自分は何者なのか?(2000)

明日、開催されるDREAM.12の目玉は何と言っても、

DREAM初の金網導入と、

石澤常光vs柴田勝頼の“プロレスラー対決”でしょう。

柴田は結果こそ出ていませんが、

今やDREAMのリングには欠かせない存在です。

一方の石澤はDREAM初参戦。

しかも総合格闘技自体、久々です。

柴田が、この試合に寄せる想いは強いです。
 kamipro.com より
「聞いてないよ~」桜庭は渋々参戦、中村大介またも試合流れる

柴田
「石澤さんは僕がプロレス・格闘技の世界に入るきっかけになった憧れでもありますし、このタイミングで試合を組まれたということで勝って恩返しをしたいと思います」

「高校のときに自分はアマレスをやってまして、地元の近くにきたときに練習を見てもらったりしました。自分は新日本vsUインターの対抗戦を見てプロレスをやりたいと思って入ったんで、憧れですね。(対策は?)タックルがものすごいうまいんで、そこを注意しながらおもいっきりぶつかっていきたいと思います」


TV中継でも何度か紹介されていますように、

柴田にとってのプロレスとは新日vsUインター…その中でも永田、石沢vs金原、桜庭(参照:封じられた“伝家の宝刀”~前編~~後編~)についての思い入れが強いのです。

とにかく最初に感じた“強さの象徴”が当時の石澤だった訳です。

その尊敬するプロレスラー、石澤との初対決が、

新日のリングではなくDREAMで実現するのはどういった意味を持つのでしょうか?

本日行われた公開計量の記事を読んでみると、

フィリオの代役決定!! 『DREAM』前日計量で全選手がコメント

石澤
「明日は素晴らしい選手と素晴らしい試合をします」


柴田
「柴田です。明日は自分がこの世界に入るキッカケとなった石澤さんとの対戦なので勝って恩返しをしたいと思います。よろしくお願いします。以上!」


石澤の方は相変わらずと言うか、淡々と語っていますが、

柴田の方は勝って恩返しする以上に、

自分が歩んできたプロレス道…総合格闘技への転戦も含めた、

これまでの道を確認する一戦にしたいはずです。

かつてのライバル、中邑の言葉を借りるなら、

「自分は何者なのか。その確認、証明のために闘う」(kamipro №140 より)のでしょう。

かつて石澤も、

“自分が何者かを確認するための闘い”に打って出たのですから。

それはアントニオ猪木が、PRIDEに初登場した真夏の暑い一日。
猪木PRIDE初登場

新日以外のリングで123ダー!

ライオンマークを背負って、
「遂に、山が動いた」

普段のマスクを脱いだ石澤常光は総合格闘技に挑んでいきました。
石澤PRIDE初参戦

2000年8.27 西武ドーム

PRIDE.10

石澤常光vsハイアン・グレイシー

石澤常光vsハイアン・グレイシー

石澤は自身のマスクを被ったセコンドを従えて現れました。
二人のカシンを従えて入場

相手は“グレイシー一族最狂”こと今は亡きハイアンです。
目がヤバイ!故ハイアン

幾分固さは見えますが、同時に自信も垣間見える石澤。
固い表情の石澤

試合は始まりました。
ゴングが鳴った

数秒のお見合いから、

飛び込んでいったハイアンに、
ハイアンのタックル

固さのある石澤の反応が遅れます。

がぶって対処しましたが、ここはリング。

気がつけばコーナーポストを背にして、身動きがとれません。
ガブって対処した石澤だが、

離れ際…

プロレスラーの性でしょうか、

両手を広げてがら空きになった石澤の顔面めがけて、

ハイアンは猛ラッシュ。
離れ際の連打で、

倒れる事も出来ない石澤は食らい続け、
ストップ!!

あっけなくゴング。
意識の飛んだ石澤

喜ぶハイアンと、
歓喜のハイアン

ただ呆然とする石澤。
茫然自失の石澤

愛弟子(参照:続・ちょっと足を、やっちゃいました…猪木vs石澤スパー続編)の惨敗に言葉を失う猪木。
複雑な表情の猪木

後にしっかりとリベンジは果たしましたが、

石澤の心の中にも、

柴田の心の中にも、

我々ファンの心の中にも、

残っているのはこのときのKOシーンだけです。

明日、二人のプロレスラーは金網の中で、

我々の心にどんな場面を残してくれるのでしょうか。

そして中邑真輔が、

プロレス界の渦中にいる今、

柴田勝頼は、

総合格闘技のリングにおいて、

自分が何者なのかを確認できるのでしょうか。

関連記事
スポンサーサイト

tag : アントニオ猪木 石澤常光 ハイアン・グレイシー 柴田勝頼

comment

Secret

No title

こんばんは!ハイアン戦懐かしいですね。あのKOはショックでしたよね。石澤なら勝ってくれると思ってましたよね。

柴田vs石澤in金網ってピンとこなかったんですが、柴田のエピソードを聞いて少し興味湧いてきました。これ精神的にきついのは石澤かなと思えます。負けれない石澤にも注目したいです!

