田村、時空を超えゴッチと出会う~前編~(1995)

再び【U】の魂 東京支部のFさんから頂いたDVDです。

スパさんのコメントへのレスでもあります。

高田の引退宣言(参照:7年半の引退ロード)と参院選出馬から、Uインターが混迷した頃。

田村は暫定エースとして、二つの大会を締めました。

対戦相手は旧UWFからの“元祖U系ガイジン”J・マレンコ。
マレンコ兄、Uインター再登場

田村に気負いは見られません。
迎え撃つのは暫定エース、田村

…ところが、この古豪。

若い田村を終始、手こずらせます。

1995年7.13 静岡産業館

田村潔司vsジョー・マレンコ
です。
田村潔司vsジョー・マレンコ

開始早々、

田村の放った前蹴りはいきなりキャッチされます。
いきなり間合いを殺される

「ならば望むところだ」と、両足タックルでレスリング勝負を買って出ます。
両足タックル

すんなり寝てくれないマレンコに、片足タックルへの切り替えから、
片足に移行

バックへまわり、
バックへ、

逆十字へ。
十字に行く

マレンコは難なく逆片エビ固めへの切り返し。
逆片エビで返す

田村は体を転がして脱出。
回転で脱出

この一連のムーブ。

以前も書きましたが(参照:Yoji Anjo Is Alive vol.2【隠れ名勝負数え歌~前編~】)、リングスに行ってからもてはやされた“回転体”という言葉。

しかし本当の意味での回転体が見られたのはUインターでのプロレスリングに於いてです。

その一つがこの試合でもあります。

マレンコ今度はスタンド式の膝十字。
膝十字へ

この形は旧UWFで木戸が藤原を破ったのと似た形になります。

田村は再度、逆十字での切り返し。
再度、十字へ

マレンコは足首を極めての脱出。
足首を極めて脱出

古き良きプロレスリングの匂いがしてきます。

立ち技になるとマレンコはすぐに組み付いて、

がぶりからきれいに投げます。
がぶってからの腰投げ

投げられながらも田村はアンクルホールド。
田村のアンクルホールド

マレンコはクロスヒールホールドでの返し。
マレンコも返す

遂にファーストエスケープは田村からでした。
クロスヒールで最初のエスケープ

すぐに田村は一本背負いで、先ほどの腰投げへのお返し。
田村の一本背負い

しかしいいポジションを取ったのはマレンコ。

これは…
苦悶する田村

コブラ固め!?
コブラ固め???

田村は下からのアームバーで切り返します。
下からのアームロックで返す

立つと、

どんどん前に出てくるマレンコに、

蹴りの間合いが作れません。
蹴りの間合いが作れない

何とかレッグロックで絞り上げますが、
田村のレッグロック

ダメージを与えられぬまま、

逆にフィッシャーマンスープレックスを食います。
フィッシャーマンスープレックスでポイント奪取

やっとの間合いでローを打ちますが、
やっとの思いでローを出すが、

捕えられます。
キャッチされ持ち上げられる

マレンコの、

このとにかく前へ出て間合いを殺す戦術。

どこかで見覚えあるなぁ…と思ったら、

長州ですね。

と同時に、マレンコの体型も含めると、

ゴッチさんがUのリングに上がっていたら、

このような闘い方だったのではないでしょうか。

鉄人テーズに教えを乞うた田村。

前高山のようにゴッチさんから直接教わった訳ではありませんので、

この試合こそが、田村潔司唯一のゴッチ体験だったのではないでしょうか。

後編へ続けましょう。

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tag : 田村潔司 ジョー・マレンコ

comment

Secret

ジョー・マレンコさんはまさに平成?のゴッチさんですね!

紫レガ様!いつもお世話になります。この試合ずーっと見たいと思っておりました。ジョー・マレンコさんはまさに平成?のゴッチさんです。ちなみに自分が好きなプロレス試合ベスト10の中にジョー・マレンコさんとディーン・マレンコさんの兄弟対決(全日本プロレスでのジュニアヘビー級選手権)があるのですがこの試合はまさにかつての国際プロレスでのカール・ゴッチさんとビル・ロビンソンさんの試合をかもし出していて大好きです。ちなみに途中のコブラ固め?となっているところは藤原組の東京ドームでアマチュアレスラーに勝利した「リバース・ヴァイパーホールド」という技と同等の技でしょうか?とにかくこのビデオ探して手に入れたいと思います!

