Yoji Anjo Is Alive vol.9~安生洋二が生まれ変わった日~

前哨戦(参照:長州のプロレスリング)において先勝したUインター軍でしたが、

1995年10.9 東京ドームでの全面戦争は第1試合から負けがこんでいました(参照:封じられた“伝家の宝刀”~前編~~後編~忘れえぬ“熱い男”)。

ほぼ会場を埋め尽くした新日ファンにとってはイケイケ、

少数派のUインターファンにとっては重く沈んだムードで、

二人は入場してきました。

大ブーイングの中、安生登場

長州は気迫満点

長州力vs安生洋二の一騎打ちです。

申し訳程度のガードで前進する長州

ゴングと同時にどんどん前へ出る長州に、

安生は押されつつタックルに行きますが、

タックルはガッチリ受け止める

ガッチリと受け止められます。

ならばと打撃に切り替えるが、

これも効きません。

膝も効かない

どんどん前に来る長州は安生をコーナーに追いつめて、

コーナーに詰めると、

顔面に頭突き連発。

パチキ!!

展開を変えんと安生は低いタックルに行きますが、

長州は見切ってこれも不発。

安生の片足タックルは空回り

逆に長州の秘密兵器である小内刈り。

長州得意の小内刈り

再び打撃で行く安生。

どうにも攻め方が定まりません。

顔面に左ハイ

ここで長州は動き出します。

ナックルパートの連打から、

長州怒りのナックルから、

長州キック。

長州キック

それならと安生もミドルからソバット。

ローリングソバット

長州の弱点である足狙い。

しかし長州は顔色を変えずエスケープします。

膝十字はエスケープ

再度ミドルキックを受け止めると、

ミドルを受け止め、

持ち上げて、

持ち上げると、

豪快に叩きつけ、

一気に叩きつける

後頭部を痛打したところにサソリ固め狙い。

サソリに行くが、

これを安生は膝十字で返します。

膝十字に切り返す安生、

またしてもあっさりエスケープ。

長州はすぐにエスケープし、

ここからイッキです。

ひねりを加えたバックドロップ!!

バックドロップ

フラリと立ち上がったところにリキ・ラリアート!!

リキラリアート

そしてガッチリとサソリ固め!!

必殺フルコースです。

そしてサソリのフルコース!!

ゴングが鳴っても長州の気迫はとどまる事を知りません。

ギロリ

試合後の会見も両者は対照的。

安生
「まあ今日は確かにいいのを一発食らったわ。新日本いい団体だわ。2日後に試合があるんで
(参照:長州 in UWF)、あんまり無理しなかったんですけど…でも負けは負けですから。負けをね、これをね、バネにね、まだまだ行きますから。(略)でもまぁ気持ちいいね…まぁ負けは負けだったけど、気持ちいい負けだったわ。ま、これで僕も心改めて、謙虚な男に生まれ変わりますよ(笑)。誰も信じてないみたいですけど、これが僕の本心ですよ。(過激な発言はしない?)ええ、しばらくは(笑)。(略)謙虚 is BEST。どうもありがとうございました」


ミスター200%改め謙虚 IS BEST

長州
(キレましたか?)いやキレちゃいないよ。まぁ結果的にはもう予想してただろ。一緒だな。(Uインター勢との)差はあるよ。安生もキラしたくなかったんじゃないか。勇気ないよな、あぁ。まぁキラしたって一緒だろ。でもキラさない限りは勝てないよな、多分。でも俺の勝負はそっからだから、あぁ。まぁキレていいのいか、悪いのか…な。コンディションはいいんだよ俺は。最っ高にコンディションはいい」


「キレちゃいないよ」

しかし互いに清々しい表情ということだけは共通してます。

長州にとってはこのときのセリフを10数年後に若手芸人によって掘り返されるとは、当時予想だにしていなかったでしょう。

そして安生はこの会見をきっかけとして、路線変更。

その後、ミスター200%としてゴールデンカップスでブレイク。

確実に90年代後半のマット界に爪痕を残しました。

 高山善廣 (スポーツアルバム (No.7)) より
安生洋二×山本喧一 ザ・ゴールデンカップス対談

安生
「それまでは殺伐とした雰囲気があって、それが俺にはストレスになっていたのかもしれない。殺伐としたものも奥底には持ってるんだけど、自分を売り出すということではいい加減な部分を出したほうがいい。でも、(対抗戦では)殺伐とした部分だけがクローズアップされてたから。自分の中でもいろいろ、こんがらがってたんでしょうね。それが長州さんと東京ドームという舞台で闘って、リキラリアットを食らって、すべてが吹っ切れた」


