売名行為という名の勇気

前王者の棚橋を退けて、昨夜IWGP2度目の防衛に成功した中邑真輔(参照:輝き、未来、そして最強。)。

一夜明け、恒例の記者会見において次の挑戦者が希望通りの永田裕志で決定しました。
中邑会見

 新日公式 より
IWGP王者・中邑が次期挑戦者・永田についてコメント/「DESTRUCTION’09」一夜明け会見

中邑
「棚橋弘至、昨日、試合後に言ったことと同じですね。リング上でしか伝わらないもの。言葉ではなくて、そういうもので何か伝わるものはあったんじゃないかと思います。まぁ、リング上から永田選手を指名させていただきました。昨日の今日でもうチャンピオンシップが決まるとは思ってなかったですけど、愛知では前シリーズ(『G1 TAG LEAGUE』でのフォール負け)の借りを返させてもらいたいと思います。でも、タッグリーグで負けたというのは、一つのきっかけで過ぎない。永田裕志はIWGPの連続防衛記録(10)を持っている。それも今のIWGPにおいては、単なる過去の実績にしか過ぎない。ただ、あの時期の勢いであったり、精神力であったりというのは、まざまざと見せ付けられた部分もあるので、そこは認めるところです。そういう永田裕志が来るのであれば、IWGPヘビー級選手権試合は、自分の理想とする試合ができるんじゃないか。そういう気持ちもあります(以下略)」


昨夜の唐突な指名に疑問符が付きましたが、

要は破壊王を越す連続防衛記録を持つミスターIWGPの首を獲ると。

そこの部分にテーマを持っていくあたり、

中邑の意識は先の先を見ているんでしょうね。

和製レジェンドキラーとしての中邑の行動力ときっかけとなったであろう永田のコメントをGK金沢氏は分析しています。

 kamipro.com より
11/09猪木、橋本、武藤、そして永田への戦闘宣言! 棚橋との決闘を制した王者・中邑に覚悟を見た(金沢“GK”克彦の『プロレス村役場ドットコム』)

さらに、次期挑戦者として唐突に永田裕志を指名した。表向きの理由は「G1タッグでフォールを奪われているから借りを返す」だった。指名された永田は「そんなつまらない理由じゃないだろ。もっと自分をさらけ出してみろ」と指摘した。そう、中邑の本心は違う。猪木、橋本、武藤に続いて、現実的な敵である永田を指名したのだ。なぜなら、永田は新日本の公式ホームページのインタビューで、中邑をバッサリ斬り捨てた。「俺なんか純粋にIWGPに挑戦したのは4回だけ。そのうち2回獲ってる。じゃあ、君たち(中邑、棚橋)は年に何回挑戦してるの? それで輝きがないっていうのは、自分で吐いた唾を飲み込んでいるようなもの。それに本当の意味でアントニオ猪木に喧嘩を売ってきたのは、あの独自のスタイルを作り上げた棚橋のほうじゃないの」

永田らしい説得力のある言葉。これに中邑が反応しないわけがない。(略)中邑はつねに周囲の情報を敏感にキャッチしている男なのだ。だから、永田発言に対しても、リングで答えを返そうというのが今回の逆指名なのだろう。


確かに過去の永田の防衛戦は内容が濃かったです。

ただ、高橋本や総合格闘技ブームなど最も厳しい時代のチャンピオンとして、

防衛を重ねれば重ねるほど苦言を呈される悲劇の王者でもありました。

ある意味、最もタフなIWGP王者だったかも知れません。

しかしそこを何としてでも乗り越えなくては中邑の理想には近づけないでしょう。

トップレスラーたちの過去の名言を引用しての締め括りも恒例となりつつありますが、

きっかけとなった猪木発言については、

― ここに至るまでいろいろあったが、それに関してはいったん区切りがついた?

中邑そうだね。まぁ、またどこかで何が起こるか、わからないのが世の中、社会、プロレス界だから。自分も歩みをやめたわけじゃない。一つのことが起きて、そこで何かが生まれ、また次、何かを起こせば、また何かが生まれるでしょう。以上です」


…とやはり改めて終結宣言?

でもここを軸としていかないと、何のためにあそこで声を振り絞ったかわからなくなります。

前回記した「猪木、小川、高田」と言う部分は、

それぞれが異なる理由からですが、

中邑自身が最初に理由付けした“世間”に向けての闘いであるわけですから。

かつてのミスターIWGPこと破壊王・橋本真也はまだトップに立つ以前から、

「他流試合するなら、敵は鶴田、天龍、前田しかいない!!」と宣言し、

各方面から大目玉を食いましたが、

初心貫徹で、天龍と闘う機会を得た途端にストーカーの様に追いすがり、

いざ対戦が実現すれば本当にぶち込んでいきましたから。

中邑もこんなことで面倒くさがらないで、

何度も猪木の名を叫んでいけばいいんですよ。

売名行為の何が悪いんだって。

売名行為すら出来ない人間が多すぎてプロレス界がこんなになっちゃったんだから。

売名行為も立派なプロレスなんですよ。

それも含めてストロングスタイルなんですよ。

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tag : 中邑真輔 永田裕志 IWGP

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「これはU.W.F.」だよ!

紫レガ様、いつもお世話になります。カクトウログ様経由で上記コメント目にしました。元ゴング金沢さん、山ちゃんなど実況席メンバーの意見が一致したようです。今週の放送なのでまだ試合内容はわかりませんが中邑選手はロープワークをひかえた試合をしたようですのでこのような展開になったのでしょうね。ものすごく楽しみです。

>タキトさん

いつもありがとうございます。

元ゴング金沢さん、山ちゃんなど実況席メンバーの意見が一致したようです<その部分に関してはどうでしょうね。
単に掌打の打ち合いを指してるのか? ロープワークのない攻防を指してるのか?
ロープに走らないで打ち合うってのは猪木vs大木なんですよね。
UWFというのは互いに格闘技術持った人間同士のプロレスリングです。

中邑選手はロープワークをひかえた試合をしたようです<今後はロープを使っても尚且つ緊張感出せたら、もう本物でしょうね。
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