高山に柔道の罠!?~後編~(1993)

前編からの続きです。

高山が柔道家と初めての試合を行ったのは、1993年の事です。

相手は往年の名ヒール、“黒い猛牛”バッドニュース・アレンです。
“黒い猛牛”バッドニュース・アレン

「柔道家…って、アレンかよ」という声も聞こえてきますが、

ご存知の通り1976年モントリオール五輪で93キロ超級の銅メダリストです。

れっきとした世界トップクラスの柔道家です。

日本での主戦場であった新日においてはブッチャー軍団の副将をはじめとして、

ヒールの役どころで、反則を得意としていましたが、

92年にUインターへ電撃移籍を果たしてからは、

自身の格闘スキルである柔道殺法全開で闘っていきました。

さて、本題に入りましょう。

1993年5.6 日本武道館

バッドニュース・アレンvs高山善廣
の初戦からです。
B・アレンvs高山善廣

Uインターという団体では、名のある外人に対しても若手が遠慮する場面というのは少なかったと記憶しています。

高山も例外ではなく、ファーストコンタクトから腰の入ったローを一発。
初っ端からロー一発

さらにアレンの巨体を引き抜いてのジャーマン。
ジャーマンで投げきる!!

さすがにまだエベレスト式ではありません。

しかし、この遠慮なしの高山に、

アレンも力で応えていきます。
もちろん返礼は柔道技術。

小内刈りのスピード…まるで道着を掴んでいるかの様な崩し方です。
アレン絶妙の小内刈り1

アレン絶妙の小内刈り2

組んではすぐに投げていきますが、

その秘密はこの右手。
引き手に注目

相手の左手首をガッチリ捕えて“引き手”を効かせている訳です。

これ柔道の基本ですね。
組んでは引き手を捕えて、

後はこの足捌き。
払い巻き込み

重いリングシューズを履いていながら裸足の様なスピード感。

さんざん投げまくってから、

最後は速攻の体落し。
最後は体落しから、

そして腕十字で、
十字で、

一本勝ちです。
一本勝ち

二人は同年7.18両国国技館でも再戦しました。
2度目のアレンvs高山

ここでも高山は序盤から飛ばします。
再びガンガン行く

アレンは巧みにタイツを掴んでの体落し。
体落し

そして得意の小内刈り。
小内刈り

そういえば長州もvsUインター・テイクダウン用として、

小内刈りを多用してました(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.9~安生洋二が生まれ変わった日~グラップラーRIKI)。

その小内が耐えられれば、
小内を耐えられれば、

連続して、そのまま大内刈りにもっていきます。
連続して大内刈り

高山も負けじと打撃で活路を見出しますが、
高山は打撃に活路を開き、

走りこんでのサッカーボールキックで、
反則のサッカーボールキック、

アレンの顔色が変わります。
アレンはスクっと起き上がり、

年季の入ったエルボー連打から、
エルボーバットでなぎ倒す

左の掌底フックが、
さらに放った左の掌底は、

高山の目を捉えて中断。
高山の目を直撃

最後はまたも速攻の体落しから、
最後は一気に体落しから、

十字という黄金パターンで、
再び十字で、

2連勝です。
2連勝

今は亡きバッドニュース・アレン。

ここまで柔道技術をリングで活かしたのは凄い事だと思います。

そして高山。

柔道やってた方なら御理解いただけると思いますが、

当時の肉体って非常に投げに入りやすい体型してるんですよね。

小川にしてみても高山を投げまくるというのが、

思い描く試合展開でしょうか。

やっぱりドン・フライとの一戦(参照:真の目標達成とは!?)の様なものを、
乱打戦

今でもかすかに期待してしまいますが、

しかし無理もしてほしくない。

でもあえてそこに挑んでいくのが高山という男なんですね。

小川はこれまで体験したことのないプロレスを強いられることになるでしょう。

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No title

こんばんは!自分が新日本プロレスを見始めた時のアレン(ブラウン?)の印象は、タッグマッチとかで、よく捕まる外国人といった印象でした。それがあっただけにUインター参戦時のアレンには驚きましたね。こんな強かったんだ!と。

高山の重い打撃に小川が苦しめられるような気がしますね。殺気だった試合を期待したいです!

>H.Tさん

こんばんわ。

いよいよ明日ですね。

アレン(ブラウン?)の印象は、タッグマッチとかで、よく捕まる外国人<はっきり言ってジョバーの役割が多かったですが、以前記事にしたM・スーパースター同様、とにかく大きくて頑丈でしたね。

殺気だった試合を期待したい<あの二人ですから、そこは最低条件ですよね。
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