追悼・ショア!!(1978)

“プロレスバカ”というプロレス界一、名誉ある称号を持ったレスラーが逝きました。

 kamipro.com より
“プロレスバカ”として一世を風靡した剛竜馬さん死去

プロレスラー・剛竜馬さん(本名・八木宏)は17日未明に神奈川県内の病院で死去した。死因は敗血症。


若くしてスターダムに伸し上がりながらも、

その後、日陰を歩くことの多かった剛。

晩年脚光を浴びた時は、

“プロレスバカ”としてのカルト人気、いわゆるアングラレスラーの代表格でした。

その剛竜馬が、最も輝いた時代。

リアルタイムの記憶は全くありませんが、

私が初めて購入したプロレスビデオにそれはしっかりと収められていました。
炎の飛龍 若きドラゴンの勇姿

二人の若獅子が真っ向からぶつかり合ったチャンピオンシップ。
ショアッ!!

ドラゴンかっこいい

1978年7.27 日本武道館

WWWFジュニアヘビー級選手権試合

藤波辰巳vs剛竜馬

藤波辰巳vs剛竜馬

試合は現在のジュニアとは異なり、

序盤からねちっこいグラウンドの攻防です。
ダブルリストロック

剛のセコンドには“一匹狼”ヒロ・マツダ
師匠マツダが見守る中、

藤波はあくまでもグラウンドで攻める。
複合技

猪木流バックマウント

UWFが世に出したと思われる脇固め。
1979年の脇固め

つなぎ技として、既に藤波は選手権試合に使用していました。

立っては猪木流の張り手を飛ばします。
藤波の張り手、

剛も負けてません。

下から強烈な張り手。
剛も負けていない

アキレス腱固めの攻防もあります。
アキレスの極めあい

繰り返しますが、この試合はUWFが生まれる6年前の一戦です。

二人の攻防に驚くのはグラウンドばかりじゃありません。

藤波のパイルドライバーの角度。
絵に描いたようなジャンピング・パイルドライバー

これこそ教科書通りってやつですね。

この剛のジャーマンも然り。
美しい人間橋はニアロープ

とにかくこの二人、

実に技の型が美しいんですよね。

最後は剛のボディプレスをかわした藤波が、
ボディプレス自爆から、

一気にジャーマンでピンフォール。
藤波がジャーマンでピン

防衛に成功しました。
防衛成功

剛は敗れましたが、
終わってみればノーサイド

翌年には2日天下ながらも、

何と藤波からタイトル奪取。

藤波がヘビー級に転向するまでの間、

WWWF(のちにWWF・現在のWWE)ジュニアのベルトを明け渡したのは、

後にも先にも剛竜馬だけです。

晩年はビデオ出演や引ったくり事件など、

ダーティなイメージばかりのプロレス人生でしたが、

人々の記憶の中にこの時代の勇姿があるなら、

剛自身にとってもそんなに悪い一生じゃなかったと信じたいです。

謹んでご冥福をお祈り致します。

※ROSESさん、メールありがとうございました。

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tag : 剛竜馬 藤波辰巳 WWWF

comment

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No title

本当に残念です・・・

ジャーマン・スープレックス・ホールドは剛の生涯でもそう何回も出ていない秘密兵器でしたよね。実はテクニシャンだったけど、周りに配慮していたのかもしれませんねぇ・・・

ボクが実物の剛を見たのは95年の“夢の架け橋”しかありませんが、あのときの6万人ショア!!のようにファンとしてショア!!でご冥福を祈りたいと思います。

No title

いつもお世話になっております。

本当に残念ですね。
間違いなく創成期の新日本ジュニアも盛り上げてくれた一人でした。
パイオニア戦志や冴夢来プロジェクトなど懐かしいですね。
もう一度会場で「バカ!」と声援を送りたかったです。

ご冥福をお祈りいたします。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

紫レガ様、いつもお世話になります。カクトウログさん経由で剛竜馬さん死去を知りました。また、昭和のレスラーがまた若くして亡くなってしまいました。本当に残念です。剛竜馬選手と言えばやはり上記の試合が真っ先に思い出されますね。自分も試合中のUWFのような関節技の攻防を見て驚いた記憶があります。この試合のビデオテープは本当にテープが切れるまで見ました。この試合には、プロレスの打、投、極、飛の要素がふんだんに詰まっている試合で今見ても色褪せないすばらしい試合です。(自分は剛選手のサイドスープレックスが好きでした。)謹んでご冥福をお祈りいたします。

>流星仮面二世さん

ジャーマン・スープレックス・ホールドは剛の生涯でもそう何回も出ていない秘密兵器<そうですよね。
特に晩年はネックブリーカーとかそういうのばっかりでしたもんね。

実はテクニシャンだった<吉原社長の秘蔵っ子でしたから間違いないでしょうね。

実物の剛を見たのは95年の“夢の架け橋”<あのときねぇ…私も出張で東京にいたんですよ。
でもドームの前までいって入れなかったという(泣)
前田から四天王、北斗に大仁田、さらに剛まで…あの興行は春の奇跡でしたね。

>naokinさん

いつもありがとうございます。

間違いなく創成期の新日本ジュニアも盛り上げてくれた一人<藤波との一連のチャンピオンシップはジュニア版の猪木小林戦ですもんね。

パイオニア戦志や冴夢来プロジェクトなど懐かしい<オリエンタルプロレスもありましたね。
あと平成維震軍の旗揚げ戦でのマイクはシュートだったんでしょうね。

>タキトさん

いつもありがとうございます。

昭和のレスラーがまた若くして亡くなってしまいました<特に今年は功労者の死があまりに多いですね。

自分も試合中のUWFのような関節技の攻防を見て驚いた記憶があります<これ発売された頃、まさしくUWFが新日に“闘いのカムバックサーモン”してくる頃だったんですよ。
藤波の一つ一つの技が新日の流儀を示してましたね。
そういえば国際との対抗戦での阿修羅戦もフィニッシュは三角締めでした。藤波の戦闘用兵器だったんでしょうね。

自分は剛選手のサイドスープレックスが好き<ああ、印象強い技ですね。
けっこう動きが硬いので、投げに重厚感あるんですよね。

剛 カッコイイ

>Жさん

初めまして。
コメントありがとうございます。

剛 カッコイイ<確かにこの試合の剛は輝いてますね。
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