No title

僕は簡単にタックルを獲られたのがショックでした。猪木さんは全日本やアメリカのプロレスを引き合いに出して、ロープ際の重要性を説いてましたね。それにしても猪木さんの表情がいいですね。

No title

いつもお世話になります。
プロレス心をくすぐられる内容でしたね。
やはり見ているものは二人の行き方の背景に魅せられ見入ってしまいますね。
カシンは相変わらずでしたねw試合前も試合後も。
柴田は強くなったと認めていましたが、船木鈴木に対して「柴田は頑張ってんのにお前ら逃げるな」と発言していたのには笑えました。
ドサクサにまぎれて全日本武藤夫人のことも非難してましたね。
近いうちにまた見せてほしいです。

No title

紫レガ様、いつもお世話になります。「DREAM.12」見ました。やはりプロレスラー同士の戦いは見入ってしまいますね。試合後の柴田選手の涙、石澤選手の笑顔が最高でした。
P.S 第8試合の菊野選手がタックルにきた選手をリバースフルネルソンに捕らえたとき「よし!そこから人間風車だ!」と思ったのは私だけでしょうか?

>H.Tさん

こんばんわ。

あのKOはショックでした<当時、本当に「新日がやっと腰を上げた!! さあどうなる!?」って感じでしたもんね。

柴田vs石澤in金網…柴田のエピソードを聞いて少し興味湧いてきました<柴田の原点ですもんね。
彼も中邑と違ったプロレス道を邁進してますね。

>123daさん

簡単にタックルを獲られたのがショック<プロレス界屈指のレスリング技術の持ち主でしたからね。まさかタックルはそれほど巧くないグレイシー一族からあっさり取られたのが信じられなかったですよね。

猪木さんは…ロープ際の重要性を説いてました<86年にUWFが帰ってきた当時も週プロのインタビューで「ロープに飛ぶとか飛ばないとか小さいこと。実際にロープは攻撃にも防御にも重要なんだから」みたいなコメントしてましたね。
リングというものを最大限に利用するのも猪木プロレスの特徴でしたね。

>naokinさん

いつもありがとうございます。

プロレス心をくすぐられる内容<実にドラマチックですよね。
何だかんだ言って石澤は新日出身の誇りもってますね。

船木鈴木に対して「柴田は頑張ってんのにお前ら逃げるな」<「プロレスに逃げるな」って…あのキャラだから言えるのでしょうが、プロレスのリングでまたカシンが観たいですね。

>タキトさん

いつもありがとうございます。

試合後の柴田選手の涙、石澤選手の笑顔が最高でした<いろんな思い…まさに万感の涙だったんでしょうね。

菊野選手がタックルにきた選手をリバースフルネルソンに捕らえたとき「よし!そこから人間風車だ!」<そんなシーンあったんですか!?
桜庭が一度宣言しましたが、総合のリングでの人間風車…見たいですよね!!

柴田選手VS石澤選手
視聴しました。

>ミートさん

ミートさんって凄いですね。

一日に動画で何試合ご覧になってるんですか?
脱帽です。

レガさん、こんばんは。
先程、王子にミートの件 聞いて(ブログにコメントさせてもらいました)みました。
答えが楽しみです🎶

レガさん、この時はまとめていくつかの動画を視聴しました(レガさんのブログのやつ)

今は新日本プロレスの新シリーズが始まったので新日は観ますが、普段は全く観ない日が多いんですよ〜普通にテレビ番組も観てますし。

今日はUWFをYouTubeでチェック(まだ観ていません)していたところです。


>ミートさん

こんばんわ。

新日本プロレスの新シリーズが始まったので新日は観ますが<あ、NJPWワールド入ってるんですね?
どうですか? 良いです?

いつも大した事書いてないのに、コメントへのお返事ありがとうございます。


ワールド、安いから加入したのですが。
大きな大会?会場?
大阪などのビッグマッチなどは解説が入るんですが、それ以外は解説無しなのと、会場の雰囲気が(シーンとしてるのかな?と思ってしまいますが、実際はワールドで観るより盛り上がってるそうです)
また、入場曲が権利の都合で差し替えられてるレスラーの方が居て、テンション下がります⤵︎⤵︎

やはり安い分 仕方ないと思いますし、私の場合は我慢ですね。

テレ朝や?サムライTVで視聴できるならその方がいいです。




子レガちゃん+α を抱っこする為 鍛える所存でございます(爆)



ブログ先に進みますネ。

おやすみなさい☆

>ミートさん

大阪などのビッグマッチなどは解説が入るんですが、それ以外は解説無し<そこの部分って若い方にはどうなんですか? 気になる部分です。
私らはかつてノーTVのビデオとか観てた世代なんで、その辺は気にならないんですけど、実況のない映像を3時間耐えられますか?

会場の雰囲気が(シーンとしてるのかな?と思ってしまいますが、実際はワールドで観るより盛り上がってるそうです)<これも集音機器次第でしょうね。会場で盛り上がってたのに、後日放送見たら「あれ?」なんてのもよくあります。

入場曲が権利の都合で差し替えられてるレスラーの方が居て<そこが私も二の足踏みます。音楽ってやっぱり重要ですよね。

子レガちゃん+αを抱っこする為鍛える所存<αとしましては、抱っこする方でもいいです♡

こんにちは。

少し気になりますし、淋しいかな。


3時間、耐えられます。


>みーさん

3時間、耐えられます<そうですか。素晴らしい。
プロレスがお好きなんですね。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
UFC (1)
最新トラックバック
検索フォーム
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
リンク
来場者数
QRコード
QRコード