあるんですが、試合全部はなかったので興味深いです。

フィニッシュは確か、ぶっつけ本番なんですよね。しかし、藤波若い!晩年の迷走ドラゴンが想像できない爽やかさですねえ!

>H.Tさん

こんばんわ。

フィニッシュシーンは何度か見たことあるんですが、試合全部はなかった<内容はそれほどじゃないんですよ。
むしろフィニッシュシーンが全てと言うか。

しかし、藤波若い!<まだインタビュー聞き取れるんですよね(笑)

No title

藤波の出現は、本当に衝撃でした。特に、あのドラゴンスープレックス!
当時は、考えられないような技でしたね。ドラゴンロケット(トペ)にも、度肝を抜かれました。

当時、私がプロレスをテレビ観戦していると、母親は眉をひそめたものですが、この若きドラゴンにはすっかりハートをわしづかみにされたようで、藤波の出番の時だけは、一緒にテレビの前に座ったものです。

そういえば、あの頃、新日に来日し、藤波とも戦ったマスクト・カナディアンというレスラーがいましたね。覚えていますか?
私の記憶が確かならば、正体は、若き日のロディー・パイパーだったような・・・。

>オーハさん

藤波の出現は、本当に衝撃でした<それまで日本人がそれほど得意としていなかった技のオンパレードでしたよね。

母親は眉をひそめたものですが、この若きドラゴンにはすっかりハートをわしづかみにされたようで<思えば女性ファンを確立した最初の日本人レスラーだったかも知れませんね。

マスクト・カナディアン<もちろん覚えてますよ。
凱旋帰国前にロスかどこかでもやりませんでしたっけ?
全身コスチュームで…のちに藤波とやったグラップラーも思い出します。
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Author:紫レガ 
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