闘魂の重圧~後編~(2004)

前編からのつづきです。

高山の攻撃は止みません。

あくまでパンチは顔面へ、
さらに殴る!

中邑も必死に打ち返しますが、
打ち返しても、

重い一発が返ってきます。
倍返し

さらにD・マードックばりのエルボースタンプ。
毒針には、

モロに骨折箇所に食らった中邑は悶絶です。
悶絶

試合前に高山は中邑を称して、「見た目は最近のカッコイイ普通のあんちゃん。でも中邑は命を差し出して闘っている」と語っていました。

そこに対する高山流の賛辞は、とにもかくにもえげつないのです!!

顔面を打ち上げる膝蹴り。
さらに膝!!

倒れた中邑の顔面には全体重を乗せて踏みにじっていきます。
踏みつけ!

中邑も意を決して高山の顔面にナックルを返していきます。
ナックルを返す

再び下からの三角締め…天山を破った技(参照:バクチ人生の始まり)へとつなぎますが、

ダメージの浅い高山はまたしても軽量の中邑を持ち上げていきます。
下からの三角はまたも持ち上げられ…、

しかしこれは誘い水。

中邑は足を取って腕十字に切り替えます。
切り返した

ガッチリ極まりました。
腕ひしぎ逆十字

しかし百戦錬磨の高山は一瞬のタイミングを逃さず返します。

一気に行きたい中邑は間を置かずにタックルへ行きますが、

ここで膝の迎撃!!
ここで膝!!

何とかカウント2で肩を上げる中邑ですが、

高山の攻撃はさらに激しくなります。

何発かの膝蹴りを挟んで、ハイアングルの抱え式と、
ハイアングル・バックドロップから、

正調テーズ式のバックドロップ2連発。
ヘソで投げるバックドロップ

しかしこれに対して中邑はすぐに起き上がるんです。

もちろん大晦日のアンチテーゼ(参照:誇り高き赤っ恥。)です。

当然、高山は何発もぶち込んでいきます。

中邑「なんだコラァ!!」

ここでこの蹴り!!
顔面蹴り!

さらに走りこんでの膝!!
飛び膝!!

これも中邑はカウント2でキックアウト!!

「もういいだろ中邑」と言わずにいられない場面です。

鼻が折れてるんですよ、

23歳のグリーンボーイですよ、

他団体間の星の貸し借りが当たり前となったこの平成のマット界に、

こんなプロレスラーが何人いますか?…

高山はザ・フィニッシュとも言えるエベレスト・ジャーマンにいきます。
エベレストジャーマンを、

これを食らった上で中邑は高山のリストを取り、
切り返して、

ポジションを移行して、
腕を取り、

チキンウィング・アームロック…ダブル・リストロックで一本勝ち!!
絞り上げる

当時既に“帝王”の異名を欲しいままにしていた高山を相手に、

UWFインターナショナルをルーツに持つ高山を相手に、

サブミッションでギブアップを奪うことが、どれだけ重いことか…

そして会場のいたる所にある散らばった先人達と同門からのプレッシャーとジェラシー、

何よりも“神”の目の前で年間最大の興行を締め括る重圧。
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中邑真輔“神”と闘う“資格”を持つプロレスラーだと思います。
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tag : アントニオ猪木 中邑真輔 高山善廣 IWGP NWF

comment

Secret

今、思い出すと・・・

こんにちは。以前、お邪魔させて頂いたしんたんです。
この試合は、当時、見るのがあまりにも辛かった事を思い出しました。
「何で?ここまでやるの?もう良いよ」と私も思いました。
高山という大きな大きな壁に、跳ね返されても、跳ね返されても、挑んでいく真輔の姿は、本当に、切なかった。
総合で、イグナショフ戦でも、立ち上がり、まだ、戦える意思を示したけど、試合と止められてしまい敗戦。
帰り道で、真輔は「負けてねぇよ!」と怒りを露にしました。
これが、中邑真輔の魅力でもありますよね?この時の、ギラギラしたものが。この高山戦、前編から、拝見させて頂きましたけど、最後は、泣いてしまいました(お恥ずかしい)当時も、泣きながら見ていた。
ギラギラした中邑真輔は、本当に、カッコ良かったです。
ありがとうございました。

>しんたんさん

こんばんわ。お久し振りです。

当時、見るのがあまりにも辛かった<この試合で中邑に感情移入した人間は多かったと思いますよ。
ベテランファンのほとんどは「中邑は格闘家寄りのレスラー」という認識でしたが、あの“覚悟”を見たら…他の若手以上に新日本プロレスでした。

イグナショフ戦…帰り道で、真輔は「負けてねぇよ!」と怒りを露にしました<本当に勝つ事と負ける事に対して人一倍の思いがある選手なんですよね。

これが、中邑真輔の魅力…この時の、ギラギラしたものが<やっぱりね、プロレスラーっていうのはこういう男ですよ。
世の中に打って出たくてたまんないんでしょうね。
もちろん猪木もそうでした。

No title

高田VS天龍戦で試合前のコメントで天龍が高田を少し認めるんですよね。
「今見渡して、本当の意味で本当のエースなのは高田1人だけ。」
みたいな・・・・全然違うか!?

高山に憧れてプロレスラーになる。かなり薄く、マニアックな人でしょうけど、他人の人生を巻き込む色気はありますよね。

>ケツさん

高田VS天龍戦で試合前のコメントで天龍が<そこ私、忘れてますね。
今度ビデオ見返してみます。

高山に憧れてプロレスラーになる。かなり薄く、マニアックな人でしょうけど<誰かが昔言ってましたけど、「でかいだけで(チケット)1000円分(の価値ある)」っていう部分ありますよね。
高山の場合、顔の怖さでプラス1000円、ロープ跨ぎで1000円、試合後のマイクで2000円、試合で5000円ですから…10000円のチケットなら一人で元取れますね。

No title

こんばんは!これエゲツナイ試合ですよね。確かこの時食らったヒザ蹴りがボマイェへと繋がってるんですよね。試合後の中邑の顔もボコボコですね。

高山からサブミッション1本で思い出したんですけど、総合でサップに腕十字取られた時は、ショックでした。

来年は中邑の歴史に残るようなアクションに期待したいです。

>H.Tさん

こんばんわ。

この時食らったヒザ蹴りがボマイェへと<イグナショフ戦と合わせてそうですよね。
ふと思ったんですが、この時もしも猪木祭で、高山vsミルコが行われてたら…どういう結果だったんでしょうね。

高山からサブミッション1本…総合でサップに腕十字取られた時は、ショック<あれも…サップの親指が高山の目に入ったんですよね。
そこから一気に力で極められたようです。

来年は中邑の歴史に残るようなアクション<結局、『過去と闘う』究極の形が、猪木vsアリ超えでしょう。
今なら…やっぱりヒョードル戦ですよね。

リングサイドにはジョシュバーネット選手もいらしたんですね。


この試合は観ております。

とにかく高山選手の膝蹴り、ナックルパンチ、エルボースタンプ?体重乗せ。
見ていて恐ろしかったです。
あの風貌いつ見ても苦手です。(嫌いという意味ではありません)

何度も、もう終わって。
と思いました。
普通なら ” もっと見たい ”となるのに…

でもそれだけインパクトがあり、負けたく無い!という中邑選手の執念が勝る試合だったと思いました。

>みーさん

高山選手の…見ていて恐ろしかったです<パッと見て怖さが伝わる、って昔はほとんどそういうレスラーばかりだったんですよね。

何度も、もう終わって。と思いました<凄まじい攻めでしたよね。
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