>タキトさん

早速のコメントありがとうございます。

ジョー・マレンコさんはまさに平成?のゴッチさん<その通りですよね。
実際に最期までゴッチさんの世話をしていたのは西村とジョー・マレンコです。公私共に尊敬していたのでしょう。

ジョー・マレンコさんとディーン・マレンコさんの兄弟対決(全日本プロレスでのジュニアヘビー級選手権)<ああ、そうでしたね!! 兄弟で全日上がってましたよね。
異質でしたけど、ハマってましたね当時。
カンナムとかロックンロールとタッグ戦やったりしてましたよね。

途中のコブラ固め?となっているところは「リバース・ヴァイパーホールド」という技と同等の技でしょうか?<いえ、違います。
このコブラ固めは後にU-STYLEで三島☆ド根性ノ介が見せた技です。
ちなみにリバース・バイパーホールドはダン・スバーンがUインター参戦初期にフィニッシュホールドとして使用していましたよ。

No title

こんばんは!ジョー・マレンコの技術は奥深そうですねえ。おそらく寝技の技術って相当なものですよね。言われる田村のゴッチ体験という見方をすると更に興味深いです!

リバースバイパーホールドは懐かしいですね!スバーンは新日に上がった時も誰だったか忘れましたが、フィニッシュホールドとして使ってました。妙に惹かれるかっこよくマニアックな技でした。

No title

こんにちは!
思えば高田もマレンコとはノーレガースでやりましたよね
個人的にはあの試合を見たのもあってヒクソン戦はグランドでも十分対応できると見込んでましたが・・
やはりグランドでのパンチですかね~

この試合もいい試合ですよね
私は田村は練習したことが通用しないベイダー戦が1番好き?かもしれません

素晴らしい!!

リクエストに答えて頂き感謝です!!

この映像から伝わってくる、技術とコンディションに裏打ちされた『カッコよさ』
が自分にとってのプロレスリングなんだなーと再認識させられましたよ。

プロレスはカッコよさ、美しさで勝負すべきだと個人的には思ってます。
もちろん広い意味でですが。

続編も待ち遠しいです!!

>H.Tさん

こんばんわ。

ジョー・マレンコの技術…おそらく寝技の技術って相当なものですよね<ほぼゴッチさんの師範代といってもいいんじゃないでしょうか。
旧Uに来た時も衝撃的でしたが、今さらながら田村戦見て、その技術の高さに驚きました。

リバースバイパーホールドは懐かしいですね<見栄えのする技ですからね。
スバーンについては極めの技術が低かったそうですから、Uのマットにおいてはうってつけの技だったんでしょう。

>Fさん

こんばんわ。
今回本当にありがとうございました。

高田もマレンコとはノーレガースで<あの時の高田は新鮮でした。

ヒクソン戦はグランドでも十分対応できると見込んでましたが…グランドでのパンチですかね~<当時田村も言ってましたが、グラウンドでのパンチが加わっただけで全く違う技術が必要になってくるらしいですからね。

私は田村は練習したことが通用しないベイダー戦が1番好き?<あの試合なんかも案外全日っぽいですもんね。

>スパさん

大変遅くなりましたが、喜んで頂けましたでしょうか?

技術とコンディションに裏打ちされた『カッコよさ』が自分にとってのプロレスリングなんだなーと<それこそ田村や船木、かつては前田、高田も描いたUWFの理想なんですよね。
とにかく強くなる為の練習をするのがUの選手なんですよね。

プロレスはカッコよさ、美しさで勝負すべき<そうですね。
私の場合はそこに“奇抜さ”や“胡散臭さ”も存在して欲しいんですよ。
紫レガとは?

紫レガ 

Author:紫レガ 
45歳のプロレス話


長州、これは俺のブログだ。

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