これがまさしくプロレスラー安生洋二の生まれかわりの日。

その後にもSBでのマンソン・ギブソン戦、U-JAPANでのジアン・アルバレス戦、はたまたK-1JAPAN参戦と、

いわゆる“そっち方面”の挑戦がつづきましたが、

どれも結果が出ず…。

もしもこの長州戦がなかったとしたなら、

安生洋二は果たしてどんな選手生活を送っていたのでしょうか。

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tag : 長州力 安生洋二 UWFインターナショナル 全面戦争

comment

Secret

No title

フィニッシュ直後、オーロラビジョンに長州の顔がアップになった(この画像の表情ですよね!)会場がどよめきましたよねぇ(^^)
ボクは試合よりも、そこが思い出に残っています。長州のあんな顔・・・すごかったぁ(^^;

しかし小力って似てませんでしたよね。そして長州知らない世代の、会社のヤツラがあれを長州だと思ってたのに虚しさを感じました。
小力、どっちかっていうと橋本の声に似てたような気がします。
って話がそれてますね、すいません(^^;

No title

この日は東京ドームに行ってましたよ。

長州人気は凄まじいものがありました。
安生には当然のようにブーイングの嵐でした。

この日の安生は自分の『仕事』をやり遂げた感がありましたね。
全盛期がもう少し後だったら…
総合とプロレスで大活躍してたでしょうね。
高山や中邑とともに…!?

No title

こんにちは
今週~来週中にはお送りできると思います
この試合、生で見ましたけど・・・普通に長州を応援してましたね(笑
垣原もまんま同じ負け方だったような・・・・

No title

この一戦が安生さんをふっ切れさせたんですよね。
いろいろの有り様を呈してるプロレス界で
自分を活かせる舞台を選ぶというのは、大事だけど
非常に難しいことなんでしょう。いや、何にでも通じますかね。

ああ、この人はやっぱりコレじゃないと!!、と思わせる
レスラーさんがいいですね。

>流星仮面二世さん

オーロラビジョンに長州の顔がアップになった…会場がどよめきましたよねぇ<あの時…信じられなかったですね。
私の回りみんな新日ファンで、もの凄い興奮でした。近くにいたサラリーマン集団が唯一のUインター側で、彼らも私と同様にうなだれてました。
この後のカッキー入場の時、喉が潰れるくらいに叫びましたよ。

しかし小力って似てませんでしたよね…どっちかっていうと橋本の声に似てたような気がします<彼のモノマネ自体が有田のコピーでしたからね。
長州に似てる人は私のお客様にいます。居酒屋の大将です。
ちょっとかわいいです(汗)

>kakutougi52さん

この日の安生は自分の『仕事』をやり遂げた感が<いろんな意味でそうなんでしょうね。
実際この後から安生の立ち位置は新日内で重要になりました。
普通ならあの敗戦でポイ捨てですよ、新日という団体は。

それにしても会場にいた方がけっこういますね。
もしかしてここ読んでる方の中にあの時の近くに座ってたスーツ集団の方がいるかも…

>Fさん

こんばんわ。

生で見ましたけど・・・普通に長州を応援してました<え? Fさん、そうだったんですか(泣)
私は意地になってUインター応援してましたよ。
でも随分違うな…とは思ってました。

>YYさん

自分を活かせる舞台を選ぶというのは、大事だけど非常に難しいこと<安生の場合は結局器用ビンボーになってしまったんでしょうかねぇ? 何でも出来た事で、食いっぱぐれなかったのと同時に総合やK-1では最後まで結果を出せませんでした。

ああ、この人はやっぱりコレじゃないと!!、と思わせる<そのこだわりを我々ファンは見てるんですもんね。

No title

こんばんは!当時は新日本を応援してた側なんですが(ごめんなさい・・)、新日ファンとしては最高の試合試合でしたね。安生はかなり悔しいんじゃないかと思ってコメントに注目してたんですが、まさかああくるとは。1本取られた感じがしました笑。

長州・・・キレてるように見えたんですけど笑。

>H.Tさん

こんばんわ。

新日ファンとしては最高の試合試合<本当にね、ホテルまで帰る道のりで何度も新日ファンが「1、2、3、ダー!」やってるのを見て、トラウマになりそうでしたよ。

長州・・・キレてるように見えたんですけど笑<キレてないんでしょうね。
試合途中から自信が漲ってました。
ことレスリングに関しては日本マット界で誰にも負ける気はしなかったんでしょう。
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Author:紫レガ 
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