緑のマットでの崇高なる“闘い”~中編~(2001)

昨日(参照:緑のマットでの崇高なる“闘い”~前編~)のつづき、

行きましょうか。

激しい打撃戦をエルボーで切り抜けた三沢は、

続けざまにバック・スピンキック。

これは高山がしっかりキャッチ。
バックスピンキックをキャッチさせて、

そこへ素早く三沢は柔道流のカニバサミから、
カニバサミから、

珍しい膝十字固め。
膝十字、厳しい角度

腕ひしぎ以上に「女の子にはわからない」技である膝十字を繰り出す三沢も珍しいですが、

入るまでのスムーズな連係はさすがという他ありません。

こういう動きが自然に出来てしまうのが、三沢の凄さですね。

しかし、そういう闘い模様になれば、

高山にも意地があります。

一発の膝蹴りで逆転し、
一発で形勢逆転、

さらにハイキックが後頭部にクリーンヒット。
追い討ちの右ハイキック

エベレストジャーマンを2連発。
エベレストジャーマン

もう一発!!

いずれもカウント2で返されると、

高山は三沢の背中にサッカーボールキック。
後ろから蹴り、

続けざまに前から蹴ると…、
前からも蹴ると…

アクシデント発生。

三沢の顎が横に切れてしまった。

そこに容赦ないマウントからのエルボー連打。
顎を切った三沢にマウントエルボー

一気に腕十字へ、

ここでも三沢はすぐにエスケープ。
さらに十字

前回も書きましたが、

三沢は極められると何の躊躇もなくロープへ足を伸ばします。

プロレスのリングやルールを有効に利用する…これ当たり前ですよね。

ロープに逃げることを恥じるレスラーがいますが、

その行為自体がプロレスの一部なので、

それこそ矛盾しているという事です。

さらに高山がもう一度エベレスト・ジャーマンを狙うと、
もう一度バックを取ると、

三沢はエルボーで返します。
三沢エルボーで返し、

すかさず左、
左から、

右と、ワンツー。
右のワンツー

高山はダメージ強。
効いた…

首を血に染めた三沢も痛々しいです。
三沢も痛々しい、

わざかな隙を突いて高山のニーリフトで三沢の体が浮きあがります。
また膝!!

もう一度ジャーマンを狙いますが、
さらにバックを取ると、

三沢はクラッチを切って脱出すると、
切り返して、

これまた珍しい脇固め。
脇固め、

そこから秘密兵器の裏十字に移行し、
さらに裏十字

さらに腕ひしぎ逆十字固め。
おまけに逆十字

高山が相手だと、

ここまでいろんな引出しが使われます。

高山はしつこく極めに来る三沢を持ち上げて、
高山持ち上げて、

叩きつけます。
落とす

それでも三沢は下から、
それでも下から、

極めにいきます。
十字へ

通常、こういった“粘っこいプロレス”を嫌う三沢ですが、

決して「できないからやらない」のではなく、「できるのにやらない」ということです。

 三沢光晴の「美学」-鮮烈な“男の生きざま”を徹底検証!(週刊プロレススペシャル 225) より

高山
「あの人は、なんていうか、普段はいつもの流れのなかで生きているけど、ここぞというときのアレは全然違いますから。だから、相手によって変わるんでしょうね。叩けば響く、といえばこっちが偉そうにいい過ぎかもしれないけど、殴れば倍になって返ってきますからね」


引き出しはたくさんありますが、

むやみに開ける様なことはありません。

その奥行かさが、

三沢光晴のプロレスなのでしょう。

もう一丁、つづきますよ!!

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tag : 三沢光晴 高山善廣 GHC

comment

Secret

No title

こんばんは!「できないからやらない」のではなく、「できるのにやらない」は、三沢のカッコイイ所ですね。魅力ありますよ!

引き出しの多いレスラーでしたね。素晴らしいレスラーでした!

No title

ボクはこの試合、見たことがないんです・・・
後編、楽しみにしています!!

No title

すべてをひっくるめて総合的に素晴らしい
レスラーでした!
ああ、過去形にはしたくないですが・・(涙)
どの格闘技にも勝てる、
どこに出してもおかしくない、のようなことを
言っておられましたよね。納得です!
同時に、命を削っているのも、痛いほどわかって・・;;
しかし、試合を観てやめろというより応援する覚悟を持ちたく
なってしまう自分も、いました。複雑な気持ちです。。。

>H.Tさん

こんばんわ。

「できるのにやらない」は、三沢のカッコイイ所<試合映像を振り返るに付けそう思いますね。
ですから晩年のお腹の出た肌艶の悪い状態を見ると…何とも言いがたい気持ちになります。

>流星仮面二世さん

ボクはこの試合、見たことがないんです<全日社長になってからノアの初期、私はこの時代の三沢が大好きですね。
どんな相手にも対応してますし、強さを感じるんですよね。

>YYさん

すべてをひっくるめて総合的に素晴らしいレスラーでした!<まさしくそうですね。

命を削っているのも、痛いほどわかって・・<形は違えど桜庭和志の生き方もそうですよね。
彼も“覚悟”と共にリングに上がってます。

しかし、試合を観てやめろというより応援する覚悟を持ちたくなってしまう自分も、いました<でもそれがファンですよ。
ああいう試合してるレスラーに「危ない! もう辞めて!!」と言うのは、甚だ失礼ですもんね。

先程のブログ内容でコメントに書こうか迷ったんですが指が動かず。。

そうなんですよ、痛さが分かっていない
腕ひしぎ(本当にお恥ずかしい)


この試合も観ていませんが、私が観た試合の印象と違います。
腕ひしぎ、膝十字、脇固め、裏十字・・・
本当に引き出しが多いんですね‼︎
しかも三沢選手のエルボーがこんなに強烈だったとは改めて驚きました。
こんな試合があっただ〜〜〜。

>みーさん

痛さが分かっていない腕ひしぎ<いや痛さを知る場面はないと思いますよ(笑)。

腕ひしぎ、膝十字、脇固め、裏十字・・・本当に引き出しが多いんですね‼︎<相手が高山だからというのもあるんですけど、引き出しは本当に多いレスラーでしたよ。

エルボーがこんなに強烈だったとは改めて驚きました<みーさん! 三沢=エルボーですよ!!

単なる痛め技だったエルボーをフィニッシュに進化させたのは偉業だったと思いますね。
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